グアム旅行記(タモンビーチ、CLUB G-SPOT)

グアム滞在3日目は特に予定は考えていなかった。せっかく海沿いのホテルに泊まっているので、目の前のビーチでシュノーケリングをやったり、前日に続いてホテルのプールで泳いだりしたが、こういう何もしない1日もいいものだと思う。ただ、夜はちょっと面白いスポットへ行ってみた。


10時半に部屋を出て、プールサイドでタオルを受け取った。プールの横の階段を下りていくとホテルの前のタモンビーチに出る。ビーチチェア(有料)が並んでいるが、値段が高かったので利用しなかった。露店のロッカーだけを借り(5ドル)、まずはシュノーケリングをやってみた。

残念ながら天気はあまりよくなく、ときどき小雨が降るほどの肌寒さだが、しばらく水に入っていると慣れてくる。砂地にところどころ珊瑚があるエリアなのでそれほど魚はいないものの、わりと楽しめた。

2時間ほどシュノーケリングとビーチ散策を行い、後は前日と同様にホテルのプールサイドの椅子に座って無為な時間を過ごしたり、再びビーチに出て海に入ったりしてリゾート滞在を楽しんだ。ちなみにプールの端には人魚像があり、ここでお約束の写真を撮ってみた。

プールに横にはチャペルがある。もし結婚式が始まったら見てみようと考えていたら、本当に新郎新婦が入ってきた。この時はプールサイドでくつろいでいた人達もみんな立ち上がって見入っていた。今後、このホテルで結婚式を行う予定のある人は、式の最中にプールサイドからガン見されることを忘れずに。

夕方4時半、タオルを返却して部屋に戻った。6時まで休憩。

いったん外出し、いつものマイクロネシアモールへ。フードコートで夕食にし(今回はベトナム系)、スーパーマーケットで帰国後に周囲に配るための土産物を買い込んだ。


夜9時、ホテル前からショッピングバスに乗り、タモン湾の南側にあるフィエスタ・リゾートホテルの前で下車。ここから歩いてすぐのところに目的地があるが、その前に向かい側にあるコンビニエンスストア「大阪」に入ってみた。外観もなかなかインパクトがあるが、ここの名物は経営者のおじさん。グアムを訪れる日本人旅行者は思い切りリゾートを楽しむ人たちが主流だが、その主流から外れた日本人たちの間では有名な人らしい。

もっとも、私も以前からこの人の話を知っていたわけではなく、今回グアムのナイトスポットを調べているときに初めて知った。ネット上では「いろいろとやばいことをやってきた人らしい」「日本で指名手配されているから日本には帰れないらしい」なんていう噂も流れていたが、さすがにこれはガセネタだと思う。

私が店に入ったときはちょうど日本人旅行者とソープランドの値段交渉をやっているところで、見た限りでは気のいいおじさんという感じだった。店内では土産物も安く売られているが、ここでは翌日の朝食用のパンなどを買ってから外に出た。

<すごく明るく健全な感じの公式サイト>

では、道路を渡って目的地へ。

ここがどういうスポットかは、下の写真を見ればわかると思う。

つまりここは ストリップシアター。普段、海外旅行のときは昼間に精力的に動き回るため夜は疲れてしまい、早く寝ることが多い。今回はリゾート滞在型の旅行なので、珍しくナイトスポットへ来てみた。ちなみに店の名前は CLUB G-SPOT で、すごいネーミングだと思う。

入場料は30ドルで1ドリンク付き。ちょうど10人ほどの日本人グループがやってきたところだったので、それに続いて料金を払い、中に入ることにした。ステージは2階と3階があり、自由に行き来できるということなので、まずは3階に入ってみた。ちなみに客は日本人旅行者とアメリカ人(米軍関係者)が多いそうだが、上の写真にハングルが写っていることから最近は韓国人も増えているらしい。

とりあえず壁に沿ってステージが作られているところに座ることにした。1ドリンク付きだが、追加の飲み物は別に注文する必要があり、これがかなり高い。しかも注文するごとにチップ(飲み物の種類にかかわらず2ドル)が必要で、女性たちが自分の飲み物まで頻繁にねだってくる。というわけで全部応じていたら相当な金額になってしまうので、グアムのストリップシアターについて載せているサイトには次のように書かれている。

「No と言える日本人になろう」

もっとも、飲み物代とチップが店の主な収入源だろうし、あまりケチになるのもどうかと思うので、この見極めが難しいところ。今回は自分の飲み物としてパイナップルジュース(5ドル)を追加注文し、女性にはアルコール代を2回(各25ドル)払ってやった。

椅子に座って最初の飲み物を注文し、ステージを見ると何だか妙な感じ。いや、女性が妙なのではなく、向こう側の壁の一部が鏡になっている。それがちょうど椅子に座ったときに正面に見える高さなので、こちらに並んでいる客の惚けたようなアホ面がずらりと並んで見える。言うまでもなく自分もその1人なんだが、何でこんな気まずい作りにしたんだろう。

この状況を簡単な図で説明すると、以下の通り。

ダンサーはほとんどが白人女性(多分アメリカ人)で、体に迫力がありすぎてエロさはほとんど感じない。健全なエンターテイメントというか、芸術作品を見ているような感じ。それから、この種の人たちはブラジリアンワックスを使用しているそうなので全員が毛がない。

この後、2階と3階を行き来してそれぞれのステージのポールダンスを楽しんだ。ダンサーにチップを渡すと片胸(2倍のチップを渡すと両胸)に触ることができ、おかげで1ドル札が次々となくなっていく(笑)。

ただし、1人だけ異色のダンサーがいたので触れておく。白人ではなくミクロネシア系の浅黒い肌をした女性で、他のダンサーとはまったく体型が違い、背が低くて貧乳という完全な幼児体型をしている。最初に見たときは「おいおい、この子は大丈夫なのか?」と驚愕した。

もちろん、アメリカはそういうのは厳しいので問題ない年齢なのだろうが、それにしてもこれほどまで危険な感じの女性を見ることになるとは思わなかった。せっかくなので、この女性にもチップを渡して両胸に触ってきた(他のダンサーと違って、完全に手のひらに収まってしまうところがなんとも)。

それから、客席に貼ってあった案内によると料金を払うと別室でプライベートダンスを見せてくれるらしい。料金は5分間が60ドル(個室)、30分が400ドル(VIP ルーム)で、まあ5分なら単に踊ってくれるだけだと思うが、30分も密室にいて何をやるんだろう。気にはなったが、料金が高かったので頼まなかった。(先ほどの超ロリ系のミクロネシア娘は、早速白人男性が VIP ルームに連れ込んでいた)

そろそろ帰ることにして、時刻を見ると11時半。入ったのが9時半なので、いつの間にか2時間も経っていた。ステージを終えて客席へやってきたダンサーの飲み物ねだり攻撃も、慣れてくると意外と楽しめる。お互いに片言の英語と片言の日本語で話すのも、かなり楽しかった。グアムにはここの他にもストリップシアターがあるので、次回の旅行でも見てみたい。

すでにショッピングバスは運行を終えているので、タクシーを呼んでもらってホテルへ戻った(料金は約13ドル)。この日は深夜1時に就寝。


日本への帰国日は朝4時過ぎに起床。2006年と2007年の旅行のときはグアムを午前4時発というとんでもないスケジュールだったため、それと比べると楽。5時にホテルをチェックアウトし、タクシーで空港へ移動すると料金は約21ドルだった。これで、到着初日に空港から乗ったタクシーが不正メーターだったことがはっきりした。

グアムを出国し、7時半にグアムを出発。午前10時半に福岡空港に到着した。


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