彰化という町は八卦山と南天宮というスポットを見るために2回来たことがあるが、宿泊するのは初めて。彰化の夜市ももちろん初めてなので、どんな場所なのか楽しみ。
萬丹宮と集集線の訪問を終えて、彰化駅へ戻ってきた。まずは宿泊先の「Timios Inn 提米好旅」というゲストハウスへ移動してチェックイン。
地下の荷物置き場に置かせてもらっていた荷物を持って、部屋へ移動。
ここは予約時のルームタイプは「ドミトリールーム(8人部屋)」となっていたが、それぞれの区画が簡易な壁で仕切られているので実質は個室みたいなもの。
さすがにもうドミトリーに宿泊するような歳ではないのは自覚しているが、これなら不相応ということはないだろう。宿泊料金は1,092元。
ベッドで少し休憩し、外出。彰化にはいくつか夜市があり、今回は規模が大きいという精誠夜市へ行ってみた。ただし彰化駅からは2kmほどの距離があり、歩いて30分近くかかる。
途中、人通りがなく薄暗い路地を通って不安な気持ちになったり、横断歩道がない大通りを渡る必要があって手間取ったりしたが、無事に夜市に到着した。大通りに面した広場が夜市になっている。
台湾の他の夜市と同様、すれ違うのも大変なほどの賑わいぶり。彰化はあまり観光客が滞在するような町ではないので、歩いているのは地元民ばかり。こういう雰囲気は楽しくて好き。
まずは、こちらの店で定番の厚片牛排を注文(250元)。
店の裏にテーブルと椅子が置いてあり、調理風景が良く見える。夜市というと衛生状態を気にする人もいると思うが、かなりの火力を使っているので大丈夫のはず。
こちらが厚片牛排。この料理はどこで注文してもはずれがなく、十分にうまい。夜市で一番のおすすめ。
食後、歩いていると「寒天Q棒」がおいしそうだったので1本買ってみた(15元)。果汁を寒天で固めたものだそうで、選んだのはストロベリー。食感はまさしく寒天。
ゲームコーナーで楽しんでいる子供たちを眺めながら夜市を散策。
日本ではほとんど見かけないスマートボールが健在。みんな楽しそうで微笑ましい。
こちらの店の唐揚げが気になったので注文してみた(100元)。
排骨酥とはスペアリブの唐揚げ。日本で一般的な鳥の唐揚げよりも濃厚な味がする。
食べ歩きの途中、夜市のトイレを探してみたらこんな感じだった。こちらは女性用。
その奥にある男性用トイレは羞恥プレイ状態。
最後に、こちらの店で飲み物を注文。
台湾ではどの果物もおいしそう。
選んだのはパパイヤミルクシェイク(45元)。味はもちろんうまい。
彰化には八卦山という観光地はあるものの、台中から日帰りできる距離なので宿泊する人は多くないはず。そのためか、この精誠夜市を紹介している日本語のサイトは少ないように思える。
外国人らしい姿はまったく見かけない地元民向けの夜市で、なかなか雰囲気が良かった。日本人にはマイナーな夜市だと思うが、彰化に滞在する際は訪れてみてほしい。
夜10時にゲストハウスに戻り、寝る前に台湾国鉄のサイトで翌日の列車のチケットを予約。当初は台湾高速鉄道で次の滞在地の高雄へ移動するつもりだったが、国鉄彰化駅と違って高鉄彰化駅は市街からかなり離れた場所にある。
この日に訪れた田中駅からバスで移動するのが一般的らしいが、乗換えの手間を考えたら国鉄彰化駅から在来線の特急列車に乗るのが楽そう。そう考えて、調べてみたら台湾国鉄のサイトで予約できることがわかった。
予約の際はパスポート番号の入力が必要で、クレジットカードで決済し、駅の窓口でパスポートを見せて受け取るというシステム。特に問題なく、翌日午後の自強号のチケットを購入できた。料金は429元(このときのレートで2,068円)。
しかし、日本では新幹線が開通すると並行在来線の特急列車は廃止されることがほとんどだというのに、台湾では在来線特急が頻繁に運行されていることに驚く。それだけ在来線移動の需要が高いということなのだろうか。
0時過ぎに就寝。翌日は八卦山と南天宮を再訪し、それから高雄へ移動することになる。