カンボジア&タイ旅行記(バンコク)

プノンペンから1時間半のフライトでバンコク・スワンナプーム空港に到着した。3年ぶりにタイに入国し、市街へ向かう。前回来たときはエアポートバスしかなかったが、現在はエアポート・レール・リンクという高速鉄道が開業していて非常に便利になった。

急行列車と各駅停車があるが、所要時間も10分ほどしか違わないし、料金(急行が90バーツで各駅停車が45バーツ)を考えたらあえて急行に乗ることもない。各駅停車はロングシート車両だが、エアコンも効いて快適だった。約30分でパヤータイ駅に到着。

ここでスカイトレインに乗り換え、サイアム駅へ移動。サイアム駅周辺はバンコク最大の繁華街といってよく、人通りはかなり多い。

とりあえず宿泊先を決めないといけないが、今回はサイアム駅近くの国立競技場周辺で探すことにした。久しぶりにカオサンに泊まることも考えたが、翌日は朝のうちに北バスターミナルへ移動しないといけない。交通事情を考え、スカイトレインが通っている地区に泊まることにした。

2007年にトランジットでバンコクに滞在した際、この地区に宿泊したことがあるので、どの辺りにホテルがあるかは分かっている。その路地へ行くと、高そうな感じがしたので前回は宿泊を諦めた “RENO HOTEL” が見えてきて、なんだか懐かしい気がした。

しかしながら、前回宿泊した “STAR HOTEL” は跡形もなくなっていた。かつてホテルがあった場所には近代的なオフィスビルが建っている。当時もなんとなくうらびれたような感じのホテルだったが、どうやら廃業してしまったらしい。

スターホテルの向かい側にあった “A-ONE INN” というゲストハウスは健在だった。前回は、最初にここに入ったものの満室で泊まれなかったゲストハウスになる。今回は空きがあるということなので、ここに宿泊することにした。料金は800バーツ。

こちらが宿泊した部屋。テレビとシャワーもあるし、エアコンも効いて快適だった。カーテンがオレンジ色なので、昼間は部屋中がオレンジ色に染まっている。

少し休憩した後、バンコク市内の散策に出かけることにした。


いったんマーブンクローンセンターへ行き、フードコートで昼食にした。このマーブンクローンセンターは私にとってバンコクでのお気に入りの場所で、歩いているだけでも面白い。もっとも、ここで長居しすぎてしまったことを後で後悔することになる。

サイアムスクエアからスカイトレインでサパーン・タクシン駅へ。運賃は30バーツ。高架のすぐ下にチャオプラヤー・エクスプレスの乗り場がある。日本でも大きく報道されたバンコクの洪水は収まってきているが、乗り場には土嚢がまだ置いてある。

チャオプラヤー川の洪水がかなりひどいことになっていたため、はたしてバンコクに滞在できるか不安もあったのだが、何とか収まってくれていた。もっとも、この土嚢のように洪水の跡はところどころで見ることができた。

やがてやってきたチャオプラヤー・エクスプレスに乗り、川を北上。運賃は30バーツ。

スカイトレインとチャオプラヤー・エクスプレスを乗り継いで王宮方面へ向かうルートは、バスと違って渋滞に巻き込まれることがないため旅行者にとっても便利なもの。もっとも、今回の目的地は王宮ではなくその対岸なので、王宮裏で旅行者が大勢下りていくのを見送った後、ひとつ先のシリラートで船を下りた。

シリラートで下りたのは、もちろんシリラート病院内の死体博物館を見るため。1999年と2005年に見たことがあり、今回が6年半ぶり3回目の訪問になる。

船着場近くは以前と変わらず雑然としていて、セブンイレブンでジュースを買ってから病院内に入る。構内にはコンビニもあったりして、前回来たときよりは建物がきれいになっているような気がした。

しかしながら、死体博物館を見つけて入ろうとしたものの、すでにクローズだという。開館時間について調べておくことをうっかり失念していたが、どうやら午後4時までだったらしい。時刻は4時過ぎで、もう少し早く行動しておけばよかった。マーブンクローンセンターに長居したことを、ここへ来て後悔。

仕方がないので、王宮方面へ戻る渡し舟の乗り場へ向かう。この渡し舟は、チャオプラヤー・エクスプレスとは別の、ワットラカンという寺の近くに乗り場がある。そちらへ向かう途中、土嚢の山や洪水の跡らしい水溜りを見ることができた。

せっかくなのでワットラカンに入ってみた。こちらが正門。

ワットラカンとは「鐘の寺」という意味だそうで、本堂の前には2つの大きな鐘があり、さらに本堂の近くにも小さな鐘がいくつも並んでいる。全部鳴らすとご利益があるそうなので、鐘を叩きながら本堂を一回りしてみた。

本堂内には大きな金色の仏像もある。絨毯の上に座り、しばらく休憩。歩き疲れていたので、こうやってゆっくりと休めるのは旅行者としてもありがたい。

観光客にはそれほど有名な寺院ではないようで、外国人の姿はまったく見なかった。しかし雰囲気はなかなかいいので、バンコク滞在中にチャオプラヤー川の対岸へ来ることがあれば立ち寄ってみてほしい。

ワットラカンを出て、渡し舟で王宮方面へ戻る。渡し舟の運賃は3バーツ。

王宮裏の船着場へ来ると、こちらは洪水が少し残っていた。このように土嚢の間を水が流れ、渡し板の上を人が歩くようになっている。こういう景色を見ると、数ヶ月前は大変な状況だったのだろうということが想像できる。

洪水の様子も少し見ることができ、来た甲斐があった。続いて王宮前から路線バスに乗り、ファランポーン駅へ向かうことにした。


途中、チャイナタウンあたりは予想通り大渋滞していて、とにかくバスが進まなかった。このときは街中をゆっくりと見るためにあえてバスに乗ったが、時間に余裕がないときは「チャオプラヤー・エクスプレス」+「スカイトレイン」の方が早いと思う。料金は路線バス(6.5バーツ)の方がずっと安いが。

ファランポーン駅の近くでバスを降り、駅へ向かう。

列車の改札は車内で行われるので、ホームには自由に入ることができる。ドーム型の屋根に覆われていて、いかにも始発駅という雰囲気がいい感じ。左の写真はチェンマイ行きの夜行列車で、まだタイ北部へは行ったことがないので、いつかこの列車でチェンマイへ行ってみたいという気持になった。

駅構内の様子。この時間にファランポーン駅へ来たのは、午後6時になると現れる光景を見るため。この光景は1999年の旅行の際に偶然遭遇し、事前にまったく知らなかったためかなり驚いたのを憶えている。その様子をもう一度見るため、あえてこの時間に来てみた。

そして午後6時、荘厳な感じで国歌の演奏が始まった。駅構内にいた人たちは全員起立して国歌を聞いている。このときに動いているのは、おそらく外国人旅行者だけ。タイでは王室が極端なくらいに尊敬されているということを実感できる光景といえる。

このときの動画を載せておく。

午後6時のファランポーン駅(バンコク)

国歌の演奏が終わると、また元の雑然とした駅構内に戻る。この落差が面白い。

目当てだった国歌演奏場面を見ることができ、これでサイアムスクエア方面へ戻ることにした。外に出ると駅がライトアップされている。

ファランポーンから地下鉄でシーロム駅へ移動し、ここでスカイトレインに乗り換えてサイアム駅へ。


昼に続いてマーブンクローンセンターのフードコートで夕食にして、周辺を散策してみた。その際、タイ東急にあるスーパーマーケットで、2005年にバンコクへ来たときに見つけたスナック菓子「ひつくおよきり」を探してみたが残念ながら見つからなかった。もう製造されていないのかもしてない。

その代わり、こういうトイレットペーパーがあった。「ナリ」の意味が分からないが、もしかして藤子不二雄作品の別のキャラクターの口癖だろうか。

一応「藤子プロのライセンス承諾済み」なんていう文字も記載されていたが、どこまで信用していいものやら。

これで散策を終え、ゲストハウスへ戻ることにした。途中、国立競技場を遠望するとサッカーの試合が行われているのが見えた。

夜8時、ゲストハウスに戻った。翌日はバンコク郊外のアントーンという地区にあるワットムアンという寺院へ行ってみることにしている。

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