タイ旅行の初日はタオ島までは移動できずサムイ島で1泊になる。サムイ島もダイビングスポットがたくさんあり、また見所が多い島だが、今回は通過するだけ。いつかしっかりと滞在してみたい。
午前11時半に福岡空港を出発。バンコクまでのフライト時間は約5時間半で、やはり直行便は楽。午後3時にバンコク・スワンナプーム空港に到着した。ここでの待ち時間は3時間ほどで、空港内でポークヌードルの夕食にした。マクドナルドのキャラクターが合掌しているところがタイらしい。
午後6時半にバンコクを出発。サムイ島までのフライト時間は1時間半ほどで、初めてタイ南部にやってきた。飛行機からターミナルまではバスで移動するのだが、これがちょっといいデザイン。空港のターミナルもなかなかいい雰囲気。
福岡空港で預けたダイビング器材を受け取り、市街へ向かうことにした。今までダイビング旅行の際はスーツケースをレンタルしていたが、今回は旅行前にダイビング用品メーカー TUSA のローラーバッグ BA0205 を購入していて、これが初使用。さすがに専用バッグは実に使い勝手がいい(値段は4万円以上するが)。
空港からは乗り合いタクシーで市街へ移動。空港にカウンターがあり、宿泊するホテルの前で下ろしてくれる。料金は130バーツ。
いかにも島らしい起伏の大きな道路を走り、空港から10分ほどで予約していた Lotus Hotel に到着した。このレストランの奥がホテルのカウンターになっている。
チェックインの際、翌日にタオ島へ行くことを伝えるとタクシーの手配を聞いてきた。この島では流しのタクシーは少なく、あらかじめ手配する必要があるらしい。このため朝7時のタクシーを頼んでおいた。
ホテルはレストランの裏手にあり、部屋は1泊だけなのがもったいないほど広かった。いつか、こういうホテルを拠点にしてサムイ島もしっかり観光したい。
少し休憩した後、外出して散策してみたが、あまり店も開いていない。どうやらここは市街地の外れらしいので、先ほどチェックインを行ったレストランに入ってみた。すでに夕食は食べているので、ビールとチーズオムレツを注文し、食後にハーブティを頼んで値段は全部で230バーツ。普段はほとんど酒は飲まないが、旅行中はときどき現地のビールを飲んだりする。
食後、あちこちをうろついている犬を眺めながら少しだけ散策。
部屋に戻り、この日は11時半に就寝。
翌日は朝6時に起床。7時前にホテルをチェックアウトして手配していたタクシーで高速船の乗り場へ移動した(タクシー料金は300バーツ)。サムイ島からタオ島へはシートラン社とロンプラヤ社の2社が高速船を運航していて、サムイ島では違う乗り場から出港する(シートラン社はバンラック港、ロンプラヤ社はメナム港)。今回乗るのはシートラン社で、高速船のチケットは事前に手配していた。
ところが、バウチャーを見せてチケットと引き換える際、時間が来たら車で移動するようなことを言われた。このときは意味がよく分からなかったが、どうやら予約していた時刻の便がキャンセルになり、ロンプラヤ社の船に振り替えるということだったらしい。
出発まで船着場で待機。遠くに Wat Phra Yai(通称ビッグブッダ寺院)が見える。ここはタオ島から戻ってきた日に行ってみることにしている。
7時半に乗客10人ほどがハイエースに乗り、ロンプラヤ社の高速船の乗り場へ移動。こちらとしては、別会社の船であってもタオ島まで移動できれば問題ない。
8時、高速船に乗船開始。乗客はあらかじめ渡されている色分けされたシールをシャツに貼っておく必要がある。これはタオ島まで行く乗客と途中のパンガン島で下りる乗客を区別するため。
8時15分に出港。せっかくなので船内ではなくデッキ上の座席に座ったところ、天気もいいし気分がいい。後ろを見るとサムイ島が遠ざかっていく。
サムイ島から30分でパンガン島に到着し、パンガン島と書かれたシールを貼った乗客たちが下りていった。この島は旅行の最後に立ち寄ることにしている。
パンガン島からも多くの乗客が乗り込み、タオ島に向けて出港。タオ島はかなり沖にあるので、パンガン島から1時間半ほどかかる。水平線を見ながら優雅な船旅を楽しめた。
やがて遠くにタオ島が見えてきた。予想外に小さな島という印象。
これから4日間、この島に滞在することになる。海もきれいだし、ダイビングで見られる海中風景に期待が高まる。
タオ島に接岸する前にタオ島のすぐ近くにあるナンユアン島のほうに接岸し、ここでリゾート客と日本人ダイビングツアー客(サムイ島の「ほうぼう屋」というダイビングショップで、船内では日本語のアナウンスが流れていた)が下りていった。
ナンユアン島が先だったこともあり、結局サムイ島から2時間半で最終目的地のタオ島に到着した。周りにはダイビング用の船が多数停泊し、ダイビングがこの島の基幹産業ということがよく分かる。港を眺めると、雑然としていい雰囲気。
船を下りると Welcome to Koh Tao の文字。
ここからダイビングショップまでは送迎で移動することになる。港に自分の名前を書いたボードを持った人がいたので、送迎スタッフはすぐに見つかった。軽トラックの荷台に乗り、港を出発。
途中、荷台から眺めた風景もなかなか雰囲気がいい。
港から10分ほどでダイビングショップ「ブッダビュー・ダイブリゾート」に到着した。スタッフに挨拶し、ダイビングの申込書等へ記入してから海を眺めてみた。
この日は午後に2ダイブを行うことになる。スタッフの説明を聞き、併設されたレストランでミーゴレンとパイナップルジュースの昼食にした(170バーツ)。
ここのスタッフが着ていたTシャツがこれ。気合の入り方が驚異的。
このTシャツはいろいろなバリエーションが作れると思う。個人的には「ガンガゼ見たけりゃ俺について来い」なんていうTシャツを作ってダイビングのときに着てみたい。少しはウケるかも。
午後からのダイビングの様子は、次のページで。