ブルガリア旅行記(サニービーチ)

サニービーチ滞在3日目。この日はホテルの前のビーチで過ごすことにしていた。幸運にも天気はよく、初めて黒海で泳ぐことができた。

それから、今回のブルガリア旅行の裏の目的についても何とか達成することができた。


朝8時に起床し、ベランダから外を見るといい天気。この日は泳げそうなのでほっとした。朝食後、部屋に戻ってベランダからブールサイドを見下ろすと宿泊客がくつろいでいる。

怒られる前に謝っておきます。こんな写真を撮ってすみません。

10時にホテルを出て、目の前にあるビーチへ。ビーチパラソルが規則的に並んでいて、そのひとつを使用することにした。ただし、これは無料ではなく、座っていると係員が料金を集めに来る。値段はビーチチェアーが8レヴァで、ビーチパラソルも使うとさらに8レヴァ。パラソルが別料金というのはよくわからないが、使わないと閉じられてしまうので合計16レヴァを払うことにした。(ちゃんとパラソルに値段表が書かれているので、だまされているわけではない)

座る場所も確保し、次に考えるのは当然これ。

トップレスはどこだ。

旅行前の情報では「ビーチはトップレスであふれている」という話もあったが、しかし見える範囲にはトップレスはいない。「話が違うじゃないか」なんてことを思いながら、ビーチを少し歩いてみることにした。

海水浴シーズン(6~8月ごろ)はロシアなどからのバカンス客が多く、実際にトップレスであふれているような状況になるらしいが、すでに9月中旬。ビーチもそれほど人が多くはない。「時期を間違ったかなあ」なんてことを思いながら歩いていると、ようやくトップレスを1人見つけた。海からビーチへ歩いて戻ってきている人がトップレスだったが、ちょっと年配。「もっと若い人はいないのか」なんてことを思いながらさらに歩いてみた(贅沢ですみません)。

かなり歩き回った後、ホテルの前へ戻ってくると、ついに遭遇。

いた!!!

ビーチに沿って歩いていると、いきなりトップレスで寝ている人がいたので驚いたが、さすがにそこで写真は撮れない。自分のビーチチェアーに戻ると、途中に遮るものがなかったので、限界までズームして撮ったのが上の写真。怒られそうだが、しかしせっかくの写真なので載せておくことにした。

それにしても堂々としているというか、見事に晒せるのは凄い。周りの人たちも、特に気にせずスルーしている。この写真は、帰国後に思い切って周囲に見せたところ、みんな感心していた。もっとも「これは駄目!」と怒られてしまった人(女性)もいたが。

それから、忘れてはいけないが、今回の旅行の目的のひとつは「黒海で泳ぐ」というもの。トップレスを見た達成感で忘れそうになったが、ともかくも泳いでみることにした。

写真からわかる通り意外と波が高いので、あまり沖までは行けない(そもそも、砂浜から遠くまで泳いでいく人がいると監視員が笛で注意している)。水温はそれほど低くはないが、透明度がほとんどなく、水に潜っても何も見えない。

砂浜の近くで水浴びをするだけのような感じだったが、ともかくも黒海で泳ぐという目的を達成できたし、よかったと思う。

後はビーチチェアーに戻ってゆっくりと過ごした。

こんな写真ばかり撮ってしまってすみません。

それから、ちょっとドキッとしたのがこの人。

最初に見たときは「トップレス?」と思ったが、よく見ると水着を着ていた。しかし上と下で水着の色が違うとは、なんとも紛らわしいことをやってくれるものだ。

こういうハプニングはあるものの、天気もいいし、ビーチチェアーに寝て空を眺めていると気分がいい。絵に描いたようなリゾート気分。

ビーチを遠くまで歩いてみたり、少し水に浸かってみたり、ビーチチェアーで寝たり、欧米流のバカンスを楽しんでみた。基本的に日本人は旅行中は精力的に観光する人が多いので、こういう欧米流とは対極にいるような気がする。「何もしない休暇」というのも、たまにはいいものだと思う。

夕方、次第に雲が多くなり、夕立が降ってきた。

このため、これでビーチ滞在を終えてホテルに戻ることにした。基本的に何もしない無為な時間を過ごしたが、こういうのもいいものだと思う。

部屋で少し休憩し、雨が小降りになったときにベランダから外を見るとバナナボートで楽しんでいる人がいた。

結局、この日にビーチで見たトップレスは3人(上で触れた2人の他、ビーチを歩いているときにお婆さんを見た)。ビーチがトップレスであふれている光景を想像していたので拍子抜けの部分もあったが、まあ若い女性を1人だけでも見ることができたのでよかったとする。隣国ルーマニアの黒海沿岸リゾートにもいつか行ってみたいという気持もあるので、そのときはもっと慎重に季節を選びたい。

(ここで予告しておくと、翌日訪れたソゾポルのビーチでは、さらに数人のトップレスを見ることができた。その写真は次のページで)


夕食後、外出してビーチ沿いを散策してみた。しかしホテルの夜景はきれい。

ビーチと平行に走っている観光客用の通りは、かなり賑わっていて歩いていると面白い。欧米人たちのバカンスの過ごし方は「昼間は何もせずにビーチでだらだらと過ごし、夜は酒を飲みながら遅くまで騒ぐ」というものだろうから、ナイトスポットの盛り上がりぶりも理解できる。

ちょっと面白かったのが、この人。写真を撮ってもらうことでチップを得ているわけだが、いいんですかね。せっかくなので、私もチップを渡して写真を撮ってきた。

このキャラクターは当然ながら喋らないので、中に入っている人が男性なのか女性なのかわからなかった。(建前としては中に人は入っていないということなんだろうが)

それから、前日に気になっていた VIP Girls は、こんな感じで店の奥まで見えた。

興味がないわけではないが、あまりにも高級そうな雰囲気なので、ここに入る度胸はない(言葉の問題もあるし)。ブルガリア語かロシア語が堪能な人は、内部がどういう感じか確かめてきてほしい。(他力本願ですみません)

この後も周辺を散策し、夜9時にホテルに戻った。翌日はサニービーチを離れ、ブルガスに宿泊することになる。