熊本県球磨村に九州で一番長い観光洞の球泉洞があります。
一般的な観光コースの他にヘルメットと長靴を着用して入る探検コースがあり、2016年7月に体験してきたのでそのときの様子を紹介します。
(注)2020年7月の豪雨により球磨川沿いのエリアも大きな被害を受けています。球泉洞は洞窟内は無事だったそうですが、洞窟に続く通路や建物が浸水しており、当面の間は休業中だそうです。訪問の際は以下の公式サイトで最新情報を確認してください。
(2022年7月 追記)2022年4月、1年9ヶ月ぶりに再開されたそうです。
一般コースの料金は大人1,100円、中学生800円、小学生600円です。
こういう電飾があると、とたんにチープな感じになってしまうのはなぜでしょうか。
いや、もちろんきれいなんですけどね。
洞窟内の主な風景を紹介します。さすが九州最大の観光鍾乳洞だけあって、鍾乳石やフローストーンやリムストーンは見事です。
ホマーテ型石筍とは「盃を伏せたような形の石筍で頂上は小さいプールになっています。上から落ちてくる水が多いときに出来ます」だそうです。
いったん入口に戻り、続いて探検コースの申込みを行いました。料金は800円。
なお、探検コースは事前の予約は必要なく、当日直接申し込むことができます。ヘルメット、ヘッドランプ、長靴をレンタルして探検コースの入口へ。
ここから本格的な洞窟探検の様子を紹介したいところですが、そもそもここは観光洞の中なので探検コースといってもお気楽なものです。ガイドの方について洞窟内を進みますが、アップダウンはそれなりにあるものの、体が濡れるようなことはありません。
家族でも気軽に参加できる探検コースなので、まあこんなものでしょう。
この日は前日までの雨で洞窟内の川が増水しており、途中までしか進めませんでした。本来はこの先にも進めるのですが、ここからは流れが速いということで引き返します。
個人的には若干消化不良気味でしたが、しかし探検気分は面白いものです。レンタル品を返却し、洞窟探検は終了。
球泉洞を出発して球磨川の対岸に渡ると、水が流れだしている場所が見えます。
これは、先ほど探検コースを流れていた地底の川が地上に現れている場所。いつもはもっと静かな流れらしいのですが、この日は滝になっていました。
近くに球泉洞吊橋「コウモリ橋」が見えます。2012年の台風で被災して通行不可になっていましたが、2020年6月に再開したそうです。
ケイビングというほどの体験ではありませんが、球泉洞の探検コースもお気楽な洞窟探検として楽しめます。家族でちょっとした冒険を楽しみたいという人にはお勧め。
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