【対馬の目保呂ダム馬事公園で飼育されている対州馬を紹介します】

韓国人が激減した対馬に今こそ日本人が行くべきと考え、2019年11月に旅行してきました。メインの目的は対馬の名峰「白嶽」登山でしたが、他に目保呂(めぼろ)ダム馬事公園で対馬の固有馬「対州馬」を見てきたので紹介します。

厳原町の中心から車で1時間半ほどかかります。途中に対馬空港があるので、飛行機で帰る場合は滞在最終日に厳原~馬事公園~空港と移動すると効率がいいかもしれません。

目保呂ダムに沿ってしばらく走ると到着します。

目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園

車を停め、まずは馬場へ。

目保呂ダム馬事公園

このときはスタッフの人が乗っていました。

目保呂ダム馬事公園

ネット上で検索すると「引き馬」「乗馬指導」「リバーサイドトレッキング」「目保呂散策トレッキング」が体験できることになっていますが、このときは引き馬だけしかやっていないということでした。

私は趣味として乗馬をやっているので本当はトレッキングを体験したかったんでですが、ここは諦めて馬の見学のみ。

目保呂ダム馬事公園

対州馬については、ネット上の説明を引用しておきます。

対馬固有の貴重な在来馬・対州馬(たいしゅうば)。

急峻な地形の対馬において、人の移動や荷物の運搬、農耕などに活躍してきた馬で、体高は約1.2m。蹄鉄を必要としない頑丈な蹄、温順な性質、粗食に耐えることなどから、島の生活に欠かせない動物でしたが、自動車の普及と機械化時代の到来により数が激減しました。

現在は対州馬保存会が中心となり、保存活動を行っています。対馬北部の「目保呂ダム馬事公園」では対州馬を飼育しており、曳馬・乗馬などの体験をする事が出来ます。

競馬で見るようなサラブレッドと比べて、ずんぐりとした体形がかわいい。

目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園

ちょっと警戒しながらこちらを見ている駿太。

目保呂ダム馬事公園

厩舎の中にも入れます。

目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園

ずんぐりとした体形がよくわかる写真。

目保呂ダム馬事公園
目保呂ダム馬事公園

かわいいですねえ。

目保呂ダム馬事公園

現在は頭数が激減し、また飼養者の高齢化も進んでいることから絶滅の可能性もあるそうです。ここでは対州馬グッズも販売されているので、種の保存のためにも対馬を旅行する際は目保呂ダム馬事公園に立ち寄ってほしいと思います。


せっかくなので、厳原から目保呂ダム馬事公園に向かう途中にある観光地も紹介しておきます。

まずは浅茅湾(あそうわん)。

浅茅湾

ここは複雑な入り江と 多くの島からなるリアス式海岸が見られる場所。「パラオのロックアイランドに似ている」という人もいます。

浅茅湾

見方によってはロックアイランドかも。パラオまで行かなくても、日本でこういう景色が見られます。

浅茅湾
浅茅湾

私は2014年にパラオへ行ってきたんですが、下の写真などはパラオに似ているといえるかも。

浅茅湾

パラオと比較しなくても、なかなか風光明媚なところなのでお勧めです。


こちらは和多都美神社。彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が祀られています。

和多都美神社
和多都美神社

5つの鳥居のうち2つは海中に建てられています。潮の干満によって景色が変わるそうです。

和多都美神社

対馬が韓国人観光客であふれていたころは和多都美神社にも大勢やってきていたそうなんですが、鳥居が並んで大きな日の丸が掲げられるという日本の象徴のような神社も普通に観光していたんですねえ。ちょっと意外な気がします。


対馬を観光するときは車が必須なので、レンタカーが便利です。私はここで予約しました。

今は韓国人が激減したので、対馬は静かな環境に戻っています。こういう時こそ、ぜひ多くの日本人に対馬を旅行してほしいと願っています。

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