バルト諸国旅行記(8日目)

(1999.7.10) Riga ~ Moskow ~

早朝5時頃に起床。しばらくしてノックがあり、フロントの女性が起きているかどうかの確認に来てくれた。朝食は取らずに6時頃空港へ。

リガ空港

空港でモスクワ行きアエロフロートのチェックインを済ませ、荷物をひとつ預けた。カメラなどは機内持ち込みとし、貴重品は入れていない。”NRT” と書かれたタグを渡されたので、荷物は成田で受け取ればいいようである。

出国手続きを済ませて、それほど広くない待合室へ。待合室からは、エアーバルティック機やアエロスイート機などが見える。旧ソ連地域では、空港内の写真撮影は禁止されていることが多いようだが、リガ空港では写真を撮っていても何も言われなかった。

エアーバルティック機(リガ空港)
アエロスイート機とトランスアエロ機?(リガ空港)

やがて出発時間になり、ゲートからバスに乗って飛行機へ。モスクワ行きのアエロフロート184便はやや小型で、シートは2列+2列。後でインターネットで調べたところ、旧ソ連製の「ツポレフ」という飛行機のようだった。搭乗率は50%ほどで、隣は空席。

定刻にリガ空港を離陸。約2時間のフライトで、モスクワ・シェレメチェボⅠ空港に到着。着陸のときはずっと外を見ていたのだが、無事に着陸したので機内に目をやると、空席になっている座席の背もたれがすべて前に倒れていた(私の隣の席も同様)。どうやら、背もたれは前方向には固定されていないようなのである。こういう飛行機ははじめて見た。

タラップを降りてバスに乗るとき、近くにいた係員に写真を撮ってもいいかどうか尋ねたのだが、冷たく首を振られてしまった。というわけで、リガ~モスクワ間の飛行機の写真はない。リガ空港で撮ればよかった。

バスでターミナルⅠへ移動。接続が悪く、成田行きの便まで待ち時間が12時間ほどある。この時間を利用してモスクワ市内へ出てみようかとも考えていたのだが、ロシアのトランジットヴィザを用意していなかったこともあり、諦めた。飛行機の乗り継ぎでモスクワに来ることは、今後何回もあるだろう。

ターミナルⅠ~Ⅱ間の連絡バスのカウンターで手続きし、バスに乗って成田行きの便が出るターミナルⅡへ。滑走路の端を大回りして、滑走路の反対側にあるターミナルⅡに到着。

この後、トランジットエリアで出発時間まですごすことになるのだが、やはり12時間は長かった。免税店でウォッカを買ったり、アイリッシュパブでアイリッシュコーヒーを飲んだりしてなんとか時間をつぶしているうちにようやく出発時間になり、成田行きアエロフロート587便に搭乗。アイリッシュコーヒーが効いて、うとうとしていたら、いつのまにか離陸していた。