ベリーズ&メキシコ旅行記(ベリーズシティ~キーカーカー)

6年ぶりのベリーズと、3年ぶりのカンクン旅行。今回はどちらもダイビングが目的のアクティビティ満喫旅行なので、金は相当にかかるものの、特にブルーホールに潜るのは本当に楽しみ。セノーテの絶景も見られるし、今回は思い切り楽しむことにしていた。


朝7時20分に福岡空港を出発。佐世保からの朝一番の高速バスが空港に6時45分着の予定で、多少不安だったものの前泊せずに早朝出発にしたら、案の定15分ほど遅れた。ぎりぎりで間に合ったが、もう少し遅れたらアウトだった。やはり、ここは前日のうちに福岡まで移動しておくべきだった。

9時に成田空港に到着。機内での時間潰し用に書店で文庫本を買い、11時50分にダラスに向けて出発した。アメリカン航空に乗るのは2013年のメキシコ旅行以来。

約11時間半のフライトで乗継地のダラスに到着した。時刻は朝8時20分で、時差の関係で時間が戻っている。いったんアメリカに入国する際、どこへ移動するのかを聞かれたのでベリーズと答えたが、これが通じない。搭乗券を見せると「ああ、ベリーズか」とすぐに理解してくれたが、ここで私の発音が通じなかった理由がわかった。多くの日本人が「リ」にアクセントを置くと思うが、実際は「ベ」にアクセントがある。アクセントが違うと通じないということを実感。

こういうやり取りを経て、出発ゲートに移動するとモニターに Belize City の文字が。

2010年の旅行ではグアテマラから陸路でベリーズに移動したので、飛行機で入るのは今回が初めてになる。10時半にダラスを出発。

ダラスからベリーズシティまでのフライトは約3時間。窓際の席だったので、カリブ海を眺めながら快適な移動を楽しめた。午後1時半にベリーズシティ空港に到着。

6年前は日本人はビザが必要だったが、今は90日以内の滞在であれば不要になっている。スムーズに入国審査を終え、6年ぶりにベリーズに入国した。

空港からの送迎を頼んであるので、ターミナルを出てドライバーを探すとすぐに見つかった。駐車場へ移動する途中、空港の写真を撮ってみた。

久しぶりのベリーズの景色を楽しみながらベリーズシティへ。途中、急に雨が降り出したので不安になったが、熱帯特有のスコールだったらしく10分ほどで晴れてきた。

この日はキーカーカーまで移動するのだが、その前に BPRP のオフィスに立ち寄りたいとリクエストしていたので、こちらの建物に到着。

左のピンクの建物がソリス麻子さんの自宅だそうで、6年ぶりに再会できた。隣の緑色の建物がオフィスになっていて、ちょうどパーティが行われているということだった。ソリス麻子さんが声を掛けると、パーティの最中だった丸直美さんが出てきてくれた。

スタッフの丸直美さんとは初対面。かつて2013年に1人でベリーズを旅行し、帰国後に当サイトの2010年の旅行記を読んで興味を持ったそうで、メールを送ってくれたのが最初のきっかけになっている。そのときに「今の会社を退職してベリーズで働きたい」ということが書かれていたものの、まさか本当に実行するとは考えていなかった。

約1年後に「退職してベリーズへ行きます」というメールを受け取ったときは本当に驚いたが、この行動力は凄いと思う。日本人が多い国ならともかく、ベリーズのような日本人にとって超マイナーな国へ行くのは普通の人間にはできない。並外れた行動力に感服する。

今回は立ち寄っただけなので、3人で記念撮影したり、佐世保の土産を渡して今回の旅行のことを少し話した後、出発することにした。「またいつか来ます」と言って別れたが、次はいつになるだろう。5年以内にはまた来たいものだし、Belize Concierge(この旅行後に BPRP から名称変更)も発展していてほしい。

BPRP のオフィスを後にして、車でベリーズシティの中心部にある Water Taxi の乗り場へ。ドライバーから往復のチケットを受け取り、握手して別れた。

こちらが今回乗る船。前回もこういう船でキーカーカーへ移動したので、船着場の雰囲気が懐かしい。

午後3時10分にベリーズシティを出発。河口から海に出ると、周囲にはカリブ海が広がるようになる。

海の眺めもきれいだし、移動は快適。ベリーズに来たら、この移動は絶対に体験するべき。

ベリーズシティからちょうど1時間でキーカーカーに到着した。この船はサンペドロまで行くので、キーカーカーで下りた人はバックパッカー風、船に残った人は少しリッチな旅行者風と、これも6年前と同様だった。

ボートを下り、桟橋を歩いてメインストリートへ。海もきれいだし、6年ぶりの景色が本当に懐かしい。

ただ、船着場近くのバスケットコートは見覚えがない。前回の旅行後に作られたと思うが、もしかしたら忘れているだけかもしれない。

こちらが島のメインストリート。この島には舗装道路がなく、車の代わりにゴルフカートが走っている。6年前とまったく変わらない風景に感動。

しかしながら、これから泊まるところを探さないといけないのでゆっくりしてはいられない。宿泊先については、アメリカの連休シーズンと重なっているという情報があったので多少の不安はあったものの、何とかなるだろうと考えていた。ところが安そうなところはまったく空いていない。

結局、6年前に泊まった China Town Hotel に空きがあったので、今回もここに泊まることにした。宿泊料金は3泊で163.5USドルで、前回よりも値上がりしていた。高いとは思うが、他に選択肢がないので仕方がない。

もっとも、料金が高いだけあって部屋は快適。キーカーカーには真水ではなく海水が出る安宿も多い中、ここはちゃんと真水の温水シャワーがある。ベッドにはタオルアートまで作られていたが、前回はなかったはず。6年の間に、ずいぶんと気の利いたホテルに変貌していた。

ホテルの2階からの眺め。のどかでいい島だと思う。

5時に外出し、しばらく歩く回った後で夕食にした。この日に入ってみたのはこちらの Happy Lobster という店。

注文したのはバラクーダステーキとシュリンプのコンボ、ベリキンビールとミネラルウォーター。普段はあまり酒は飲まないが、旅行中は地元のビールを飲んだりする。バラクーダステーキは味が濃厚でうまい。

夕食後、スーパーマーケットでパンと水などを買ってからホテルへ。キーカーカーには華僑が経営している店が多く(宿泊しているホテルも同様)、スーパーマーケットにいたっては8割以上が華僑という感じ。中米はもともと中国系の移民が多いらしいが、この人たちはどういう経緯があってベリーズに来たんだろう。

キーカーカーを歩いていて気づくのは、道端をうろついている犬の多さ。

野良犬といっても(あくまで私が接した限りでは)人間慣れしていて大人しいので、近寄っても問題ない。犬好きには嬉しい島。

ホテルに戻り、この日は1時に就寝。翌日はフリーなので、サンペドロへ行ってみることにしている。