この日2ヶ所目の目的地はグランセノーテ。ダイバーではない一般の旅行者にとって、おそらく一番有名なセノーテだと思う。今までに見たセノーテと違って、さすがにここは観光客であふれていた。
アンヘリータを出発して、20分ほどでグランセノーテに到着。密林の中にひっそりとあるアンヘリータやククルカンと違って、ここは観光用の施設が充実していた。
では、器材を準備してセノーテへ。タンクを背負って、水着姿の観光客の間を歩くのはなんだか場違いな気分。一方で「こっちは水中に潜れるんだよ」と自慢したい気持ちもある。
ダイビングゾーンとシュノーケリングゾーンは分けられていて、ダイバーはここからエントリー。
潜行すると、さすがの透明度。3年前に見たククルカンほどではないが、それでも他のダイバーが空中に浮いているかのような光景が見られる。
鍾乳石が見事。ぶつからないように注意しながら先へ進む。
さらに洞窟の奥へ。閉所恐怖症の人は、こういう写真を見てもつらいんだろうか。
遠くにシュノーケリングゾーンが見えた。もちろん水面からでもきれいな景色は見られるとは思うが、やはりダイビングには敵わないと思う。
ライトで照らしながら鍾乳石を観察。
洞窟の奥の壁に沿って、シュノーケリングゾーンを回り込むように進んでいく。
鍾乳石は豊富に見られるものの、写真の撮り方が難しい。ライトを当てすぎると白飛びするし、逆に光量が足りないと暗くて何が写っているのかよくわからなくなる。ただ、光線はきれいに写るので、ビームみたいな写真を撮るのも楽しい。
下から見上げたシュノーケリングゾーン。上からはダイバーはどう見えるんだろう。
このあたりで見た景色を大きなサイズで載せておく。光のカーテンが見事だが、しかしながら翌日に見たククルカンの絶景には遠く及ばない。
透明度が高いので、ダイバーが本当に空中に浮いているみたい。
それにしても、光のカーテンをこの角度で見られるのはダイバーだけだと思う。水面に浮いている観光客たちに、ちょっと自慢したい。
壁に沿って進んでいくと STOP の表示が現れた。ダイビングゾーンはここまでなので、ここで引き返すことになる。
ゆっくりと進み、エントリーポイントまで戻ってきた。
名残惜しいが、これで水面に浮上。
ダイビングログは以下の通り。
- 天候:晴れ
- 気温:27℃
- 水温:24℃
- 潜水時間:45分
- 最大深度:8.8m
- 平均深度:5.5m
- 透明度:100m 以上
これで、この日のダイビングは終了。器材を片付け、しばらく周辺を歩いてみた。
さすが観光客に一番有名なセノーテだけあって、施設も充実している。その分、アンヘリータやククルカンのような秘境感はないが、まあこれは当然だと思う。いつか、また来てみたい。
グランセノーテを出発して、続いて昼食。午前中、タコスとチキンのどちらがいいかを聞かれていたので、ここではチキンをリクエストしていた。これは、タコスは観光客向けの店、チキンはローカルな店ということだったので、地元の人たち向けの店で食べてみたかったというのが理由。
こちらがそのローカルな食堂。
それにしても、チキンの焼き方が豪快。写真からわかる通りボリュームがすごいので、十分に満腹になった。食べ方もなかなかワイルド。
もちろん観光客向けの店もいいが、こういうローカルな店の食事も楽しい。食事中、メキシコの前に旅行したベリーズの話などをして、ガイドさんたちにキーカーカーの SUB AWAY の写真を見せたら大ウケだった。
昼食後、カンクンへ向けて出発。午後4時半ごろ、ホテルに戻ってきた。翌日もセノーテダイビングなので「またよろしくお願いします」を挨拶してからスタッフの方と別れた。
部屋に戻り、少し休憩。
夕方6時、外出してホテルゾーンを歩いてみた。何度も散策しているので、すっかりおなじみになったココ・ボンゴ付近の風景。
この日は、昼食でチキンをたくさん食べたことと、また食費の節約のためレストランではなくフォーラム・バイザシーのフードコートで軽い夕食にした。値段は55ペソで、おそらくここがホテルゾーンで一番安く食事ができる場所だと思う。
夕食後、さらに周辺を散策。この呆れるほどの大騒ぎぶりも、当サイトで何度も紹介しているのですっかりおなじみになったはず。
昼間はのんびりして夜になると騒ぐのが欧米流のバカンスの楽しみ方なのだろうが、ちょっと真似できない。
夜10時、ホテルに戻った。翌日はセノーテダイビングの2日目、ククルカンとチャックモールに潜ることになる。この日は0時に就寝。