台湾旅行記(高雄 / 凱旋観光夜市)

台湾滞在最後の夜は凱旋観光夜市へ行くことにしていた。以前からある六合観光夜市、瑞豊夜市と違ってわりと最近作られた夜市で、規模はかなり大きいらしい。期待しながら夜市へ向かったのだが、ちょっと残念な状態だった。詳しくは以下で。


MRT で高雄駅から凱旋駅へ移動(料金は25元)。駅の改札口で面白いキャラクターを見つけたので紹介する。これを見たときは「台湾にもくまモンが」と思ったのだが、帰国後に周囲に見せたら「なんか違う」。調べたら「高雄熊」という別のキャラクターだった。

この旅行の後、いろいろあってすっかり高雄熊のファンになってしまった。高雄熊については次のページで紹介しているが、いつか本物に会ってみたい。

凱旋駅が夜市の最寄り駅だが、歩くには少し距離があるので駅前から無料の送迎バスが出ている。

送迎バスに乗り、5分ほどで夜市に到着した。前々日の六合観光夜市、前日の瑞豊夜市ともかなりの人出だったし、この凱旋夜市は広さでは他の夜市を上回るということだったので、相当な賑わいを予想していた。ところが、到着してみると少し様子が変。

店はそれなりに営業しているのだが、何だか閑散としている。この日が月曜日だからなのかもしれないが、それにしても六合観光夜市のような観光客の姿も見えない。ちょっと寂しい雰囲気の中、夜市を歩くことにした。

その前に牛排の夕食。値段は120元。

この凱旋観光夜市は2013年に作られた新しい夜市だそうで、面積は約9000坪。何と東京ドーム0.65個分という広さ。(今は広さの表現として東京ドーム○個分というのがスタンダードになっているが、これで日本人全員が広さをイメージできるとでも思っているのか。東京以外の人間にはよくわからん)

散策の途中に海鮮粥(100元)を食べ、閑散としたゲームコーナーを見物。

ネット上でいくつか訪問記を見てみると、このときに感じた印象と同様「人出が少なく寂しい」「寂れている」という記述が目立っていた。高雄市としては新たな観光名所を作りたかったのだろうが、そもそも六合観光夜市と瑞豊夜市という大人気の夜市があるのに、さらに夜市を増やす必要があったのか。週末はもっと人が増えるのかもしれないが、現状を見る限り、ちょっと厳しそうな気がする。

2日前に六合観光夜市で見た巨根パイナップルケーキ「大雕焼」の店もあったが、閉まっていたので看板だけ撮影。

最後にこちらの店で一番高いマンゴーかき氷を注文してみた(120元)。夕食のステーキと同じ値段だけあって、氷の下はマンゴーがぎっしり。マンゴーをこれだけたくさん食べられるのは嬉しい。さすが台湾。

その後も夜市を歩いてみたが、やはり閑散としていると気分が盛り上がらない。結局、1時間半ほどで切り上げ、ホテルへ戻ることにした。今後、この凱旋夜市がどうなっていくのかはわからないが、大逆転で人気の夜市に変貌することを願っている。

MRT 凱旋駅には、壁にこんな絵が描かれていた。

河童やら提灯お化けやら唐傘小僧やら、明らかに日本の妖怪だと思うのだが、何かイベントでもやっていたのだろうか。凱旋駅へ行く機会があれば、この絵がまだあるかどうかを確かめてほしい。

夜9時にホテルに到着。この日は0時に就寝。


翌日は9時に起床。この日の夕方の飛行機で日本へ帰ることになる。ホテルをチェックアウトし、オーナー夫婦に挨拶してから出発した。高雄に滞在する際は、この新源大旅館はお勧め。

MRT で高雄から文化中心駅へ移動。昼過ぎまで高雄に滞在できるので、ここに立ち寄ってみた。

ここは「左脚右脚経典泡脚会館」というマッサージ店。今回の高雄滞在ではかなり歩き疲れたので、前日の夜にインターネットで高雄のマッサージ店について調べ、雰囲気がよさそうだったのでここへ来てみた。

中に入ると、ネット上で見ていた写真の通りの高級そうな雰囲気。行ったことはないが、何だかバリ島にいるような感じがする。さすがに店内では(下の1枚を除いて)写真を撮らなかったので、知りたい人は店の名前で検索してみてほしい。日本語のメニューもあるが、店員の人たちには日本語は通じなかったので、写真を指差して足ツボと全身マッサージのセットを選んだ。時間は約90分で、値段は1,825元。

しかし、以前は旅行中にマッサージ店に行こうとは考えもしなかったのに、最近は好むようになってきた。やはり年齢的なものか。

「足湯」→「足ツボ」→「全身マッサージ」の順に施術を受けて、これでかなり楽になった。マッサージの様子などは、検索すれば写真で紹介しているサイトはいくらでも見つかるので、そちらを参照してほしい。

終了後、軽食のサービスがある。ライ麦パンのトーストや果物など、それなりに量があるので昼食はこれで十分。テレビを見ながら食べていると、ちょっと不思議なニュースをやっていた。

言葉はわからないが、どうやら「市場の中で無人の三輪車がぐるぐると回りだすという現象が起きた」ということらしい。映像を見ると、誰も触っていないのに凄い勢いで回り続ける三輪車が映っていて、なんとも不思議だった。

探したら Youtube にこのときの映像があったので紹介しておく。字幕には「地球磁力」なんてことが書いてあるが、本当か?

12時半にマッサージ店を出た。体も楽になったし、不思議な映像も見られたので満足。

MRT で台湾高速鉄道の左営駅へ移動し、午後1時の列車で出発。桃園までの料金は1,410元。台湾新幹線は本当に快適で、1時間半ほどで桃園駅に到着した。この高速鉄道のおかげで4日間の旅行であっても高雄にゆっくりと滞在できるし、実にありがたい。

桃園駅のホームで列車を見送り、空港へ。

バスで桃園国際空港へ移動し、カウンターではなく自動チェックイン機でチェックインを行って台湾を出国。フードコートで早めの夕食にした。これで値段は180元。

午後5時半に台湾を出発し、8時過ぎに福岡空港に帰着した。しかし台湾は4日間の旅行でも十分に楽しめる。おそらく、今後も1~2年に一度は台湾を旅行することになりそうな気がする。