台湾旅行記(高雄 / 六合観光夜市)

高雄駅から MRT に乗り、1駅目の美麗島駅で下車。この日の夜は高雄で一番規模が大きい「六合観光夜市」を歩くことにしていた。観光夜市というだけあって地元の人向けというよりも観光客向けの夜市だったが、かなり賑わっていて楽しめる場所だった。


列車を下り、改札口を出ると大きなステンドグラス作品があった。旅行後に調べたところによると、この作品の名前は “The Dome of Light” だという。さらに「ニューヨーカーが夢見る世界で最も美しい地下鉄駅ランキング」で美麗島駅が2位に選ばれたという情報もあった。確かにこれはきれい。

地上に出ると、すぐ近くに夜市の入口があった。さすがに高雄で最大規模というだけあって大勢の人が歩いている。

では、夜市を散策。長さ400メートルほどの一本通りなので、観光客にもわかりやすい。途中で見つけた屋台がこれ。

たいなんの たんたんぬん。実に惜しい。この夜市へ来る機会があれば、この屋台を探してみてほしい。もっとも、わざわざ間違いを教えるような無粋なことはやる必要はないと思う。

あと UFO キャッチャーの専門店もあった。私は NHK のどーもくんが世界各地で人気なのが不思議で仕方がない。

夜市の端まで歩き、その付近の屋台で魚肉団子入りの麺類を注文してみた。値段は70元。

麺類だけだと足りないので、散策の途中に「光頭老閣」という屋台でチャーハンを注文した。店の名前の由来は、この店主を見れば一目瞭然。しかしうまいネーミングに感動した。相席になった台湾人の観光客も、この屋台名に気づくと笑い出していた。

チャーハンはかなりボリュームがあり、これで値段は50元。

その後も夜市を散策。しかしものすごい人波で、おそらくは中国本土からの観光客も大勢いると思う。ときどき日本人観光客も見かけるが、ここでは少数派。

こちらはスイーツの屋台。「のりにくでんぶ」という響きが面白かったので写真を撮ってみた。

「感性温泉郷 KTV」。風俗店のような店名が気になったが、特に確かめなかった。この店に入ったことがある人がいたら、どういう店かを教えてほしい。

この翌日に行ってみた瑞豊夜市がほぼ完全に地元の人向けの夜市だったのに対し、この六合夜市はツアーのコースにも組み込まれるほどの観光夜市になっているが、相当に賑わっていて楽しめた。もっとも、夜市を端から端まで何往復もしたので大変に歩き疲れたが。

なお瑞豊夜市のほうは祭りの縁日のような雰囲気で、なんとも懐かしい感じというか、涙が出るほど楽しかった。それについては瑞豊夜市のページで紹介する。


地下鉄で高雄駅へ戻り、ホテルへ帰る前にコンビニに入って翌日の朝食を買い込んだ。その際、面白いどら焼きがあったので買ってみた。

この通り、どら焼きが入った状態では顔が茶色になるというもの。ドラえもんの顔がなぜか茶色になるという発想が面白い。こういうものは日本にはないと思う。

ホテルに戻ると、フロントのお婆さんが「おねえちゃんを呼ぶかい?」と日本語で聞いてきたが(ある程度は予想していたが、やはりそういう使い方もされているホテルだったらしい)、こちらは疲れていたので勧誘は辞退して部屋に戻った。この日は午前0時に就寝。