一般にはほとんど知られていないと思いますが、佐賀市内に「陽石」が置かれている神社が2ヶ所あります。どちらも佐賀大和インター付近にあるので、併せて訪れると便利です。境内の風景をそれぞれ紹介します。
與止日女神社
最初は與止日女(よどひめ)神社。場所はここ。
では、神社に入ってみましょう。
まずは本殿に参拝。
嘉瀬川という川沿いにある神社で、周囲の風景はなんとものどかです。ちなみにこの嘉瀬川ですが、毎年11月に河川敷で佐賀バルーンフェスタが行われる川としても知られています。ここは、バルーンフェスタの会場よりも上流部分になります。
参拝を終え、続いて陽石を見てみます。こちらが、神社内にひっそりと安置されている「金精さん」という陽石。
金精さんの由来が書かれていました。
自然石なので、あからさまに男性シンボルとわかるような形はしていません。ちょっと先端が尖りすぎているような気もしなくはありませんが、まあ確かに陽石です。ここで「いつまでも元気でいられますように」と参拝。
金精さんにお参りして、しばらく境内を散策してみました。金精さんの横にある「與止日女神社大楠」は、樹齢1450年と書かれています。
いい枝っぷりですねえ。1000年以上生きていても、これだけ元気なのはすごい。自分もあやかりたいものです。
金精さんと大楠の両方にお参りすると、元気が2倍になるかもしれません。「勢いがなくなってきた」と自覚している人などは、ぜひここで参拝することをおすすめします。
神社の公式サイトはこちら。
男女神社
続いて男女(なんにょ)神社。名前からして陽石と陰石がありそうです。場所はここ。
高速道路に並行している一般道から、横道に入るところに案内板があります。先へ進むにしたがって道は細くなり、最後は山道を登っていくことになります。
駐車場に車を停め、神社へ。山の上なので、ここからは佐賀平野が一望できます。この景色を眺めるだけでも、この神社へ来る価値はあると言えます。
駐車場から少し歩くと、男女神社があります。
では、鳥居をくぐって神社に参拝してみましょう。
こちらが本殿。
本殿の前に狛犬がありますが、その手前に馬がいました。こういう神社は珍しい。
近くで見ると、目つきがなんだか間抜け。
参拝を終え、続いて本殿の横へ。ここに目当ての物件があります。こちらが、この神社に奉納されている鞘の神。
鞘の神についての説明書きがありました。子授け、子孫繁栄、夫婦円満、安産の神で、つまりモチーフは陽石と陰石。
陽石はわりとわかりやすいんですが、陰石はちょっと微妙ですかね。
與止日女神社の陽石と比べると可愛らしい感じです。
與止日女の金精さんと同様、鞘の神に「いつまでも元気でいられますように」とお願いし、佐賀平野を眺めながら神社を後にしました。
神社の公式サイトはこちら。
今回紹介した2つの神社は、陽石や陰石を訪ね歩く人にとってはどちらも小ネタのようなものです。しかし神社ののどかな雰囲気は非常にいいので、佐賀市を訪れたときには立ち寄ってみて下さい。
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