鹿児島県の薩摩半島といえば開聞岳や池田湖などの観光地が有名です。

しかし、薩摩半島の最果て、枕崎市には知る人ぞ知る超珍寺「国見山大国寺」が存在しています。
お遍路さんが真面目に巡礼している霊場を珍寺と呼ぶのは気が引けるのですが、しかしここを珍寺と言わずしてどこを珍寺と言うのかというくらい変わった寺です。
2018年10月に訪問してきましたので、そのときの様子を紹介します。
アクセス
国見山大国寺の場所はここです。車でしか行けない場所なので、鹿児島市または指宿市からレンタカーをお勧めします。
枕崎市の幹線道路から外れ、山道を上っていくと寺院に到着する前にこういう地蔵菩薩が現れます。


さらに進むと巨大像が。


立て続けに衝撃を受け、期待に胸を膨らませながら車を走らせると目的地に到着です。
境内の風景
いよいよ国見山大国寺に到着しました。

早速中に入りましょう。もうこの時点で衝撃を受けまくりです。







本堂に続く階段を上がってみましょう。

階段の横にも素晴らしい造形物がいっぱい。

このオリジナリティあふれるセンスにノックアウト気味です。色合いも鮮やか。




仏像だけでなく犬まで作る細やかさ。

階段の横にはローソク祈願所もあります。


ローソク祈願所の建物は、屋上に上がることができます。

モデルは菊地亜美?

菊地亜美大仏に衝撃を受け、ようやく階段の上までたどり着きました。

こちらが本堂です。中に入ることもできるのですが、このときは檀家の人たちが大勢集まっていたようで、人の気配と読経の音が続いていたので遠慮しました。

弥力石というのもあります。


山の上なので景色はきれいです。

では、斜面の仏像を見ながら階段を下りましょう。

この寺院はスピーカーから常時不思議な音楽が流れています。このため目だけでなく耳でも珍寺全開です。
コンクリ仏を存分に堪能した後、猫に挨拶してお別れ。

本当に素晴らしい寺院でした。このコンクリ仏は一見の価値は十分にあります。
鹿児島県の最果てなので、なかなか行きにくいところではあるのですが、珍寺マニアだけでなく美術愛好家などもぜひ訪れてみてください。発想力を大いに刺激されるはずです。
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