キルギス旅行記(オシュ・バザール)

昼の12時半、ビシュケクの東バスターミナルに到着した。サーカスが始まるのが夕方4時なので、それまで市内のオシュバザールを見ることにしていた。ここは首都ビシュケクの数少ない観光スポットのひとつ。

バスターミナル前からオシュバザールまではトロリーバスで移動する。日本ではトロリーバスを街中で見ることはないので(日本では立山黒部アルペンルート内だけ)、架線の仕組みなどを眺めていると面白い。

しかし、考えてみたらトロリーバスを見るのは1999年のロシア~エストニア~ラトビア旅行以来のような気もする。何となく、トロリーバスといえば旧共産圏というイメージ。

オシュバザールを通る8番のバスが来たので乗り込んだ。料金は8ソム。

ディーゼルエンジンのバスとは走行中の音が違うので、日本にはない体験が楽しめる。

オシュバザール近くでバスを下り、少し歩くとバザールの入口が見えてきた。

敷地はわりと広く、バザールらしくいろんなものが売られている。そして、何よりも雑然とした雰囲気が面白い。バザールのような人の多い場所ではいつも写真を撮るのに苦労するが、何とか撮影できた写真がこれ。

ちなみにオシュというのは国の南部にあるキルギス第二の都市の名前になる。それがなぜ首都ビシュケクのバザールの名前になっているのか不思議に思っていたが、調べたところオシュのバザールが活気があることで有名だったことから、それにあやかってオシュ・バザールという名前にしたらしい。しかしなんとも安易な名前の付け方だと思う。

散策の途中、バザール内の食堂で昼食にした。入ったのはこの店。

注文したのはラグマンとシャシリク。このラグマンは、ほぼ日本の肉うどんそのままだった。シャシリクも香ばしくてかなりうまい。こういうバザールの中の食堂で地元の人たちに混じって食事するのも、なかなか楽しいもの。

昼食後、バザール内をもう少し散策してみた。肉屋の写真は自分でもよく撮れたと思う。

もう少し歩きたいところだが、残念ながらあまり時間がない。結局、1時間半ほどバザールに滞在しただけで帰ることにした。ツム百貨店の前を通る9番のトロリーバスに乗り、次の目的地のサーカスへ向かった。

今回はあまり時間がなかったが、バザール内の雑然とした雰囲気は面白い。またキルギスへ来る機会があれば、その時はもっと歩き回ってみたい。