バングラデシュ旅行記(2009年11月)

旅行の動機

インターネットで世界の乗り物について調べていたとき、バングラデシュに「ロケットスティーマー」という船があることが分かった。「世界で唯一、遊覧船ではなく定期航路を運航している現役の外輪船」という言葉に強く惹かれ、それ以来「いつか乗ってみたい」と思うようになった。

そこで、2009年5月にバングラデシュ旅行を計画したのだが、このときは直前になって仕事の都合で行くことができなくなってしまった。そのため、半年後の11月、改めてバングラデシュ旅行を実行することにした。

結果的に、バングラデシュで最も暑い4~5月の時期を避けることができ、かなり快適に旅行することができた。

旅行前の準備

福岡からバングラデシュのダッカへは、香港やシンガポールを経由すれば行くことができる。シンガポール航空の場合は乗り継ぎの都合で1泊する必要があり、今回はバングラデシュ滞在を少しでも長くしたかったのでキャセイパシフィック航空の香港経由にした。値段はすべての諸経費を含んで108,145円。

バングラデシュ入国にはビザが必要で、到着時に空港で取得できるという話もあるのだが、これについてはかなり流動的で取得できないときもあるそうである。今回は、安全を考えて事前に取得しておくことにした。旅行会社に代行を頼んで、料金は6,200円。

宿泊先については、初日はダッカ到着が夜遅くなるので、空港の近くのホテルを予約しておくことにした。しかしながら、今まで何度か利用してきた楽天トラベルやオクトパストラベルでは、さすがにバングラデシュのホテルは扱っていなかった。

そこで、調べてみたら「日通ペリカントラベルネット・バングラデシュ店」というサイトが見つかり、ここで「バングラデシュ・トラベルホームズ」というホテルを予約しておいた。料金は35ドル。

(注)2020年の時点で、日通ペリカントラベルネット・バングラデシュ店はなくなっているようです

このサイトを見ていると、あのシェラトンホテルに166ドルで泊まれることに気付いた。シェラトンホテルが1万5千円ほどとは、かなりお得に思えたので滞在最終日に予約しておくことにした。旅行中はおそらく安宿ばかり泊まり歩くことになると思うので、最終日にこういう楽しみを残しておくのもいいもの。

バングラデシュは、あの「地球の歩き方」シリーズが出版されていない数少ない国だが、日本語のガイドブックがひとつだけ存在する。私ももちろん購入したが、おそらくバングラデシュを訪れる日本人のほとんどが、この本を持っているものと思われる。私にとってバングラデシュは33ヶ国目だが、地球の歩き方が出版されていない国へ行くのは今回が初めてになる。

この旅行の1年後の2010年10月、とうとう地球の歩き方バングラデシュ編が出版されてしまった。「あの地球の歩き方が出版されていない国」というのがマイナーな国の代名詞だっただけに、これでバングラデシュ旅行もメジャーになってしまうのかと思うと、ちょっと複雑な気持ちになる。おそらく、今後はバングラデシュでも日本人旅行者を多く見かけるようになるだろう。

今回の旅行の目的はロケットスティーマーなので、あとはチケットの入手場所、入手方法等をインターネットで調べておいた。チケットを無事に入手できるかどうか少し不安もあるが、こればかりは行ってみないとわからない。うまくいくことを期待しながら、バングラデシュへ行くことにした。

旅行記

日付都市名
2009.11.14(土)福岡~台北~香港~ダッカ
2009.11.15(日)ダッカ~クルナ
2009.11.16(月)クルナ~バゲルハット~クルナ
2009.11.17(火)クルナ~
2009.11.18(水)(ロケットスティーマー)
2009.11.19(木)~ダッカ~クミッラ
2009.11.20(金)クミッラ~ダッカ
2009.11.21(土)ダッカ~ショナルガオ~ダッカ
2009.11.22(日)ダッカ
2009.11.23(月)ダッカ~香港~台北~福岡