タイ旅行記(バンコク~バンセーン)

2年ぶりにタイのバンコクへ向かう。もう何度も訪れたことのある町なのでそれほど緊張感は高くはないが、やはり外国へ行く時の高揚感はいいものだと思う。

もっとも、今回の旅行の主目的地はバンコクではなくバンセーン。外国人旅行者があまり行かない「バンコク庶民の行楽地」がどういうところなのか、かなり興味を持っていた。


朝10時に福岡空港を出発し、上海を経由して夕方4時にバンコク・スワンナプーム空港に到着した。これから今回のタイ旅行の目的地、バンセーンへ移動する必要がある。旅行前は、この日はバンコクに宿泊して翌日の朝バンセーンへ移動するつもりだったが、バンセーンで見たいスポットをすべて回るには1日かかるだろうと思い、この日のうちに移動することにした。

バンコク南部のバンセーンへは、バンコク市内のエカマイバスターミナル(東バスターミナル)からバスが出ている。しかし、旅行前に調べたところスワンナプーム空港からもバスがあるということだったので、まずはシャトルバスで公共交通センターへ移動した。

公共交通センターは2008年にここからドンムアン空港へ移動したときにも利用したことがあるので、少し懐かしい。ミニバスと一般のバスの乗り場があるが、まずは一般のバスのチケット売り場へ行ったみた。ところが、確かにここからバンセーンを経由してシーラチャーへ行くバスはあるものの、もともと本数が少なく、すでにこの日は最終バスが出た後だった。次にミニバスをあたってみたところ、こちらもすでにバンセーンへ行く便はなかった。

本数が少ないことは予想していたものの、ここまでとは思っていなかった。仕方がないので「1000バーツでどうだ」と言ってきたタクシー運転手を断って再びシャトルバスで空港ターミナルへ戻った。

空港からエアポートレールリンクでパヤータイ駅へ移動し、ここでスカイトレインに乗り換えてエカマイ駅へ。高架を下りると、すぐ近くにエカマイバスターミナルがある。

ここはタイ語だけでなくアルファベットも併記されているチケットカウンターが多く、バンセーンへ行くバスのカウンターはすぐに見つかった。ここで午後7時発のシーラチャー行きのチケットを購入できた。値段は86バーツで、エアポートレールリンクが90バーツ、スカイトレインが42バーツだったので、それと比べるとかなり安い。

空腹だが、わりと小さなバスターミナルなので食堂などはない。売店でパンとジュースを買い、出発までベンチで休憩。

午後7時、やってきたバスに乗ってバンコクを出発。渋滞していた市街を抜け、高速道路に入ったあたりからバスは快調に飛ばしだした。ほぼ満席だが、大型のバスなので車内は快適。

バスはバンセーンが終点ではないので、乗り過ごさないようにしないといけない。運転手にはバンセーンで下りることは伝えてあるが、忘れられるかもしれないので、出発して1時間くらい経ったところから周囲を注意して観察するようにした。

結局、バンコクから1時間45分、8時45分にわりと大きな町に着き、横に座っていた乗客が「ここがバンセーン」と教えてくれたので間違わずに下りることができた。下りたのは大通り沿いの歩道橋の横。

コピーして持ってきていた「アジアの雑誌」のバンセーン市街地図が役に立ち、ここがどのあたりなのかは推測できた。ここから宿泊予定のバンセーンビーチ沿いへは約3キロの距離があり、近くにいたバイクタクシーに乗って移動。モニュメントの横に到着した。

バンコク庶民の行楽地だけあって、夜でも大通り沿いはかなり賑わっている。大衆食堂が並んでいるところから路地に入ると、ゲストハウスが何軒かあった。店番をしていた女性に料金を聞くと1泊350バーツだという。部屋を見るとかなりきれいだったので、ここに泊まることにした。

いったん荷物を置き、夕食のために外出。近くの大衆食堂に入り、普段はあまり飲まないビールを注文したところ、こちらがよく確認しなかったこともあって出されたのは大ビン。小さなサイズを考えていたのでどうしようかと思ったが、まあ暑いところのビールは軽いものが多いので、飲めないことはない。

料理はトムヤムスープとフライドライスを注文した。

大衆食堂のイメージ通り、値段は安いのに味はかなりうまい。特にトムヤムスープは辛さと酸っぱさがいい感じだった。この後、小さなサイズの玉子焼のせライスを追加で注文し、値段は全部で305バーツ。やはり、食に関しては東南アジアと東アジアが世界でもっとも豊かな地域だと思う。

夕食後、大通り沿いを散策してみた。散策の途中、セブンイレブンがあったので入ったところ、こういうペットボトルのジュースを見つけた。こっちがビックリだ。

夜10時半にゲストハウスに戻り、シャワーを浴びてからしばらくテレビを見て過ごした。坊さんが説法を延々と続けているチャンネルがあるところがタイらしい。

ちなみにこのチャンネルだが、翌日には金色の仏像で埋め尽くされたピラミッドのような建物の周りを荘厳な音楽とともにぐるぐると飛び回るという、豪華絢爛な CG が延々と流れていた。世界には本当に色々な番組があるものだ。


翌日は朝9時に起床。10時にゲストハウスを出て「もう1泊したい」と伝えて350バーツを渡そうとしたところ、料金は600バーツだという。前日は350バーツだったというと「平日は350バーツで土日は600バーツ」とカレンダーを見せて説明してくれた。周辺のゲストハウスはどこも同じシステムだという。

前日はそういう話は聞いていなかったため少しむっとしていたことと、どうせ600バーツ払うなら窓がある部屋がいいと思ったので(宿泊していた部屋には窓はなかった)、ゲストハウスを移ることにした。前日に食事をした際、大衆食堂の2階もゲストハウスになっていることがわかっていたので、そこへ行ってみると部屋は空いているということだった。値段は600バーツで(先ほどのゲストハウスが嘘を言っていなかったことはわかった)、部屋には窓もある。さらに、前日のゲストハウスにはなかった冷蔵庫もあるので(正確に言うと、冷蔵庫はあったが機能していなかった)、ここに宿泊することにした。

荷物を置き、まずは最初の目的地のワットセーンスックへ向かうために外出した。天候は小雨だが、外を歩けないほどではない。バイクタクシーに乗る前に少しビーチを見てみようと思い、道路を渡ってビーチへ。道路の向かい側からゲストハウスの写真を撮ってみた。緑色の建物がゲストハウスで、1階が食堂になっている。ここの料理はなかなかうまいので、バンセーンへ行く機会があればお勧め。

ビーチは、予想通りというか、正直言って水は汚い。もっとも、それでもバンコクから気軽に行ける行楽地だけあって水上バイクやバナナボートがあちこちに係留されていて、泳いでいる人も多かった。この水の中によく入る気になるものだと思うが、まあ大きなお世話かもしれない。

翌日、このビーチに午後まで滞在したので、ビーチの風景とアクティビティに興じる人々についてはそのページに載せることにする。ただ、この浮き輪だけは面白かったので載せておく。

すべて微妙にデザインが違うことから、全部手描きだと思う。手間がかかっていることは認めるが、しかしもっとうまく描けないんでしょうかね。この浮き輪はこの露店だけのデザインではなく、実はほぼすべての露店がこの浮き輪を使っている。つまりバンセーンビーチは下手なドラえもんで埋め尽くされているわけで、F先生のファンが見たら何だか涙を流しそうな光景。

では、ビーチはこれくらいにして、バイクタクシーで最初の目的地のワットセーンスックに向かった。

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