タイ旅行記(サムイ島 / Wat Phra Yai)

パンガン島から再びサムイ島に戻り、夜まで島を観光してみた。サムイ島の観光地といえばワット・プラヤイが有名で、船着き場のすぐ近くにある。大きな大仏がある寺院で、定番スポットではあるものの、興味があったので行ってみた。


船着き場から歩いてワット・プラヤイへ。ローカルな屋台が並んでいる大通りを歩いて行くが、こういうところには犬がたくさんいる。それは見慣れた光景なのだが、ここの犬たちはみんなシールドで顔が覆われていた。おそらく嚙みつき防止のためだと思うものの、今まで見たことのない眺め。

そのまま寝ている姿も、ちょっとかわいくて笑える。

シールド犬たちの間を通り抜けて、歩いて行くと金色の大仏が見えてきた。

大仏だけでなく、後ろの光輪が派手。

大仏は階段を上がったところにある。その前に、まずはこちらの建物を見てみた。

建物の中には、金色の仏像(または羅漢さん?)と涅槃像があった。

それにしても、この屈託のない最高の笑顔には癒される。こんな楽しそうな笑顔をしている仏像なんて、今まで見た記憶がない。なんとなく、あばれる君似。

では、この階段を上がって大仏へ。ここから先は土足禁止なので、靴を脱いでから先へ進む。手すりになっているナーガが見事。

階段を上がりきり、大仏と対面。通称「ビッグブッダ」と言われているだけあって、見上げると迫力がある。高さは12メートルほど。

この日は曇りだったので眩しくはなかったが、晴天だったら目がチカチカしてくるほど金色に光っているはず。

大仏の周囲を一回り。周りにも小さな仏像や涅槃像がたくさん並んでいたが、座像や立像はともかく「腰掛けている像」なんて珍しいと思う。

大仏の前からの眺め。遠くにサムイ島中心部の町が見える。晴天だったら、さぞきれいな景色のはず。

大仏と景色をしばらく楽しんだ後、階段を下りた。

ときどき、爆音を響かせながら飛行機が上空を通っていく。

海沿いに面白い神像が並んでいたので、そちらを歩いてみた。顔は男性みたいだが、胸を見ると女性。

馬に乗っている姿かと思ったら、顔は龍みたい。馬と龍を組み合わせた姿は初めて見たような気がするが、この生き物は何だろう。

こちらは人魚。

というわけで、お約束の写真。

大仏だけでなく、周囲のオブジェも含めて楽しめる寺院だった。大仏をもう一度見てから外へ出ようとすると、土産物店の横にこういうものが。

言うまでもなくプレデターとエイリアンで、後ろの壁にはフェイスハガーもいる。そして、これらがまたよくできていた。ここの店主がSF映画マニアなのかもしれないが、見事な出来栄えに感動。

映画ファンなら、これらのオブジェはぜひとも見てほしい。


ワット・プラヤイを出て、サムイ島の市街へ向かう。ちょっと距離があるので、どうやって移動しようかと考えていたらちょうどいいタイミングでソンテウがやってきた。乗り込むと、この時点では乗客は私一人。

次第に客が乗ってくるのと同時に、周囲は薄暗くなってきた。スターツ・キャバレーやハードロックカフェやフーターズが光っているのを眺めながら、25分ほどで市街に到着。

下りたのは、パンガン島へ行く前に荷物を預けていたショッピングモール「セントラル・フェスティバル」の近く。ソンテウの料金は100バーツで、旅行後に調べたら相場は50バーツ程度だったらしいのでぼられたかもしれない。しかし「早朝と夜間は昼間料金の2~3倍になる」という情報もあるので、これは夜間料金だったんだろう(多分)。

空港へ移動しないといけない時刻まで、あと1時間半ほど。出歩く時間もないので、セントラル・フェスティバル内に滞在することにした。

まずはフードコートで夕食。ビーフヌードルとガパオライス(生卵と半熟が苦手なので両面をしっかり焼いてもらった)と飲み物で270バーツ。

夕食後、土産物店を見ていたらこういう石鹸が売られていたので衝動買い。いいですねえ、これ。もっとも、旅行後に知人から「空港で荷物を開けられたとき、エロ本が見つかるより恥ずかしい」なんてことを言われたりしたが。

「普通、土産物店でこういうものを見つけたら買いませんか?」と言ったら「買いませんっ!」と返されてしまった。

夜8時、そろそろ時間になったので、預けていたダイビング器材を受け取った。サムイ島を夜に出発するとき、ここの荷物預かり所は本当に助かる。大きな荷物を持っているので空港まではタクシーで移動し、料金は400バーツ。

15分ほどで空港に到着し、チェックインと出国。バンコク経由で帰国するが、出国手続きはサムイ島で行うことになる。9時半に搭乗。

サムイ島を出発し、夜11時にバンコクに到着。日付が変わって深夜1時にバンコクを出発して、朝8時に福岡空港に帰着した。今回滞在したサムイ島、パンガン島、タオ島は、いつかまた再訪したい。


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