国内旅行編(北海道 / オホーツク流氷館)

網走監獄博物館の次の目的地は、近くにあるオホーツク流氷館。天都山(てんとやま)の頂上近くにあり「流氷の実物を見ることができる」というのが売りになっている。


520円でチケットを買い、中に入る。まずは展望台へ上がることにして、螺旋階段を上がって最上階へ行くと周囲が一望できた。雪景色というのは、眺めている分にはきれいなもの。

遠くに見える斜里岳のアップ。

しばらく景色を眺めた後、展望台を下りて流氷体験室へ。係りの女性が濡れタオルを(笑)貸してくれるので、それを持って中に入る。これを何に使うかというと、想像の通り振り回して固めるため。

流氷体験室の中の気温はマイナス15℃。とりあえずタオルを振り回してみたら、きれいに固まった。後は、上にオットセイやキタキツネの剥製が乗っている流氷を見物。写真から分かる通り、かなりしっかりとした氷になっているが、考えてみれば雪が固まったものではなく海水が凍ったものなのだから当然か。

あまり長くいると凍傷になりそうなので、そこそこで切り上げて外に出て、固まったタオルを返却した。

こちらはクリオネの水槽。かなり動き回るのでピントを合わせるのが難しい。ようやく撮れた写真がこれ。

こちらはフウセンウオ。人によっては可愛いと思うかもしれないが、ちょっと微妙。

この後、マルチハイビジョンシアターで映像資料を見物。映像で見た流氷は、前日に流氷観光船で見たものよりもはるかに迫力があった。温暖化により流氷自体が次第に小さくなっているという話を聞いたことがあるが、それを実感するような映像だった。

それから流氷の海交流の海原(オホーツク文化の紹介など)や海が凍る不思議(流氷についての解説)などを見学。帰りのバスの時間まで館内の売店でコーヒーを飲んで休憩した後、バスで網走市街へ戻った。


終点のバスセンターで降り、しばらく周辺を散策してみた。日本でもほぼ東の端に位置する町だけあって、暗くなるのは早い。西の端の長崎県に住んでいる者としては、特に違いを感じる。

下の写真が網走で一番のメインストリートらしい商店街の様子。この時間なので仕方がないが、それにしても閑散としていた。

スーパーで土産物をいくつか買ったものの、食事をするような場所は見つからない。バスで網走駅に戻り、前日と同様に駅近くのファミリーレストランに入った。翌日は旅行最終日になる。

(2012.2.5)