タイ旅行記(ワットメーケットノーイ – 1)

今回のタイ旅行で最大の目的地がチェンマイ郊外にあるワットメーケットノーイ(Wat Mae Kaet Noi)という寺院。ここがどういう寺院かというと、つまり地獄寺。まあ私がわざわざタイまで見に来るくらいだから、普通の寺ではないことはこれを読んでいる人もわかると思う。

ここの地獄風景は相当に濃密だったので、ページを5つに分けている。


地獄寺といっても、寺院内に入ってすぐに地獄風景があるわけではない。まずは本堂周辺を歩いてみた。建物もきらびやかできれいだが、中には入れない。階段の横に作られているのはナーガだと思うが、しかし独創的な形をしている。

こちらは小僧さんたちの横断幕。何が書かれているんだろう。

というわけで本堂周辺の紹介はさくっと終わらせて、この寺のメインとなるエリアへ。それはこの門の奥にあるらしい。

目を閉じて楽しそうに笑っている托鉢僧の間を抜けて、いよいよ地獄の中へ。

と思ったら、ここはまだ地獄じゃなかった。涅槃像もあるし、ここは極楽エリアなのかもしれない。もっとも、こういうスポットでは地獄の充実ぶりと比べると極楽は手を抜いてあるのがお約束なので、ここはそんなに広くはない。それぞれの像は面白いが。

極楽エリアの端のほうにあったのがこれ。正体はわからないが、見たときは「なんだか 十面鬼ゴルゴス みたいだな」なんてことを思った。

ちょっとよくわからなかった光景がこれ。ベッドで寝ている親子の横で、よだれを垂らしながら裸で寝ている3人の楽団員。宴会で演奏しているうちに自分たちも酔いつぶれて寝てしまったのかもしれない。しかし楽団員が上半身裸で演奏している宴会というのも、想像するとなんだか楽しそう。

そして、その先に進むとすごいものがあった。もしかしたら、メインの地獄を差し置いてワットメーケットノーイで最大の見所といっていいかもしれない。両側から眺めた景色がこちら。

マッカリーポンの木だ!

いやあ、それにしても造形がリアル。実の美女果はもちろん、周囲の人たちもよくできている。

美女果のアップ。左側の成長した実はいいとして、右側は幼児体型すぎて 危険極まりない 感じなのでコメントは控えておく。

まだ莢が開いたばかりの実もあった。なるほど、マッカリーポンの実はこんな風に開くのか。勉強になった。

実が成長すると、こんな感じに。しかし股間の葉っぱも一緒に成長するんだろうか。

かなり可愛らしかったので、この美女果をさらにアップで撮ってみた。

いやー、たまりません。

このマッカリーポンの木を見ただけで、この寺へ来てよかったと思えた。何でこんな超ロリ系にしたのかという感じだが、これは作った人の趣味なのかもしれない。とにかく、この造形は地獄寺マニアには必見。

マッカリーポンの木を堪能した後、いよいよメインといえる地獄エリアへ。