カンボジア旅行記(シンガポール編)

早朝5時ごろ、自宅を出て車で福岡空港へ。旅行中は必要ないジャンパーを車の中に残しておくため、今回は空港まで車で行くことにした。

途中、雪で高速道路が通行止めになっていたりして時間がかかったが、8時半ごろ福岡空港に到着。雪の降る中、薄着になって空港ターミナルに入り、搭乗手続きを行ったところシルクエアーのシンガポール~シェムリアップ便についても同時に手続きすることができた。

その後、日本を出国して10時半のシンガポール航空989便でシンガポールへ。


午後4時ごろ、シンガポールのチャンギ国際空港に到着した。シンガポールに入国し、地下鉄でシンガポール市街へ。旅行前にインターネット等で調べたところシンガポールには安い宿泊施設は少なく、そのほとんどは市街のベンクーレンストリートと郊外のゲイランロード付近に集中しているようだった。ただし、最近はこうした安宿街の再開発が進み、安いホテルは次々と消えているという。今回は夜に市街地を歩いてみたかったので、ベンクーレンストリートでホテルを探してみることにした。

ブギス駅で地下鉄を下り、ベンクーレンストリートへ。安そうなホテルがないかと思って周囲を見ながら歩いてみたのだが…。おいおい、安宿はどこにあるのか。一往復してみたがそれらしい施設は一向に見つからない。おそらく、よほど目立たない位置にあるのか、または再開発で壊滅してしまったのだろう。

このままもっと注意深く探してもいいが、何しろ気温は30℃ほど。寒い日本から急に気候が変わり、しばらく歩いているだけですっかり汗だくになった。仕方ないので、いかにも再開発で新しく誕生したという感じの “Hotel Bencoolen” に入り、空きがあったのでここに泊まることにした。宿泊料金は68シンガポールドル(約4,600円)。ぜんぜん安くないな。

ところで、宿泊した部屋にかなり立派な木製のドアがあり、どこにつながっているんだろうと思って開けてみたら木の壁だった。いったい、このドアは何だったんだろう。今でも不思議に思っている。

部屋でエアコンの風を浴びながらしばらく休憩した後、ホテルを出て歩いてマーライオン公園へ行ってみた。このマーライオンだが、この3年前(2001年)のエジプト~キプロス~ギリシャ旅行の帰りに見たときと比べて200メートルほど移転していて、今回は勢いよく水を吐き出していた。このくらい勢いがあれば結構迫力を感じることができる。観光客はわりと多い。

また、ここからは2002年10月にオープンした「エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ」という建物が見える。コンサートホールや劇場やショッピングモールやレストランなどが入っている複合施設で、その形状から「ドリアン」と呼ばれているという。たしかにドリアンみたいな形。

周知の通りシンガポールは治安がいいので、遅くまでマーライオン公園からシンガポール川一帯を散策し、フナン・センターというビルの地下にあるフードコートで食事してから歩いてホテルへ戻った。


翌日は朝6時半にホテルを出て、地下鉄で空港へ。航空会社のチェックインは前日に済ませてあったので、そのまま出国して8時45分発のシルクエアー622便でカンボジアのシェムリアップへ向かった。