タイ旅行記(カタビーチ / カウントダウン)

3年続けて、海外での年越しカウントダウン。一昨年はモルディブのクルーズ船、昨年はカンクンのホテルゾーンで年越しを行い、今回はプーケットのカタビーチ。

さすがリゾート地のビーチだけあって花火が派手だったが、その花火で死にかけるという体験もできた。詳しくは以下で。


ホテルで休憩した後、午後7時に外出。ビーチまで歩いてみると、この時間はまだ人はまばらだった。

プーケットでは「コムローイ」という灯籠を空に飛ばすのが大晦日の行事になっている。花火の他に灯籠を見るのも目的なので、夜空に点々と明かりが浮かんでいる幻想的な風景を見るのも楽しみ。

まだ人は少ないが、すでに灯籠を空に飛ばしている人がいた。

灯籠の中に火をつけ、その熱で上昇気流を起こして空へ飛んでいくという仕組み。見上げると、暗い夜空をバックにした灯籠が幻想的。

ビーチには後で戻ってくるということにして、まずはビーチ沿いに並んでいる屋台で夕食にした。注文したのはシーフードフライドライス(100バーツ)。

しばらく大通り沿いを歩いてみた。2015年のチェンマイ旅行のときにも見かけた Pink Pvssy というすごい名前の店があったが、こんな過激な名前だというのに並んでいるのは普通のアクセサリー。なんだか見掛け倒しの店。

もう少し何か食べたくなったので、前日に続いてフードコート “Kata Beach Walking Street Market” に入ってみた。

かなり賑わっているので、観光客としては楽しい。ここではエビ入りビーフン炒め(100バーツ)を注文した。味はもちろんうまい。

夕食後、ビーチへ行ってみると先ほどよりは人が増えていた。次々と夜空に飛んでいく灯籠を眺めながら、しばらく散策。

日付が変わるまでまだ時間があるので、いったんホテルに戻ることにした。その前に、フードコートでデザートとしてバナナパンケーキとマンゴージュース(各50バーツ)を注文。

夜9時過ぎ、いったんホテルに戻って休憩。


11時に再び外出。ビーチへ行くと、さすがにこの時間になると大勢の人たちで溢れていた。灯籠セットを売っている露店もあるので、地元の人たちだけでなく灯籠を飛ばそうしている観光客の姿も多かった。

次々と空へ飛んでいく灯籠。それぞれ、飛ばした人たちの新年の願い事が込められている。

ビーチから灯籠を飛ばすと、風向きの関係でみんな海のほうへ流れていく。海の上に点々と灯籠の明かりが揺れるという、実に幻想的な眺め。

コンパクトデジカメなので、プロ用のカメラみたいにきれいな写真は撮れなかったが、それでも雰囲気は伝わると思う。この景色はぜひとも現地で実際に見てみてほしい。

ここで撮った動画を載せておく。

これらの灯籠は、油をしみこませた紙を燃やすことによって灯籠内を暖め、空気を軽くすることによって上昇させている。灯籠を飛ばす際の様子を眺めていると「火をつける」という作業が意外と難しいことがわかってきた。

風がある中、紙製の灯籠を完全に垂直に立てて、十分に広げた状態で点火しないと灯籠に火が燃え移ってしまう。四苦八苦しているうちに燃え移って失敗している灯籠も多かった。

うまく点火できると、こんな風にまっすぐに飛んでいく。

さらに、うまく飛ばすことはできても風によって海面に流され、水に浸かって消えてしまう灯籠も多かった。そんな中、小さな男の子が飛ばした灯籠が海面近くまで流され、もうだめかと思ったらぎりぎりで上昇に転じて空へ飛んで行った時は周囲から大きな歓声と拍手が起きていた。男の子の願い事が叶うといいですね。

そして、灯籠を眺めているうちに時刻が0時になり、遠くで花火が打ち上げられ始めた。

このとき年越しを体験したのはカタビーチだが、プーケットには他にもパトンビーチやカロンビーチなど有名なビーチが何ヶ所かある。それらのビーチで一斉に花火が打ち上げられているので、周囲を見渡すといろんなところに花火が上がっているのが見える。

ビーチで撮った動画がこちら。1分20秒ほどの動画だが、最後にアクシデントが起きるので飛ばさずに見てほしい。

ビーチに設置されていた花火の打ち上げ筒が倒れたようで、膝の後ろを花火が通過していった。思わず「熱っ!」と思って撮影を止めているが、改めて見てみると本当に死ぬところだったような気がする。衝撃映像と言えるかも。

そもそもビーチの人込みの中に打ち上げ筒を設置するというのが日本では考えられないが、ここはタイ。ただ、さすがにカウントダウンの主催者はこんな無茶はしないだろうから、これは個人が置いた打ち上げ筒なのかもしれない。これはこれで貴重な体験だったかも。

アクシデントの衝撃から回復し、夜空を埋め尽くす花火を眺めてみた。

花火が終わり、静寂が戻ってきたところでビーチをしばらく散策。プーケットでの年越しは、またいつか体験したいと思う。

0時半にホテルに戻り、この日は1時半に就寝。