モルディブ旅行記(マーレ~コロンボ)

ダイブクルーズ最終日。昼食後にクルーズ船を下り、午後の飛行機でスリランカのコロンボへ移動することになる。

本来のスケジュールであれば、そのままコロンボで乗り継いで日本へ帰ることになる。しかし年始の休暇があと1日あるので、旅行会社に希望を聞いてもらって帰国便を1日遅らせ、コロンボで1泊することにしていた。スリランカにはまだ入国したことがないので、コロンボの風景を見るのも楽しみ。


朝7時半に起床。ダイブクルーズ中は早朝起床が続いていたので、朝ゆっくりできるのは久しぶり。

8時からの朝食後、食堂内の写真を撮ってみた。この風景も見納めだが、ここにはいつかまた来たい。

昼食までの間に、器材の洗浄と片づけを行った。朝から器材を洗って乾くのかと思うかもしれないが、天気もいいし船の上は風も遮られないので、すっかり乾いてしまった。さすが南国。

クルーズ船は空港があるフルレ島に停泊している。埋立地の向こうを飛行機が離陸していくのが見えた。

11時半からの昼食後、器材をバッグに収納して準備を終え、船の屋上で写真撮影などを行った。全員の集合写真を見ると、またここへ来たいという気持ちが高まる。

WiFi 料金やクルーズ中に飲んだカクテルなどの精算を行い、現地スタッフへのチップは船長さんにまとめて手渡した(100ドル)。12時半、いよいよ下船。

空港まではドーニで移動。手を振るスタッフが次第に小さくなっていく。

ジンベエザメには会えなかったクルーズだったが、しかし楽しかった。宣伝文句は「ジンベエザメとの遭遇確率90%」なのに、残り10%に遭遇するというのも逆にすごいと思う。これは「また来ようという理由ができた」と前向きに考えることにする。

20分ほどで空港前の岸壁に到着。

船を下り、クルーズ船とダイビングポイントの移動の際に何度も乗ったドーニの写真を撮ってみた。

最後に、港の中を見渡してみた。本当に、ここにはいつかまた必ず来たい。

ターミナルに入り、スリランカ航空のカウンターでチェックイン。モルディブを出国し、トランジットエリアで土産物などを買い込んだ。午後3時に搭乗開始。

3時半に離陸。機内のモニターは日本語対応になっていて、それぞれの環礁の名前が表示されていた。今回のクルーズでダイビングを行った北マーレ環礁、南マーレ環礁、フェリドゥ環礁、アリ環礁の位置関係がよくわかる。

午後7時半、コロンボに到着した。ダイブクルーズで一緒だった人たちはこのまま乗り継いで日本へ帰るので、ここで別れた。いつかまた、世界のどこかで一緒にダイビングを行う機会があると嬉しい。


私の方は、予約しているホテルへ移動する必要がある。旅行会社のダイビングツアーから離脱しているので、ここからは自己責任。まず空港内の両替所でスリランカルピーを入手したところ、レートは50ドルが7,580ルピーだった。目安として、1ルピーが約0.75円という感じ。

空港からコロンボ市街まではタクシーで移動することになる。空港からのタクシーといえばボッタクリがつきものだが、この空港はタクシーカウンターがあるのでわりと安心して利用することができる。料金は2,650ルピーで、その他に高速料金の300ルピーも乗客が負担するので、合計2,950ルピー。

レシートを見せてタクシーに乗り、コロンボ市街へ。途中、ちょっと面白い壁画が見えた。

塀の向こうが学校なのかはわからなかったが、学校生活の一コマみたいな風景なんだろうか。

空港から1時間ほどでコロンボの中心街に到着した。予約しているのは Star Anise Boutique Capsules というホテルだが、マイナーなホテルらしく運転手も場所がよくわからないらしい。バウチャーに書かれている住所を通行人に聞いたりして、ちょっと迷ったものの無事に見つけることができた。有名ホテルチェーンではなくカプセルホテルなのだから、運転手が知らないのも無理はない。

探してくれたお礼として1ドルのチップを渡し、タクシーを下りてホテルでチェックイン。外国でカプセルホテルに泊まるのは初体験で、どういうものなのか興味津々。このホテルを選んだのは、値段が安かったというのもあるが、それ以上に外国のカプセルホテルに対する好奇心の方が大きかった。

宿泊エリアに入ると、こんな感じでカプセルが並んでいた。荷物を無造作に床に置いている人もいて、盗難などは気にしていないらしい。

私が寝ることになるカプセルは上段のこちら。

カプセル内の様子。むしろ、日本のカプセルホテルよりも広くて快適だと思う。これで宿泊料金は14.4ドル(約1,620円)。

シャワー室や洗面所も清潔だし、このホテルは掘り出し物だった。トランジットでコロンボに1泊するときなどには、おすすめのホテル。

ただし、日本とは違って宿泊エリアが男女別には分かれていない。ロールカーテンはあるものの、女性などは抵抗感があるかもしれない。その点、欧米人女性は堂々としたもので、近くのカプセルでは若い女性がロールカーテン全開で熟睡していた。前を通るときにカプセル内が見えるので、こちらが気を使ってしまう。

翌日はコロンボの観光スポットをまわり、夜の飛行機で出国することになる。この日は早めに就寝。