メキシコ旅行記(セノーテダイビング)

今回のメキシコ旅行でのダイビング3日目はセノーテ。2013年と2016年の旅行のときも潜ったことがあり、今回が3回目。あの素晴らしい水中絶景をまた見られると思うと、高揚した気分になる。


朝5時半に起床。ロビーで待機していると、クイーンエンジェルのスタッフが迎えに来た。6時半にホテルを出発。

途中、ホテルゾーンにあるホテルをいくつか回り、他の旅行者たちが乗ってきた。そのうちの一人が前々日のカンクン沖でのダイビングのときに会った人で、このときは強風のため午後のダイビングが中止になっていた。

その後、イスラ・ムヘーレスのガラフォン公園でのシュノーケリングをすすめてから別れていたので、どうだったか聞いたら結局シュノーケリングはできなかったという。旅行日数の関係でダイビングはこの日が最後になり、結局カリブ海に入ることができなかったのが残念と話していた。

カンクンを離れて南下し、プラヤ・デル・カルメンを過ぎたところで大通りを離れてジャングルの中へ。もう何度も訪れているので、すっかりおなじみになったタンク充填所がある。

それにしても、ジャングルの中にタンクがずらりと並んでいるのは、何度見ても不思議な光景だと思う。周囲をうろついている飼い犬とも再会し、タンクを積み込んでからセノーテへ。

Tajma Ha

今回のセノーテダイビングは「タージマハ&ククルカン&チャックモール」の3ダイブ。今まで2回の旅行ではククルカン&チャックモールの2ダイブだったので、タージマハを見るのは今回が初めて。

車を下り、まずはセノーテの方へ歩いて入口を確認。周囲の雰囲気はチャックモールと同じような感じ。

こちらがセノーテ「タージマハ」の入口になる。

チャックモールよりは、少し閉鎖性が高いかも。これから、この洞窟の奥へ潜っていくことになる。

いったん駐車場に戻って器材を準備し、タンクを背負ってセノーテの入口へ。まずは水面でウェイトの調整。

問題なく潜行できることを確認し、セノーテの中へダイビング開始。

このセノーテはかなり奥行きがあり、暗闇の中で他のダイバーのライトが光っているのが見える。まるでライトセーバーみたい。

ライト以外は明かりがない閉鎖水域を進んでいくので、ライトだけが頼り。探検気分が味わえて楽しいが、もしかしたら閉所恐怖症の人はつらいかもしれない。

それにしても、水の透明度が高いのでダイバーが宙に浮いているように見える。ライトから伸びる光のビームがきれい。

やがて上の方に光が見えてきた。洞窟の天井が崩落しているエリアで、水面を通して空が見える。

実は、真上から差し込む日光が水中に光の柱を作り、それを水中から眺めるのが絶景になっている。しかしながら、この日は残念ながら曇り。きれいな光の柱は眺められなかった。

さらに洞窟の奥へ。ダイバーが進むことのできる終点には、こういう表示板が立っていた。

ここで引き返し、元の方向へ戻る。

再び天井の開口部のところに来たが、やはり曇りのため光の柱は現れず。

天気が良ければ、この穴の下に絶景が現れるはず。こればかりは天候次第なので仕方ないのだが、タイミングが悪かったのが残念。

この穴の真下は水深が浅くなっているが、おそらく天井から崩落した岩だと思う。

いったん、水面上に浮上。水はきれいに光っている。

上空に空いた穴を見上げてみた。本当に、曇っているのが残念。

水面で少し休憩し、再び潜水。

ここで光の柱を見たかったなあ。これは再びここへ来ないといけない。

では、入口の方へ戻る。

名残惜しいが、これでタージマハでのダイビングを終えて浮上。

ダイビングログは以下の通り。

  • 天候:曇り
  • 気温:29℃
  • 水温:25℃
  • 潜水時間:47分
  • 最大深度:13.9m
  • 平均深度:7.2m
  • 透明度:100m以上

このセノーテの最大の魅力といえる光の柱を見られなかったのは残念だったが、抜群の透明度の中でダイビングを行うのは楽しい。「またここへ来る目的ができた」と前向きに考えることにして、次回は天気が快晴になっていることを願いたい。

器材を外し、ウェットスーツを着たまま車で次のセノーテへ移動。

Kukulcan & Chac Mool

タージマハの次は、今までのメキシコ旅行でも潜ったことのあるククルカンとチャックモール。特にククルカンは空前絶後の絶景が見られるセノーテで、何度見ても激しく感動する。

駐車場で車を下り、まずはセノーテの入口へ。

こちらがセノーテのククルカン。ここへ来たのは3回目なので、この風景を見ると懐かしい。

青く光っている水中洞窟に感動する。それに、天気も晴れてきたので光のカーテンが見られそう。

いったん駐車場に戻り、器材をセッティング。ここから水中の絶景をたくさんの写真とともに紹介したいところだが、残念ながらそれはできない。なぜかというと、ククルカンとチャックモールはダイビング中にカメラを持つことが禁止されてしまっため。

なぜこんなことになったのかというと、写真撮影に集中しすぎて鍾乳石を折ってしまうダイバーが現れたためだそうで、2017年7月からカメラの持ち込みができなくなった。まったく、大迷惑なことをしてくれたものだが、そういうルールになってしまった以上は仕方がない。

というわけで、ダイビング中の写真は無し。ククルカンでは光のカーテンを見ることができたので、この絶景写真を撮れなかったのが残念だった。空前絶後の水中風景については、当サイトの2013年と2016年のメキシコ旅行記を参照してほしい。

ククルカンでのダイビングログは以下の通り。

  • 天候:曇り
  • 気温:29℃
  • 水温:25℃
  • 潜水時間:40分
  • 最大深度:10.2m
  • 平均深度:6.2m
  • 透明度:100m以上

チャックモールでのダイビングログは以下の通り。

  • 天候:曇り
  • 気温:29℃
  • 水温:25℃
  • 潜水時間:36分
  • 最大深度:11.9m
  • 平均深度:7.0m
  • 透明度:100m以上

本当に素晴らしい絶景だったので、他のダイバーたちも驚嘆していた。いつか、これらのセノーテでも写真撮影が解禁されることを期待したい。


これで、この日の3本のダイビングが終了。器材を片付け、続いて昼食場所に出発した。セノーテダイビングのときはプラヤ・デル・カルメンにある地元民向けのレストランでタコスを食べるのが定番で、この日もログ付けをしながら食事を楽しむことができた。

昼食後、プラヤ・デル・カルメンを離れる前にコーヒーショップに立ち寄って休憩。ここもセノーテダイビングのときの定番スポットで、コーヒーを飲んでから美容グッズ(石鹸とシャンプー)を購入した。

休憩後、カンクンへ出発。みんなうとうとしているうちにカンクンに到着し、ホテルゾーンからダイバーたちが下りていった。私はダウンタウンなので最後になり、午後6時にホテルに到着。「また近いうちに来ます」と伝えてから別れた。本当に、数年以内にはまた来たい。


午後6時半過ぎ、夕食のために外出。この日はダウンタウンのパラパス広場ではなく、ホテルゾーンへ行ってみることにした。もちろん値段は高くなるが、ダウンタウンとは対照的な雰囲気を味わうのもいいもの。

バスでホテルゾーンへ移動し、まずは Mexican Outlet や Semi Frog Store といった店を回って土産物などを買い込んだ。その後、相変わらずの大騒ぎが始まっているナイトスポットを眺めながら夕食。以前の旅行でも 入ったことのある Caminero というレストランでタコスを注文してみた。

料理が来る前に、まずはトルティーヤチップスとコロナビール。普段は酒はまったく飲まない人間だが、旅行中だけはときどきビールを飲んだりする。

メインはビーフのタコス3枚。見た目以上にボリュームがあるので、これで十分。値段は全部で175ペソだった。

夕食後、ナイトスポットの盛り上がりぶりを眺めながら周囲を散策。毎回思うが、こういう欧米流のバカンスの楽しみ方は自分には真似できない。

夜10時、バスでダウンタウンへ戻った。ホテルに戻り、この日は0時に就寝。