地獄エリアをさらに先へ進む。ここは小道の両側にさまざまな亡者たちが並んでいた。
酒を飲みながら薬を打ち、反対側の顔では嘔吐している亡者。こんな自堕落な生活をしていたら地獄行きという戒めだろう(多分)。
こちらは顔が凄すぎ。いったい生前にどういう行いをしていたんだろう。
小道の先では地獄の役人たちが生前の行いを判定していた(多分)。
一番偉そうな人は、やはり閻魔大王なんだろうか。
その近くに、なぜか妙に格好いいオブジェがあった。バイクに乗る機械ライダーというまるでスーパー戦隊シリーズに出てきそうなキャラクターで、これも一応は獄卒なんだろうか。
こちらは楳図かずお作品に登場しそうな軟体キャラ。これは気持ち悪い。
この石のドームの中を覗いてみると、中央に井戸があった。横の料金箱に10バーツ硬貨を入れると、予想通り井戸から幽霊が現れてきた。(この動画は後のページで)
こちらは堕胎の罪(多分)。しかし手首を切って血を飲ませようとしている場面は初めて見た。
きれいに並んだ人間串刺しの風景。上下が互い違いに並べられているところなども手が込んでいて好感が持てる。
これで地獄エリアをほぼ一回りしたことになる。本当に佃煮にするほど大量のオブジェが高密度で並んでいるので、すっかり満腹になった。全部は紹介しきれないので、興味がある人は直接訪れてほしい。
地獄エリアには、こんな風に体がペインティングされた亡者(多くは下半身が土に埋まっている)が点在している。そのうちのいくつかを紹介しておく。
しかしどれも手が込んでいて見事。機械人間の歯車なんて、よくこんなに描き込んだものだと思う。胸が目になっているというのは実際のボディペインティングのイベントでもありそうな気がする。
こちらの亡者は背中のイラストが面白かった。
2つの団体のメンバーたちが穴の中に落ちていき、穴が埋まったところで(おそらく)団体の代表者がメンバーたちを踏み台にして握手するというもの。団体のトップにとって下っ端のメンバーなど所詮は使い捨ての駒に過ぎないという風刺なのかもしれない。(私の勝手な解釈なので、違っていたらすみません)
こちらはずいぶんとカラフルなペインティング。
左側は「オバマ大統領をイメージしているような気もするが、しかしオバマは “Yes, we can” だったはず」と、ちょっと釈然としなかった。ただ、旅行後に調べてみたらオバマ大統領の選挙キーワードは “Change”, “Yes, we can.” だったらしいので、やはりオバマをイメージしていると考えてよさそう。
しかし背中に稲を植える風景というのはよくわからない。
続きは次のページで。