タイ旅行記(プーケット乗馬クラブ)

プーケットでの4日連続のダイビングが終わり、この日と翌日は別のスポットを回ることにしていた。まず、最初の目的地はプーケットライディングクラブ。

2017年から趣味で乗馬を始めていて、月1回ペースで大分県湯布院にある乗馬クラブに通っている。今回、ダイビング以外のアクティビティを探しているときにプーケットに乗馬クラブがあることがわかり、ホーストレッキングを申し込んでおいた。


朝7時半に起床。深夜、腰痛で目が覚めたりしたが、とりあえず乗馬はできそう。

乗馬クラブへの送迎は、ダイビングショップに併せて頼んでおいた。というわけで予定時刻の8時半にロビーで待っていたが、しかしなかなか来ない。ある程度遅れることは想定していたものの、さすがに待ち時間が1時間ほどになると「これは来そうにないな」と思えてきた。

そこで、ホテルのスタッフに依頼してダイビングショップに電話してもらい、携帯を借りて話したところ「確認してみます」ということだった。数分後に折り返しの電話があり、やはりというか送迎の手配がうまく通っていなかったとのこと。まあ、外国ではときどきあることなので仕方がない。

結局、送迎が来たのは予定時刻から2時間遅れの10時40分。乗馬クラブはプーケット島の北端近くにあり、島を縦断して1時間ほどで到着した。かなり遅れたものの、車は快適だったので不満はない。

車を下り、こちらの建物で手続き。

今回申し込んでいるのはジャングル&ビーチの2時間コース。書類に記入し、続いて今回乗る馬と対面。

前述の通り、私は乗馬クラブに通っているのでそれなりの経験はある。そのことは手続きの際に伝えてあるので、初心者向けの講習は省略して早速馬に乗ってみた。ホーストレッキングのガイドさんは若い女性。

この旅行時点で速歩(はやあし)までのスキルは身に付けていたので、ガイドさんと一緒に少しだけ走って、スキルを見てもらった。その後、トレッキングに出発。

乗馬クラブの敷地を出て、しばらく車道を歩いてからビーチへ。ここから後の写真は、ガイドさんにカメラを渡して撮ってもらっている。

馬でビーチを歩くのは、これが初体験。なかなか気分がいい。

しばらくビーチを歩いた後、川沿いの道路へ。木漏れ日がきれい。

舗装道路を離れ、ヤシの木が等間隔で並んでいるエリアに入っていった。ここはプランテーションだろうか。

ビーチや舗装道路と違って走りやすいところだったので、少しだけ速歩で走ってみたりした。乗馬スキルがあると、こういう時は楽しめる。

ヤシの木エリアを出て、再びビーチへ。本当に、いい天気。

ここからはビーチに沿ってトレッキングを行った。

それにしても、こんなにきれいなビーチなのに海水浴客がまったくと言っていいほどいない。プーケット島南部のビーチはあれほど大賑わいだというのに、なんだか不思議な気分。このあたりはまだ観光開発されていないのだろうか。

馬で波打ち際を歩くのも、珍しい体験かも。

人はほとんどいないが、その数少ない海水浴客の中に日本人家族がいた。海に入って遊んでいる男の子を母親が波打ち際から撮影していて、その背後を馬で歩いて行ったところ、男の子が「後ろ!後ろ!」と叫んで母親に気付かせていた。

振り返って驚いている母親に「こんにちは~」と挨拶して通り過ぎていったが、普通はビーチで馬を見ることになるとは考えないはずなので、ちょっと珍しい光景を見せられたかも。絵日記のネタになっているかもしれないし、このときの体験が男の子の記憶に長く残ることができたら嬉しい。

2020年1月2日にここで遭遇した家族が奇跡的にこのページにたどり着くことができたら、そのときはメッセージを送ってほしい。

その後も、ビーチをゆっくりと歩いて乗馬クラブの方へ戻る。

海とビーチをバックに記念撮影。ビーチを歩くのも初体験だったが、馬に2時間ほど乗りっぱなしというのも初めてだった。

海は本当にきれい。観光客がほとんどいないのが不思議で、プーケット島北部のビーチは穴場なのかもしれない。この周辺にもリゾートホテルはあるようだし、静かな環境が好きな人は定番のカタビーチやパトンビーチではなく島の北部へ来てみるのもいいと思う。

ホーストレッキングを終え、乗馬クラブに戻ってきた。馬に感謝の気持ちを伝えてから(首筋を何度も軽く叩くのが褒める合図)、馬を下りて2時間ぶりに地面へ。

その後、こちらの建物で休憩。

海外で馬に乗るのは初めての体験だったが(ロバにはヨルダンのペトラ遺跡で乗ったことがある)、かなり気分がよく、楽しかった。プーケットで乗馬というのはかなりマイナーなアクティビティだと思うが、珍しいものが好きな人は体験してみてほしい。

最後にガイドさんにチップ(200バーツ)を渡し、送迎車でプーケット南部にあるカタビーチへ出発。