国内旅行編(島根 / 出雲大社)

山陰旅行2日目。1泊2日の旅行なので、この日の夕方の便で福岡へ戻ることになる。鳥取の名所といえば、前日に見た水木しげるロードの他は鳥取砂丘くらいだが、さすがに砂丘へ行く時間はない。そこで、この日は空港に近い島根県の出雲大社へ行ってみることにした。

米子駅から列車で出雲市駅へ移動し、一畑電鉄に乗り換えて出雲大社駅へ。一畑電鉄は絵に描いたようなローカル鉄道で、乗っていると楽しい。

出雲大社駅から歩いてすぐのところに出雲大社がある。縁結びの神様として全国でも有名だが、実際に訪れたのは今回が初めて。

では、鳥居をくぐって先へ進むことにする。しばらくは林の中を参道が続き、やがて大きな本殿が見えてくる。さすがに有名な神社だけあって参拝者はかなり多い。

本殿に到着し、ここで二礼二拍手一礼で参拝。今は「平成の御遷宮」の最中ということで、この本殿は仮殿になっている。新しい本殿が完成するのは平成25年ということだった。

参拝を終え、境内を散策してみた。神楽殿の横には大きな国旗掲揚台があり、ここに国内最大の日章旗が掲げられている。聞くところによると、NHK が放送を終えるときに映される日の丸はここで撮影されたらしい。

神社内では、ちょうど結婚式が行われていた。遠くから眺めただけだが、やはりこういう神社で結婚式を行うというのは憧れるものなのだろうか。

境内には、あちこちに絵馬が奉納されている。このところ神社へ来ると絵馬を見るのが楽しみになっているので、ここでも面白い絵馬を探してみた。やはり縁結びの神様だけあって恋愛ネタが多く、かなり楽しむことができた。

以下、ここで見つけた絵馬を載せておく。

どういう意味?

これもどういう意味?

これは直球勝負。

「外国人顔」がポイント。さらに3回繰り返し。

お金>川上くん。

これは悲しすぎます。あと、ペンネームで検索しても見つかりませんでした。作家になれなかったのかなあ…

採用されるといいですね。

店長の幸せまで一緒に願っているところが偉い!

研究者の夢ですね。

いったい何があったのでしょうか…(今はすべてが収まるべきところに収まっていることを願っています)

そして、ここで見つけた絵馬の中でもっともすごかったのがこれ。狭いスペースにこれだけの文字を書き込む気合に感動する。それに、34歳にもなってよくまあこれだけの望みを並べられるものだ。

「生理的に受け入れられる人」というのが一番のポイントらしい。

昼過ぎまで神社を散策した後、そろそろ出発の時間が近づいてきたので、空港へ向かうことにした。出雲大社というより絵馬の紹介がメインになってしまったが、本当に世の中にはいろいろな人がいるので、絵馬を見ていると楽しくて仕方がない。今後も各地の神社で絵馬の写真を収集していきたい。


出雲大社から出雲空港行きの直行バスがあるというのは調べていたので、いったんバスセンターに移動した。近くの土産物店でいくつか土産物を買った後、バスで空港へ移動。

午後5時の便で出雲空港を出発し、福岡へ戻った。山陰地方はなかなか来る機会のないところだが、今回訪れた水木しげるロードと出雲大社はかなり面白いスポットだった。また再訪したいものだし、いつか隠岐諸島にも渡ってみたい。

(2010.5.30)


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