グアテマラ&ベリーズ旅行記(ベリーズバリアリーフ)

ベリーズの沖合いにオーストラリアのグレートバリアリーフに次いで世界第2位の規模を持つベリーズバリアリーフという珊瑚礁が広がっている。

ダイビングやシュノーケリングのツアーが毎日出ていて、キーカーカーから70キロの距離があるブルーホールまで行くと1日ツアーになるが、キーカーカー沖の半日ツアーでも手軽にシュノーケリングを楽しむことができる。


午後2時に出発予定だったが、雨雲が近づいてきているのが見えたので雨が通り過ぎるまでダイビングショップの中で待機。雨が止んだあと、2時半に出発した。他のツアー参加者はメキシコ人3人(夫婦と夫の妹)とハワイから来たアメリカ人夫婦。このアメリカ人夫婦はわりと日本通で、片言の日本語を話すことができた。私はハワイには学生時代の乗船実習で行っただけなので、もう20年ほど前になる。ハワイのことを話しているうちに久しぶりにハワイへ行きたくなった。

やがて最初のスポットに到着した。海は素晴らしくきれいで、それほど深くはないので海底をエイが泳いでいるのが見える。

では海に入ることにする。ツアー客へのサービスとしてガイドがえさの魚を撒いたので、エイや小型のサメが集まってきている。こんなにたくさんのエイを見られるとは思っていなかったので、足元をたくさん泳いでいる姿を見たときは感動した。

エイといえば危険な生き物と思う人も多いかもしれないが、ここでは足に当たっても特に問題はなかった。サメも大人しいもの。

しかしエイやサメをこんなに近くで見ることができるとは思わなかった。ツアーに参加して本当によかったと思う。

船に上がって少し休憩し(ガイドが軽食としてオレンジを出してくれた)、次のスポットへ移動。こちらは先ほどの海域より少し深く、海底には珊瑚がある。透明度が高いので泳いでいる魚もよく見える。

シュノーケリングは面白いのだが、しかし朝4時に起きて長距離の移動を終えた後なので、なんだか疲れてきた。この後、移動した3ヶ所目のシュノーケリングスポットは少し波が高く、泳いでいるうちに疲労がピークになった。それにフィンがこすれて足の甲が少し痛い。翌日のブルーホールツアーでは靴下の上からフィンを履くほうがよさそうな気がしてきた。

3ヶ所でのシュノーケリングを終え、午後5時にキーカーカーに帰着した。最後は疲労困憊になってしまったが、しかし面白かった。2時間半程度のツアーだが、エイの群れを見ることができるし、手軽なシュノーケリングとしておすすめ。

ガイドと他のシュノーケリング参加者に挨拶して別れ、いったんホテルに戻った。


午後6時半に外出し、しばらく散策してみた。この時間はかなり涼しく、多くの旅行者がメインストリートを歩いている。ところどころに小さなスーパーマーケットがあるが、その多くは華僑の経営らしく店員は中国系の人たちだった。

このように、この町では華僑の人たちは時々見かけるが、しかしながら日本人はまったく見ない。滞在している旅行者は欧米人ばかりで、結局キーカーカーに3泊する間に日本人は1人も見なかった。これだけ世界中にいる日本人旅行者がいないというのも驚きで、ベリーズが日本人にとってこれほどマイナーな国とは意外だった。

昼に続いてトロピカル・パラダイスで夕食にして、さらに少し歩いてみた。メインストリートでは犬も多く見かける。

夜8時にホテルに戻り、この日に続いて翌日も早朝に起きる必要があるためシャワーを浴びて夜9時に就寝。