国内旅行編(愛知 / 田縣神社豊年祭、間々観音、他)

毎年3月15日に愛知県小牧市の田縣(たがた)神社で「天下の奇祭」として有名な豊年祭が行われる。以前からぜひ一度見てみたいと思っていたので、忙しいのに無理して有給休暇を取り、出かけることにした。

青春18きっぷが使える時期なので移動手段は主に鉄道だが、往路の福岡~大阪間だけ飛行機を利用した。これは列車だけだと名古屋到着が深夜になるのと、航空券が特割で購入できたため(1万1千円)。

これで準備はできたが、無理に休みを取ったため出発日の午前4時過ぎまで仕事をすることになってしまった。結局、この日は徹夜。


朝5時半過ぎに家を出て、佐世保から高速バスで福岡空港へ。この旅行の前年からだったと思うが、佐世保~福岡の高速バスが福岡空港を経由するようになったので、かなり便利になった。

9時40分発の日本エアシステム602便で大阪伊丹空港へ。伊丹空港へ来たのは20年ぶりくらいではないかと思う。前回来たときの記憶はほとんどないが、関西空港ができたためにやや閑散としているようだ。

空港からバスで大阪駅へ。大阪から青春18きっぷを使い、関西本線の加茂行き快速列車に乗ったのだが、このあたりで徹夜の影響が出て熟睡していたらしく天王寺や奈良についてはまったく記憶がない。大阪を出たときは満員だったが、気がついたら木津駅付近で列車内は閑散としていた。

加茂駅では50分近い待ち時間があったので、駅付近を歩いてみたのだがまったく何もないところだった。駅へ戻って時間をつぶし、1両編成のワンマン列車で亀山へ。関西本線では加茂~亀山間だけが非電化になっている。列車内はほぼ満員で、しかもロングシートなので景色を見ることができなかったのが残念。

亀山から名古屋行きの普通列車で名古屋へ。夕方5時ごろ名古屋に到着した。この日は金山駅近くのカプセルホテルに宿泊。


名古屋には3泊したが、そのうち15日だけは楽天トラベル(この旅行当時の名前は「旅の窓口」)で予約していた。

予約したのは「ホテルティファニー」という名前のホテルで、宿泊料は3850円。(これは旅の窓口で予約したときの値段。通常料金はもっと高い)

この値段で部屋はダブル(ツインではない)、部屋の内装は華美で、浴室は驚くほど広い。場所は名古屋駅から徒歩15分くらいで、歩いていると「お兄さん、お兄さん」と声をかけられる一帯にある。これでだいたいわかったと思うが、つまりここは ラブホテル なのである。こういうホテルが旅の窓口に登録してあるのは意外だったが、この種のホテルには泊まったことがないので好奇心もあって予約してみた。

チェックイン、チェックアウトの際は、誰にも顔を合わせずに済むようになっている。風呂もトイレも広くてきれいだし、広いダブルベッドに1人で寝るのは気分のいいもの。いくつか置いてあるアダルトグッズのパンフレットやベッド脇のコンドームを気にしなければ、むしろビジネスホテルに泊まるよりいい。

この設備でこの値段なら、かなりお薦めといえる。名古屋に出かける際はぜひどうぞと言いたいが、ホテルに入る際に多少は勇気が要るかもしれない。


それでは、訪れた場所をそれぞれ紹介する。