タイ旅行記(チェンマイ)

1年ぶりのタイ旅行。もう10回近く旅行している国だが北部地方に入るのは今回が初めてになる。チェンマイといえば言うまでもなくタイの有名観光地なので、主目的地の「ワットメーケットノーイ」だけでなく定番観光地も見る予定にしていた。人気の観光地なので、かなり楽しみ。


午前11時40分に福岡空港を出発し、バンコクへ。何度も訪れている町だが、タイ航空の直行便で行くのは久しぶり。

6時間ほどのフライトでバンコク・スワンナプーム空港に到着し、国内線乗り継ぎへ。通常の入国審査場とは別に国内線乗り継ぎ専用の入国審査場があり、ここでタイに入国した。タイの国内線には今まで乗ったことがないので、ここで入国したのは今回が初めて。

夕方5時半にバンコクを出発し、1時間ほどのフライトでチェンマイ空港に到着した。ついにタイ北部に入ったことになる。

とりあえず ATM で2,000バーツを入手し、ターミナルを出てメータータクシー乗り場へ。空港から市街へはいくつかの移動手段があるが、ここではもっとも安心できるメータータクシーを利用することにしていた。

ターミナルを出たところに大きく TAXI METER と表示されているので、初めての旅行者にもわかりやすい。市街までの料金は一律160バーツで、窓口で行き先のホテルを伝え、チケットを購入した。

旅行者だけでなく地元の人にも人気の交通手段なので乗り場周辺は大勢が待っていたが、タクシーは次々とやってくるのでわりと早く乗り込むことができた。やや渋滞していた市街を通り抜け、7時半過ぎに市街の北にあるロイヤルパネライホテルに到着。

チェックインし、部屋に入ると予想以上に広かった。この部屋に1泊2,000円以下で泊まれるのだから、ネット予約というのはかなりお得だと思う。

夕食がまだなので、外出して市街中心部のほうへ歩いてみた。堀に囲まれた、ほぼ正方形のエリアがチェンマイ旧市街になっている。ホテルを出るとすぐに堀が見えてきた。ライトアップされていてきれい。

さらに歩いていくと、観光地だけあってライトアップされた植え込みやイベントの案内などが現れる。

やがて旧市街の中心地といえるターペー門のあたりに到着した。さすがにこのあたりは観光客が多い。

ターペー門の近くにあったこちらのレストランで夕食にした。注文したのはグリーンカレー風フライドライスとポークオムレツで、これにペットボトルの水を加えて値段は215バーツ。味はなかなかうまい。

夕食後も周辺をしばらく散策。欧米人に人気の観光地と聞いていた通り、そういう旅行者の姿がかなり目立っていた。では日本人はどうかというと、これがほとんど見ない。日本人かと思っても話しているのを聞くと中国人か韓国人だし、日本人の海外離れを実感するような光景という気がする。まあ、ちょうど年末休みの直前の時期だし、正月などは日本人が増えるのかもしれないが。

夜9時過ぎ、散策を終えてホテルに戻ることにした。こちらは街路灯に貼られていた定番のシール。

9時半にホテルに戻り、シャワーを浴びて11時半に就寝。


翌日は朝8時半に起床。9時半にホテルを出て、歩いてチェンマイの中心部へ。前日の夜に歩いたターペー門の近くで左に折れ、しばらく歩くとワロロット市場が見えてきた。この日の目的地は郊外にあるワットメーケットノーイという寺院で、その方面へ行くソンテウはワロロット市場近くの乗り場から出発している。

乗り場の近くにある歩道橋に上がると、川の眺めがきれい。

最初はどのソンテウに乗ればいいのかわからなかったが、客待ちしているソンテウの運転手に何人も聞いて回ったところ、ワットメーケットノーイがあるサンサーイ方面行きが見つかった。

運転手にワットメーケットノーイへ行くことを伝え、緑色のソンテウで出発。頻繁に乗客の乗り降りがあり、車内は常にほぼ満員。途中で日本人の初老男性が乗ってきたが、この人は郊外で降りていった。話してはいないが、チェンマイでロングステイをやっている人かもしれない。

チェンマイから30分ほどで、運転手が「ここがワットメーケットノーイ」と教えてくれた。寺の前で下車し、料金は20バーツ。タイは公共交通機関の料金が本当に安い。

では、いよいよワットメーケットノーイへ。

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