【台湾の地獄寺 / 極私的おすすめ度ランキング】

前の記事で「タイの地獄寺ランキング」を紹介しましたが、タイほど多くはないものの台湾にも魅力的な地獄寺があります。それぞれの地獄寺は当サイト本館の詳細な旅行記に訪問記を載せていますが、まとめて見るのは不便な形になっています。

そこで、タイに続いて「極私的ランキング台湾編」を作成してみました。各ランキングの地獄寺には、本館の旅行記へのリンクを載せています。

もちろん、タイ編と同様これはあくまで個人的な嗜好に基づくランキングなので、人によって好みは分かれると思います。台湾の地獄寺に興味がある人は、ちょっと参考にしてみて下さい。

1位 麻豆代天府

1位は台湾南部、台南近郊の麻豆(マートウ)という町にある麻豆代天府。台南からバスで1時間ほどかかります。バスの本数が少ないため、行きにくい地獄寺かも。

麻豆代天府は2005年と2014年の2回、訪問しました。ここの最大の見どころは、十八地獄の地獄風景と龍の体内にある天堂風景。どちらも電動アトラクションが実に見事で、地獄寺マニアなら必見です。

また、2005年の訪問のときは「血まみれの奇祭」を偶然見ることができました。どういう祭りだったのかは今でもはっきりとはわかりませんが、いつかまた遭遇してみたいものです。

2位 金剛宮

2位は台湾最北端の石門という町にある金剛宮。台北近郊の淡水という町からバスで訪問できます。

ここは2008年と2019年の2回、訪問しました。地獄エリアはそれほど広くはなく、電動アトラクションもないのですが、この寺院は魅力的な神像や羅漢像などが満載です。そして、ここの名物は何といっても「目から手が~!」の神様。これは必見です。他にも、神様たちの授業風景なんて他では見られません。

おそらく、台北からもっとも行きやすい地獄寺なので、台湾旅行の際は訪問してみて下さい。

3位 南天宮

3位は台湾中部、台中近郊の彰化という町にある南天宮。彰化は「八卦山」という大きな大仏がある寺院が観光スポットになっていますが、その近くにひっそりと地獄寺があります。

ここは2005年と2016年の2回、訪問しました。この寺院には、麻豆代天府と同様の電動アトラクションによる地獄風景があります。そして、それに続く「魔界怪譚」というお化け屋敷。それほど広くはありませんが、子供に戻ったような気持ちで楽しめる寺院です。

4位 大崗山超峰寺

4位は台湾南部の高雄近郊にある大崗山超峰寺。鉄道駅から離れた場所にあるため、ちょっと行きにくいかも。

ここは2018年に訪問しました。電動アトラクションはありませんが、リアルな地獄風景が作られています。他にも、屋外に「釈迦の一生」がたくさんの人形を使って再現されていたり、見事なレリーフがあったり、かなり楽しめる寺院です。

番外編

続いて、番外編として「地獄寺ではないものの、ぜひ訪問してほしいスポット」を紹介します。

浄土洞窟(高雄 / 佛光山)

台湾南部の高雄近郊に「佛光山」と「佛陀祈念館」という仏教寺院があります。この2つは隣り合った場所にあり、どちらも敷地面積は相当に広大です。

その中の佛光山に「浄土洞窟」というそれはそれは素晴らしいスポットがあります。名前からわかる通り地獄ではなく極楽風景ですが、本当に言葉が出ないほど感動します、隣の佛陀祈念館と併せて、高雄に滞在する際は最大級のおすすめ観光地です。

(注)2019年時点で、浄土洞窟は改装中のため閉鎖されているという情報があります。訪れる際は、最新情報を確認してください。

捜奇博物館(淡水)

台湾には、名前からしてB級スポットとわかる「捜奇博物館」が何ヶ所かあります。そのうちの2ヶ所を訪れたことがあるので、まずは台北近郊の淡水という町にある捜奇博物館を紹介します。

内容はというと、まあ怪しげな展示物の山。あの「ムー」みたいな世界といえばわかると思います。怪しさ大爆発という世界を見たい人はぜひ。

2019年に訪問したときは、姉妹館らしい「失恋博物館」も見てきました。

捜奇博物館(旗津)

高雄の市街地から見て港の対岸に、旗津という海産物で有名な地区があります。レストランが並んで観光客が大勢歩いているというメインストリートに、突如として捜奇博物館が現れます。

淡水の捜奇博物館と姉妹館みたいで、こちらも内容は怪しげな展示物の山。高雄に滞在する際は、渡船で旗津地区へも行ってみて下さい。

あとがき

個人的に台湾は大好きな旅行先なので、数年おきに訪れています(2020年からはコロナの影響でどこにも行けていませんが)。ここで紹介したスポットの他にも、台湾には面白い寺院やB級スポットが満載なので、社会状況が落ち着いたら、また旅行したいものです。このページにも、変わった観光地が見つかれば追加していきます。


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