国内旅行編(佐賀 / 太閤道一里塚)

佐賀県唐津市佐志というところに「太閤道一里塚」というスポットがある。インターネットでいろいろと調べているときに偶然見つけ、大きな道祖神があるということだったので行ってみた。


唐津市佐志という所在地だけはわかっていたが、詳しい場所はわからない。道路地図で見ると唐津市街から呼子町方面へ向かう途中に佐志という地名があったので、とりあえずこの付近へ行ってみることにした。

とりあえず佐志地区には着いたものの、佐志地区もかなり広い。まずは海沿いを探してみたが、それらしいものは見つからない。続いて山道を登り、あちこちを走り回ってみたが、やはり見つけることができない。結局「道の駅」で聞いてみたところ「赤いとまと」という店の前にあることがわかり、探し始めてから1時間近くかかってようやく目的地に到着することができた。

赤いとまとの前の駐車場に車を停め、道祖神へ。実は探し回っているときにこの前を一度通っているのだが、下の写真のように木に覆われているので気付かずに通り過ぎてしまっていた。

では、正面から道祖神を見ることにする。石碑に刻まれていた碑文によると「豊臣秀吉は朝鮮出兵にあたり肥前国名護屋城を前進基地とし、自らここへ来て指揮を執った。そして、大阪との連絡のために名護屋城大手門を起点にして一里ごとに早飛脚二名を駐在させ、六日間で連絡を取った。この地は、起点から三番目の一里塚にあたる。江戸時代には、ここは唐津と名護屋を結ぶ名護屋街道となり、旅の安全を念ずる庚申塚が建てられた。この塚は男女のシンボルをその御神体としており、それを再現したもの」となっている。

「太閤道」という名前から予想される通り、豊臣秀吉に関係するスポットだった。

林立するシンボル。男性版はもちろん、女性版もなかなかリアルだと思う。苦労してこの場所を探し出した甲斐があった。

キューピー人形がいくつも置いてあるところが面白い。「子宝神社」という文字があるので、これらのキューピー人形はあるいは子宝に恵まれた人からの供え物なのかもしれない。

男性版の裏と表のアップ。わりと細かい部分まで実物と同じように作られているのがわかる。

こちらが「赤いとまと」という店。営業中となっているのだが、入口に鍵がかかっていて誰もいなかった。何か配達にでも出かけているのかもしれない。

この店ではシンボル飴が売られているという情報もあるが、閉まっていたので確認できなかった。しばらく待っていても誰も来なかったので帰ることにしたが、この店に入ることができなかったのが残念。近いうちにまた来たいものだ。

(2008.9.14)