国内旅行編(長崎 / 大歳神社)

大歳神社は諫早市長田町の住宅地の中にある神社で、ここに道祖神がある。写真でみるとかなり立派な道祖神だったので、今回訪れてみることにした。


長崎本線の肥前長田駅近くで国道207号線から山のほうへ折れ、細い道を登っていくと「大歳(おおとし)神社」の案内板が現れる。さらに細くなっていく道を進み、やがて神社の鳥居が見えてきた。本堂横の駐車場に車を停めて本堂へ。本堂の前の広場では地元の老人たちがゲートボールに興じているのが見える。

目的の物件は本堂の裏手にある。裏に回ると、予想よりもずっと立派な道祖神が見えてきた。

こちらが大歳神社の道祖神。わりと新しいものらしく、表面の光沢が素晴らしい。私が今まで見た陽石の中では何と言っても熊本県の弓削法皇神社の道祖神が一番見事だったが、この道祖神もなかなかのもの。

両側のアップ。それにしても、各地で道祖神を見るたびに思うのだが、どういう人が作っているのだろう。一度、製作現場を見てみたいものだし、製作用の図面などがあればそれも見てみたいものだ。

根元の岩には割れ目が作られている。おそらく、ここが陰石になると思われる。

先端のアップ。尿道など細かいところも抜かりない。

住宅地の中にこういう道祖神がひっそりとあるのだから、日本というのは面白い国だと思う。他にも知られていないスポットがたくさんあると思われるので、今後もライフワークとして訪れて行きたい。

(2010.12.5)