台湾旅行記(台南 / 小北観光夜市)

台湾の夜といえば、もちろん夜市。台南にもいくつか夜市があり、今回は「小北観光夜市」へ行ってみた。

ただ、この夜市はあまり人気がなかったのか、なんだか閑散としていた。高雄で大人気の夜市を見た後だけに意外な気がしたが、しかし台湾最後の夜もそれなりに楽しめた。


いったん宿泊先のホテルに戻り、フロントに預けていた荷物を受け取って部屋に移動した。こちらが今回泊まった部屋。わりと広いし、設備も十分なので台南ではお勧めの安宿だと思う。

少し休憩した後、外出することにした。目的地は小北観光夜市で、台南駅の案内所でもらった地図を見ると18番の市バスが近くを通ることになっている。そこで台南駅前のバス乗り場からバスで向かうことにした。料金は18元。

ところが、行き過ぎないようにと思って地図を見ながら乗っていたのだが、途中から明らかに地図の路線図から外れてしまった。最近になってバスの路線が変わったということでもないと思うから、これは地図の路線図が間違っているらしい。どんどんと町外れの方へ向かっていくので、途中でバスを降りた。案内所でもらった地図でもこういうことが起きるのだから、何でも完全に信用してはいけないということか。

現在地もよくわからないし、仕方がないのでここから夜市へはタクシーで移動した。料金の85元を余計に使い、ようやく夜市に到着。

高雄の六合夜市と瑞豊夜市のような人ごみを予想していたが、ずいぶん閑散としている。この日は月曜日なので仕方がないという気もするが、しかしもっと人がいてもいいと思う。

では、こちらの店で夕食。注文したのはチャーハン、牛肉炒め、青菜炒め、生ビール1杯で、値段は270元。台湾最後の夜なので、ちょっと多めに注文してみた。

味は本当にうまい。台湾での夕食は夜市に限る。

こちらは屋外カラオケコーナー。ちょうど日本人男性(あるいは、日本語教育を受けた台湾のおじいさんだったのかもしれない)が歌っているところだったので、しばらく眺めてみた。まったく知らない曲だったが、しかしリズムのいい曲だったので印象に残り、旅行後に調べてみた。タイトルは「さよなら港」で、なんと昭和31年という古い曲だった。

私は初めて聞く曲だったが、後に台湾でカバーされているということなので台湾では知られている曲なのかもしれない。

YouTube で探したら動画があったので紹介する。

この後、パパイヤミルク(40元)を飲みながら夜市をしばらく散策した。高雄の2ヶ所の夜市と比べると寂しい感じのする夜市だが、それはそれで楽しめる。ただ、台南にもいくつか夜市はあるので、次の旅行の時は別の夜市(規模が大きいらしい花園夜市か、ゲーム屋台が多いという武聖夜市)へ行くことになると思う。

夜市からの帰りは台南駅まで歩いてみることにした。案内所でもらった地図のバス路線図もあまり信用できないようだし、地図を見ると歩けない距離ではない。結局30分ほどかかったが、いい運動になった。

しばらく駅周辺を散策した後、ホテルに戻り、この日は0時半に就寝。


台湾滞在最終日。この日は夕方の便で日本に帰るので、それまでに空港に移動しないといけない。以前だったら朝のうちから台北に戻らないといけないところだが、今は新幹線があるので昼過ぎまで台南にいることができる。といってもあちこちを回る時間はないので、土産物を買うために新光三越へ行くだけにしておいた。

ホテルをチェックアウトし、10時半のバスで駅前から新光三越へ。ただ、行ってみたらオープンは11時だそうで、しばらく待たないといけなかった。下の写真は新光三越前の風景。

ちょっと気になったのがこれ。もちろん水着姿なんだろうが、まるで日焼け跡のついたトップレス女性のように見えるところが面白い。

こちらはスパイダーマン。手の先から向かい側のビルまでロープが伸びているところなど、凝っていて面白い。

道路の向かい側にこんな店があった。頭皮スパもやっている美容院で、店名が「浜崎歩」。日本語で「いらっしゃいませ」と書いてあるが、まさか本人が関わっているわけではないだろうから、おそらく勝手に使っているんだろう。この店の中に本人の写真が飾ってあるかどうか、新光三越へ来る日本人女性がいたら確かめてきてほしい。

11時に店内へ。時間は1時間ほどしかなかったが、スーパーマーケットなどで土産物を買い込むことができた。店内の様子は日本のデパートと特に変わらない。昼食はフードコートできつねうどんにした。

12時過ぎにバスで台南駅に戻り、ここから高鉄台南駅へ移動。高鉄台南駅は台南市のかなり外れの方にあり、以前は市街からはバスしかなかったようだが、今は台南駅から「沙崙線」という在来線が開通し列車で移動できるようになっている。

12時35分発の普通列車で台南駅を出発。料金は25元。

25分で高鉄台南駅に到着した。しかし途中の車窓風景を見ても感じたことだが、この駅は本当に町の外れにある。この通り、駅の周辺は何もない。

ここから桃園駅までの料金は1,265元。ホームに上がる前に、弁当店にあった写真が実に美味しそうだったので「排骨弁当」を買おうかと思ったが、すでに売り切れだった。残念。

13時15分発の列車で台南を出発。台南駅に列車が到着するところ、途中の車窓風景、桃園駅で列車が出発していくところを下に載せておく。乗り心地なども日本の新幹線とほとんど変わらず、快適なものだった。ただ、列車内で駅弁が食べられなかったのが心残り。

14時40分に桃園駅に到着した。ここからバスで桃園国際空港へ移動し、チェックインを行ってから出国。まだ出発まで時間があるので、トランジットエリアにあったマッサージ店に入り30分のフットマーサージを受けてみた(値段は600元)。今回の台湾旅行では毎日かなり歩いたので、これで少し楽になった。

5時半に台湾を出発。夜8時半に福岡空港に帰着した。


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