台湾旅行記(台北 / 饒河街夜市)

今回の台湾旅行最後の滞在地は台北。このところの台湾旅行では台北はすぐに通過して他の町へ移動することが多かったので、宿泊するのは久しぶり。

この日は台北の夜市を楽しみ、翌日は郊外にある関渡宮という寺院を見ることにしている。


高雄から2時間、午後5時に台北駅の地下ホームに到着した。地上に出ると小雨模様で、ライトアップされた台北駅がきれい。

予約してあるホテルは台北駅のすぐ近く。Inn Cube 台北駅店(品格子旅店)という名前で、この雑居ビルの最上階にある(この写真は翌日の朝に撮ったもの)。

ここはホステルではなくカプセルタイプのホテル。台北駅近くで安いホテルを探しているときに見つけ、面白そうだったので予約しておいた。宿泊料金は698元(当時のレートで約3,260円)。

チェックインして部屋に移動すると、廊下から見た限りでは普通のホテルみたいな感じ。

しかし、部屋に入ると就寝スペースはカプセルになっていた。

カプセル内は十分にきれいだし、私の場合はホテルには多くを求めないので、これで十分。どうせ寝るだけだから、高いホテルを選択することもない。


40分ほど休憩し、夕方6時過ぎにホテルを出て台北駅へ。ここから台湾国鉄の普通列車に乗り、ひとつ隣の松山駅で下車。運賃は14元。

地下ホームから地上に出て、少し歩くときれいにライトアップされた寺院が見えてくる。

この寺院は松山慈祐宮。2008年の台湾旅行のときにここへ来たことがあり、15年半ぶりの再訪。

この寺院の横に夜市の入口があるが、まずは松山慈祐宮に入ってみた。15年前は、照明の綺麗さや寺院内に立ち込める線香の煙などの相乗効果によって神秘的な美しさを感じたのを憶えている。

ただ、細かい部分などは憶えていないので「本堂内にこんな凝った作りの建造物があったっけ?」という気がしたが、久しぶりに来ると新鮮な驚きがあるもの。

それにしても、この寺院は照明の具合が本当に見事。写真ではあまり伝わらないかもしれないが、幻想的な美しさがある。

こちらには「六十甲子太歳像」がずらりと並んでいた。前回の訪問では、ここを見た記憶がない。当時は六十甲子太歳像に関する知識がなかったので、それで憶えていないのかもしれない。

六十甲子太歳像ということは、もちろんあの「金辨大将軍」様の姿を探さないわけにはいかない。

目から手が!

やはり、この姿は何度見ても強烈だ。今後も、台湾やタイの寺院で何度も金辨大将軍様に出会うことになるだろう。

その後も、寺院内をしばらく散策。

本当に、装飾や照明の具合が本当にきれい。台北滞在中は、ぜひ一度は訪れてみてほしい寺院。

では、これで松山慈祐宮を出て夜市へ。ここが饒河街夜市の入口で、この夜市は一直線に続く道路に店が並んでいる。15年半ぶりなので、この門を見ると懐かしい。

天候は小雨だが、歩いている人はかなり多い。日本の文字もあちこちにあり、こちらの「まるまる焼」とは鉄製のリングで作る丸い形のお好み焼きみたいなもの。

台湾の夜市では定番の臭豆腐の店も。

ご飯ものが食べたかったので、まずはこちらの店で注文。

選んだのは排骨スープ(90元)と魯肉飯(30元)。魯肉飯(ルーローファン)は台湾夜市の定番で、どこで食べてもおいしい。

排骨は骨が大きくて身の部分が少なかったが、スープはおいしい。

夜市を端まで歩いた後、次はこちらの店に入ってみた。

ここで選んだのは油飯(40元)と麺線(70元)。油飯は台湾風おこわ、麺線は餡かけそうめんみたいな料理。

油飯はもち米なので見た目以上にボリュームがあるし、麺線は濃厚な食感がおいしかった。

その後も夜市内をしばらく歩いたが、次第に雨が強くなってきたこともあり、これで今回の旅行最後の夜市となった饒河街夜市を後にして松山駅へ。

台湾国鉄の普通列車で台北へ移動し、地上に出ると相変わらず台北駅のライトアップがきれい。

夜9時半、ホテルに戻った。翌日は台湾滞在最終日になり、関渡宮という寺院を見てから夕方の飛行機で台湾を出発することになる。