旅行の動機
この年(2011年)のGWは、2日休めば10連休になる。そのため、年初から10日間フルに使ってどこかへ行こうと考えていた。行き先としては、ポルトガル(ロカ岬とサグレスを見る)、アルメニア(アララト山を見てナゴルノ・カラバフ共和国へ行ってみる)、ウズベキスタン(ムイナクでアラル海の縮小を体感する)等の候補があり、スケジュールと航空料金を考えて今回はウズベキスタンへ行くことにした。私にとって中央アジア初上陸で、旧ソ連地域は1999年のロシア~エストニア~ラトビア旅行以来12年ぶりになる。
旅行前の準備
日本から中央アジアへは、ウズベキスタン航空の直行便もあるものの、一般的にはソウル経由が利用されることが多い。大韓航空とアシアナ航空を比較した結果、スケジュールがよかったのでアシアナ航空を選んだ。値段はすべての諸経費を含んで114,475円。ただし乗り継ぎの都合上、帰りにソウルで1泊になる。
ウズベキスタンは、首都タシケントの他、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァが三大観光地で、大抵の旅行者はこの3ヶ所を訪れると思う。今回はかつてアラル海に面していた町ムイナクへ行くことも目的なので、10日間では3ヶ所を回ることはできない。そこで結局ブハラを諦めることになった。残念だが、ブハラは次の機会に行くことにしたい。
ウズベキスタンは東西に細長い国で、首都タシケントとサマルカンドが東部、ムイナクとヒヴァが西部にある。この間の移動が問題で、もっと日数があれば鉄道やバスで移動するのだが、今回は飛行機に2回乗ることにした。ちょっと味気ない気もするが、仕方がない。ウズベキスタン航空を利用し、タシケント~ヌクスが7,540円、ウルゲンチ~タシケントが8,350円。距離が長いのにタシケント~ヌクス間のほうが安いのは、こちらはプロペラ機だったため。
ウズベキスタン入国にはビザが必要で、現在は空港到着時には取得できないということなので、事前に取得しておく必要がある。東京のウズベキスタン大使館に、ビザ申請書、パスポート、手数料2,000円を送付し、1週間ほどでビザが貼られたパスポートが返送されてきた。なお、郵送でのビザ申請は遠方に居住している人のみが可能で、首都圏在住者は直接大使館へ行くしか方法はないらしい。
ウズベキスタン到着日は夜9時に空港に着くことになるので、初日のホテルは予約しておくことにした。そこで楽天トラベルやオクトパストラベルなどを調べたが、さすがにウズベキスタンのホテルは扱っていない(2011年時点の話。なおオクトパストラベルはすでに事業終了)。インターネットで検索すると以下のサイトが見つかったので、ここで予約しておいた。
日本語のページもあるので、最初は日本語で予約したところ「日本語はわからないので英語のページで予約し直してほしい」というメールが来た。それなら日本語のページを作らなければいいと思うのだが、ともかくも初日のホテルを予約できた。タシケント中心部のウズベキスタンホテルで、料金は50ドル。
さらに、このサイトを見ていると他にもいろいろと予約できるようなので、英語メールで何回かやり取りして到着初日の空港からホテルへの送迎(15ドル)、サマルカンドからタシケントへの鉄道のチケット(20ドル)、旅行最終日のホテル(70ドル)も合わせて予約した。1泊70ドルとはちょっと贅沢な気がするが、最終日は疲れを取るためにゆっくりと滞在したかったので、Le Grand Plaza という4ッ星のホテルを選んだ。これらの代金は、空港からの送迎の運転手にまとめて払うことになる。
最後にトランジットで滞在するソウルについては 楽天トラベル で宿泊先を予約しておいた。CITY PARK MOTEL というところで、宿泊料金は3,253円。「モーテル」という名前から予想できる通り、行ってみるとラブホテルだった。これで準備は完了。
旅行記
日付 | 都市名 |
2011.4.29(金) | 福岡~ソウル~タシケント |
2011.4.30(土) | タシケント~ヌクス~ムイナク |
2011.5.1(日) | ムイナク~ヌクス~ウルゲンチ~ヒヴァ |
2011.5.2(月) | ヒヴァ |
2011.5.3(火) | ヒヴァ~ウルゲンチ~タシケント~サマルカンド |
2011.5.4(水) | サマルカンド |
2011.5.5(木) | サマルカンド~タシケント |
2011.5.6(金) | タシケント~ |
2011.5.7(土) | ~ソウル |
2011.5.8(日) | ソウル~福岡 |