グアテマラ&ベリーズ旅行記(アルトゥン・ハ)

ベリーズ滞在最終日。この日の夕方の飛行機でダラスへ出発することになる。それまで、午前中にアルトゥン・ハ遺跡を見て午後はセスナ機のフライトで上空からブルーホールを見ることにしている。


朝7時に起床。ホテルをチェックアウトし、8時にドライバーが迎えに来たのでアルトゥン・ハへ向かって出発した。ドライバーは30~40代くらいの男性で、後部座席には彼の息子(小学生くらい)が乗っていた。英語の聞き取りは苦手なほうなので、移動中にドライバーが話しかける相手が私なのか息子なのかよく分からず、混乱することが何度もあった。

途中までは整備された幹線道路を走っていたが、途中から旧道に入り、両側にジャングルが迫ってくるようになった。すれ違う車も少なく、今はあまり整備されていないような気がする。

約1時間でアルトゥン・ハ遺跡に到着した。遺跡の入場料は送迎料金に含まれているので、ドライバーからチケットをもらって中に入る。最初に見えるのは Water of the Rock という表示。自然の起伏のようにも見えるが、これも遺跡らしい。

少し歩くと神殿が見えてきた。遺跡内はかなりよく整備されていて、芝生の広場を神殿が囲むような構造になっている。

アルトゥン・ハが栄えたのは AD250~900年頃。メキシコのテオティワカン遺跡との類似性が見られることから、当時この地域で広範囲に交流があったことがわかっている。また、ベリーズを代表する遺跡として国産のベリキンビールのラベルにも描かれている。

とりあえず神殿に登ってみた。

神殿の上からは地平線までジャングルが続いているのを眺めることもできる。かなり雄大な眺め。

神殿の上にこういう石舞台のようなものが作られている。実は、これはかつて太陽神に生贄を捧げた場所だという。それを考えると近くで見るのが少し怖い気がする。

それから、こういう高い場所へ来ると下を見下ろした写真を撮りたくなる。当サイトではおなじみの、自分の足先が写るように撮った写真。

神殿を下り、さらに散策してみた。途中、遺跡の敷地から道が延びていたので少し歩いてみることにした。ジャングルの中なので道は薄暗い。

道は先まで続いているようだが、地面がぬかるんできたので少し歩いたところで引き返すことにした。この道がどこまで続いているのかはわからない。

遺跡内に戻り、さらに散策。かなりきれいに整備されているので歩きやすい。グアテマラで見たティカルと比べると規模は小さいが、神殿などは見事なものだと思う。

遺跡の端にこういう丘があったので登ってみることにした。

丘の上からの眺め。ここからは遺跡内が一望できる。先ほど登った神殿をアップで撮ってみた。

一通り歩いた後、遺跡内にあった樹木の下で休憩。木陰に椅子が置かれていて、座っているとかなり涼しい。植物には詳しくないので木の名前はわからないが、枝が水平に広がっているので休憩するには最適だと思う。

この後も、ときどき休憩しながら遺跡内を散策した。ティカルを見た後だけに規模はそれほど大きいとは感じられなかったが、しかし非常にきれいな遺跡だった。ベリーズシティから日帰りで行ける距離には、このアルトゥン・ハ遺跡のほかに「ラマナイ」という遺跡もあるので次回の旅行の際は訪れてみたい。

午前10時、アルトゥン・ハ遺跡を後にして最後の目的地の国内線空港へ出発した。