グアテマラ&ベリーズ旅行記(サンペドロ)

キーカーカー滞在3日目。この日はキーカーカーの北にあるホール・チェン海洋保護区でのシュノーケリングツアーに参加することも考えたが、しかし今回の旅行では早朝起床が何日も続いているため、かなり疲れが溜まってしまった。

そこでシュノーケリングは諦め、キーカーカーの北にあるサンペドロへ往復するだけにしておいた。バックパッカー向けのキーカーカーとは違い、サンペドロは少し高級なリゾートという感じだった。


朝9時に起床し、10時にホテルを出発。メインストリートへ歩くと子供たちがパレードをやっていた。音楽を鳴らしている車の後ろを揃いの衣装を着た子供たちが行進している。どういうパレードなのかは分からなかったが、いかにもカリブ海沿岸という風景だと思う。

パレードの動画。音楽がいい感じ。

サンペドロへの船が出るのは11時半なので、まだ時間がある。そこで、それまでキーカーカーの街を散策してみた。前日の夜は町の北のほうへ歩いたので反対の南側へ行ってみたところ、ちょっと高級な住宅地という雰囲気になった。

途中に小学校があった。ちょうど休み時間なのか、校門や校庭は多くの子供たちが歩いていた。

小学校の隣りにあった教会。

さらに歩くと、町の南端には空港があった。セスナ機程度の小型機しか離発着できないような小さな滑走路で、空港の建物もごく小さなもの。一応、ここからベリーズシティへの定期便があるらしい。

船着き場方面へ戻り、小さなカフェでアイスコーヒーを飲んで休憩。やがて船の時間が近づいたので桟橋へ移動した。サンペドロ~キーカーカー間も、ベリーズシティ~キーカーカーと同額の往復35ベリーズドルだった。

やがてベリーズシティからの船が到着し、11時半にサンペドロへ出発。


キーカーカーからちょうど30分でサンペドロに到着した。キーカーカーと同様に海は本当にきれいで、浅瀬では水が蛍光色に光っている。海の美しさに関しては今まで訪れた国の中ではベリーズが世界一だと思う。

桟橋で船を下り、サンペドロのメインストリートへ。キーカーカーがどちらかというとバックパッカー向けの町だったのに対し、サンペドロは少し高級なリゾートという雰囲気になっている。並んでいる建物も洒落た感じで、道路も石畳が敷かれている。

桟橋の近くにあった、おそらくナイトスポットと思われる建物。ちょっとした珍建築になっている。

しばらくサンペドロの街中を散策してみた。キーカーカーやサンペドロには普通の自動車はほとんどなく、ゴルフカートを改造した2人乗り程度の車が走っている。さすがに、この町の通行量はキーカーカーよりずっと多かった。

町の外れにはセブンイレブンもあった。ここは華僑の経営ではないようで、中にいたのは地元ベリーズの人たち。ここではペットボトルのジュースを買ってみた。

サンペドロの砂浜。桟橋や東屋が並んでいる。

海が見えるレストランがあったので中に入ってみた。注文したのはベリーズ料理のライスアンドビーンズとパイナップルジュース。店内は水着姿の欧米人旅行者が食事していたり、絵に描いたようなリゾート風景だった。

昼食後、インターネット店でメールをチェックしたり、疲れたらカフェで休憩したりしながら散策を続けた。さすがに町を歩いている人の感じもキーカーカーとは少し違う。次にベリーズへ来るときは1日くらいはサンペドロに滞在するのもいいかもしれない。

それにしても、キーカーカーと同様にサンペドロでも日本人旅行者の姿はまったく見ない。どうしてベリーズは日本人にとってこれほどマイナーな国なのだろうか。こんなにきれいな海を見ることができるというのに、この国へ来ないのは本当にもったいない。

やがて帰りの船の時間が近づいてきたので桟橋へ移動した。下を見るとエイが泳いでいるが、しかし桟橋からエイを見られる町というのは世界でも珍しいのではないだろうか。

午後3時半にサンペドロを出発。来た時と同様、30分かかってキーカーカーに帰着した。シュノーケリングツアーを諦めて訪れた町だが、行ってみてよかったと思う。


午後6時半に外出し、近くのトロピカル・パラダイスで夕食にした。普段はほとんど酒は飲まないが、旅行中だけは地元のビールを注文したりする。ここではベリーズのビール「BELIKIN」を飲んでみた。熱帯地方のビールだけあって、味はかなり軽い感じ。

メインは定番のライスアンドビーンズ(今回は小エビのフライ付き)にした。ライスアンドビーンズは好き嫌いは分かれる味かもしれないが、私は結構うまいと思う。

夕食後、7時半にホテルに戻った。翌日は3泊したキーカーカーを離れ、ベリーズシティへ移動することになる。