バリ島ワーケーション(バリ島の夕食風景)

バリ島での食事といえば、有名なのはワルンという安食堂。ワルン(warung)とはインドネシアの街中で多く見られる簡素な食堂で、観光地では地元民だけでなく旅行者にとっても便利な食事場所になっている。

今回のワーケーション滞在では、宿泊しているゲストハウス周辺とクタビーチからゲストハウスへ戻る途中にあるワルンを食事場所として利用した。ネタとして入ってみた吉野家を含めて、バリ島での夕食風景をまとめて紹介しておく。(なお、料理の値段は2023年6月時点)

Warung Indonesia

クタビーチからの帰り道にあるワルン。奥まった路地にあるが、バリ島でも有名なワルンだと思うのでここで食事したことのある人は多いはず。今回の滞在では、このワルンは4回利用した。

店の前にメニューがあるので、旅行者にもわかりやすい。

最初の食事で注文したのはミーゴレン、チャプチャイ、パイナップルジュースで合計60,000ルピア(約600円)。2022年から急速に円安が進んでいるものの、バリ島の食費はまだ割安感を感じる。

私は酒を飲まない人間なので特に安く感じるが、バリ島ではアルコール類はあまり安くないみたいなのでビールを何本も注文したら割高になってしまうかもしれない。

なお、各料理名を英語みたいな発音で注文したら、店の女性に「チャプチャイはトマトソース抜きにもできますが、どうしますか?」と返されてしまった。実は相手が日本人だったという、一番恥ずかしいパターン。

別の日に注文したナシゴレンアヤムとサテアヤム。アヤムは鶏肉という意味で、サテを覆っているピーナッツソースがうまい。

もっとも、インドネシアのワルンで主に注文されるのは、こういうメニューに載っている単品料理ではなくナシチャンプル。4回の夕食のうち2回は、カウンターに並んでいる料理を選んでご飯の上に盛ってもらうナシチャンプルを食べてみた。

選ぶ料理によって値段が変わり、こちらは31,000ルピア。鶏のフライが美味しかった。

料理の種類が多いので、見ていると目移りしてしまう。ちょっと多く選んだときは34,000ルピア。

このワルン、店内を犬がうろついていた。

日本のガイドブックにも載っているような有名ワルンだし、料理もうまいのでおすすめ。

Warung Suka Bakmie

ゲストハウス周辺を歩いているときに見かけたワルン。店の前に大きく「MIE AYAM」と書いてあり、メニューもほとんどがアヤムになっていたので、チキン料理が看板の店のはず。

ワルン・インドネシアと比べると旅行者ではなく地元民向けのワルンという感じ。ここは滞在中に2回利用した。

まずは看板メニューのミーアヤム(チキンヌードル)を注文。汁なし麺みたいな料理でうまい。ミートボールスープと併せて33,000ルピア。

2回目は、別のワルンで食事をした後に立ち寄ってみたので、スペシャルミートボールスープ(20,000ルピア)のみ注文。

ただ、メニューに載っていたデザートのフルーツアイスが気になり、注文してみることに。

いろんな果物が入ったデザートで、特にドラゴンフルーツが美味しかった。ちょっと氷が多すぎて、食べているうちに溶けてきてフルーツが水浸しになるのは気にしない。

ハラルという表示もあったので、ムスリム向けの店だと思う。チキン料理を食べたくなったときはおすすめ。

Warung Nikmat

こちらもゲストハウスの近くにあったワルン。

ここは2回利用した。並んでいる料理が少なかったが、これは時間帯が悪かったためだと思う。

大きな魚のフライを選んで28,000ルピア。このフライはなかなか美味しかった。

このナシチャンプルは35,000ルピア。

これといって特徴のないワルンだが(失礼)、料理はどれも美味しい。

Warung Kamila

滞在しているホテルの前、軒先の下で営業しているワルン。昼間は片付けられているので、夜だけオープンする屋台みたいな場所。

なので、ここは完全に地元民向け。ここで食事している旅行者は一度も見なかった。

こういう小さなワルンでも、食のレベルはかなり高い。

ここは2回利用して、ナシチャンプルがそれぞれ14,000ルピアと11,000ルピアだった。今回の滞在中、もっとも値段が安かったワルン。

こういうところで食事していると、いかにもバックパッカーという気分になれて楽しい。

衛生状態を気にする人には難しいかもしれないが、元バックパッカーで昔の気分を再現したい人にはおすすめ。

Warung Muslim

ここはフルーツのデザート類を売っているスイーツ店の横で細々と営業している屋台。緑の幕がスイーツ店で、横の黄色い幕がワルン・ムスリム。

ムスリムだからハラルの店のはず。

ナシゴレンスパイシー(卵焼き乗せ)が13,000ルピア。横にあるのはスイーツ店で注文した Es Teler というアボカドとココナッツが入ったデザート。

見ていると持ち帰りの客が多かったようだが、テーブルはスイーツ店と共用なので座って食べることができた。

Topice Teler Supernova

ワルン・ムスリムが間借りしているスイーツ店の名前は「トップアイス・テレール・スーパーノヴァ」。ここのデザート類はかなり美味しく、ゲストハウスから近いこともあって何度も入ってみることになった。

メニューも豊富で、写真があるから選びやすい。

Es Teler(10,000ルピア)と Es Mabuk Cinta(12,000ルピア)。

Es Rasa Kangen(10,000ルピア)と Es Campur(8,000ルピア)。トッピングは黒豆ではなくチョコレート。

どれもフルーツ、ココナッツ、コンデンスミルク、タピオカ、ゼリーなどがたっぷりで甘くて美味しい。スイーツ好きなら、この店はおすすめなので訪れてみてほしい。

Warung Nasi Pedas Ibu Andika

ゲストハウスの近くにあり、Google Map の口コミで辛い料理が多いというコメントが多かったワルン。インドネシア語で Pedas は「辛い」という意味だそう。

並んでいる料理を指さしてご飯の上に盛ってもらうナシチャンプルを注文。

店内は意外と奥行きがあって広かった。

料理を多く選びすぎて、値段は52,000ルピア。そして、色からも想像できる通り全部が辛かった。口コミに「バリ島で一番辛いワルン」というコメントがあったのも納得。

辛いのはわりと好きなほうなので美味しく頂いたが、苦手な人にはつらいかもしれないので気を付けて。

Warung Nasi Pedas Bu Andika

ゲストハウス周辺を歩いているときに見かけて入ってみたワルンだが、なぜか先ほどの「バリ島で一番辛いワルン」とほぼ同じ名前。

帰国後に調べたところ、インドネシア語で “Ibu” は母親、”Bu” は奥さんという意味らしい。つまり、先ほどはアンディカ母さん、ここはアンディカ夫人のワルン。

Pedas は共通しているので、並んでいる料理はどれも辛そう。

しかし奥行きが広いところなど、店のつくりも似ているのはどうしてだろう。もしかして、先ほどの店とは母娘の関係なのかもしれない。

ここで選んでみたナシチャンプルがこちら。値段は43,000ルピア。

さすがに辛い。どうにも水分が欲しくなったので、瓶入りの無糖紅茶(5,000ルピア)を買うことになった。

料理の味は十分に美味しかったが、辛いのが苦手な人は Pedas の文字に注意してほしい。

Warung Namba

滞在中に利用したコワーキングスペース GoWork から歩いて5分くらいのところにあるワルン。ワーケーション最後の夜、ここで食事してみた。

「難波」という名前からわかる通りオーナーが日本人だそうで、日本人駐在員の間で人気があるワルンらしい。

餃子やラーメンなどが人気だそうで、メニューには「Japanese Style Chinese Food」という節操のない言葉が書かれていた。

「ナシゴレン福建」という餡かけ風のナシゴレンと餃子、サテ、レモンジュースを注文し、合計で123,000ルピア。滞在最後の夜なので、贅沢して1,000円超え。

基本的に海外ではその国の料理を中心に食べるようにしているが、たまにはこういうのもいいと思う。

クタの市街地からは少し外れたところにあるものの、料理の味は十分にうまいし、日本風の中華料理が食べたくなったときはおすすめ。

私のご飯

今回の滞在中に利用したわけではないが、気になった場所があったので紹介しておく。

クタビーチからゲストハウスへ戻る途中、こういう店があった。最初は「私ので飯って何だろう」と思ったが、よく見ると「私のご飯」だった。

ちょっと気になったものの、夕食を終えて帰る途中だったし、ガラガラで客がおらず営業中というよりもオープン前の内装工事中という感じがしたので中には入っていない。

次回、バリ島に滞在する際には入ってみたい。

ビーチウォーク

クタビーチにある大型ショッピングモール。今回のワーケーション中、コワーキングスペースでの作業を終えてからビーチウォークへ移動し、周辺を散策することが多かった。

ショッピングモールなので、館内にはフードコートがある。

地元民向けのワルンと比べると、当然ながら値段は高め。ナシアヤム、ビーフンゴレンアヤムがともに450,00ルピア。

街中のワルンは衛生状態が気になるという人には、ここのフードコートなら安心できるはず。

モル・バリ・ガレリア

滞在中、風邪気味になったときになぜか日本のうどんが食べたくなり、丸亀うどんが目的で訪れたのがモル・バリ・ガレリアというショッピングモール。

丸亀うどんの他にもレストラン街があり、この日の夕食はこちらの「ラーメン1」。

シーフードラーメン、卵焼き、ライムスカッシュで72,420ルピア。ラーメンはうまいが、卵焼きはちょっと味が薄かった。

この店、注文はテーブルに置いてあるタブレットを使うのだが、支払いはコード決済のみ。対応できないのでどうしようかと思っていたら、こういう客のためにカウンターでマニュアル注文(クレジットカード使用可)ができた。ほっと一安心。

吉野家

コワーキングスペースでの作業を終えて Grab のバイクタクシーでビーチウォークへ向かう途中、こういう吉野家を見かけた。

東南アジアで吉野家を見かけるのは珍しくはないが、このキャラクターが目に留まった。

このキャラクターはアーニャ。人気アニメなので、あえて説明するまでもないと思う。つまりここはスパイファミリーとコラボした吉野家。

最初にバイクタクシーから見かけたときは通り過ぎただけだったが、話のネタになるかもしれないと思い、滞在後半で中に入ってみることにした。

かつて香港の吉野家に入ったときは、日本では見たことがないメニューが並んでいて驚いたのを憶えている。バリ島の吉野家はどうかというと、「焼肉味」という不思議な牛丼があった。ちょっと味の想像がつかなかったので、もちろん注文。

用意ができたら呼ばれるそうなので、それまで店内を探索。2階に上がるとスパイファミリーのキャラクターが並んでいた。

壁には吉野家の3つのキャッチコピー。

こちらはアーニャの後ろ姿。しかしアーニャとフリーレンが同じ声優というのが、何度聞いてみても不思議。どれだけ声の幅が広いんだか。

店内はあまり賑わっていなかったが、これは時間帯の問題もあるのと、ワルンなどと比べると値段が高めだからだと思う。

やがて呼ばれたので1階に下りて料理を受け取った。こちらが焼肉味の牛丼で、値段は53,000ルピア。持ち帰りではなく店内で食べる場合でも、丼は紙製だった。これで約500円なので、むしろ日本より高いかも。

食べてみたところ、焼き肉のたれの味が強く、なかなか美味しかった。こういう牛丼は日本でもあるんだろうか、と思って帰国後に調べてみたら「牛焼肉丼」というものがあるらしい。吉野家には年に数回しか行かないから知らなかったが、味は同じなんだろうか。

今回はスパイファミリーとのコラボという点が気になって中に入ってみたが、海外の吉野家は話のネタとしても面白いと思う。興味があればぜひ。