静岡県の伊豆にある「怪しい少年少女博物館」をご存知でしょうか。東京に近く、テレビ番組などでもときどき取り上げられるのでB級スポットの中では一般に知られているほうだと思います。場所はここ。
私は2009年5月と2018年8月の2回、ここを訪問したことがあります。九州に住んでいると静岡県はなかなか行く機会がありませんが、関東在住の人ならわりと気軽に行けると思います。
アクセス
アクセス方法は以下の通り。
- 伊豆急行線の城ヶ崎海岸駅から徒歩10分
- 伊東駅から東海バスに乗り「池入口」で下車すると目の前
- 伊東駅からレンタカー
私は1回目は伊豆急行線、2回目は河津七滝でのキャニオニングに向かう途中に立ち寄ったのでレンタカーを利用しました。
伊豆急行線は地方在住の私でも驚くほど運賃が馬鹿高いので、人数が多い場合や同じ日に他のアクティビティも体験する場合はレンタカー利用もお勧めです。
館内の風景
では早速館内に入ってみましょう。
その前に、まず目に入るのがこちらの像。
もともとここは「ペンギン博物館」だったところを改装しているので、当時のオブジェが顔だけ作り変えて残されています。しかし足元の子供ペンギンはそのまま。
しかし外にもいろいろあるのでなかなか館内にたどり着きません。
ここまでで結構な時間を費やして、ようやく館内へ。
料金を払って館内に入ると、そこは別世界です。何というか、この雰囲気を一言で表現すると「雑多」。大量の収蔵品が溢れそうなくらい展示されていて、歩いているだけで押しつぶされそうなほど。
1階は北原照久のおもちゃ博物館にありそうなブリキ製玩具やらソフビ人形やら映画グッズやら。
しかし一山いくらという感じで無造作に置いてあるけど、考えてみればどれもそれなりの値段がするはず。総額でいくらなんだろう。
昭和レトロみたいなコーナーもあります。
昭和53年の中学一年コースの写真はピンクレディ。懐かしいし二人とも若い。あと予約特典が「ミーとケイからペッパー万年筆がもらえます」というのも時代を感じさせますねえ。
2階に上がってみましょう。
日本の妖怪のコーナー。ろくろ首はギミックなので緩慢に動いています。それから、のっぺらぼうなんて近くで見るとちょっとドキッとします。
「どうしました?」と声を掛けようとしたら人形。
唐突にタイガースのコーナー。館長は阪神ファンか?
この棚には日本人形。アップで見ると怖い。
こいつは何者なんだろう。
なんだか魅入られてしまう不思議な動き。駄目だ、ここにいたらずっと見続けてしまう。
上を見上げると妖怪ぬらりひょん。
月光仮面とけっこう仮面だ!
けっこう仮面のアップの写真は自粛。
1階に下り、続いて屋外にある怪しい夜の学校へ。
ここはお化け屋敷。センサーで反応してギミックが操作するという、意外にも(失礼)しっかりした作り。
しかしほぼ真っ暗なので写真はうまく撮れません。
トイレに行ったら誰か覗き込んでました。
こういう書籍も売られているので、土産にどうぞ。
日本のB級スポット(珍スポット)って、作った人は決してB級スポットを狙ったわけではなく、真面目に作ったのがなぜか一般的な感覚とずれていってマニア受けする不思議スポットになってしまったというケースが多いように思います。
それに対して、ここは明らかに最初からB級スポットを狙っているようなので、そこがちょっと気になる人もいるかもしれません。しかし、こんな不思議な場所は(ここと同じ人が運営している「まぼろし博覧会」を除けば)おそらく日本にないはず。
伊豆半島はダイビングやキャニオニングなどのアクティビティの宝庫なので、このページを見て興味を持った人はその途中に立ち寄ってみてください。
営業情報
開館時間 | 午前9時~午後5時 |
入館料 | 大人1,000円/小・中学生600円 |
住所 | 〒413-0231 静岡県伊東市富戸街道下1029-64 |
電話番号 | 0577-51-8800 |
休館日 | なし(年中無休) |
公式サイトに100円割引券があるので訪問の際は利用してください。公式サイトはこちら。
2009年の訪問記は当サイト本館に載せています。
コメント