
2008年のマダガスカル旅行からの帰り、バンコクに少し滞在してワットプートウドムとチャオメータプティムを訪問した。
そのチャオメータプティムだが、その後に移転して規模が縮小されたという話を聞いていた。今回、あの大量のオブジェがどうなったのか気になるので、16年ぶりに再訪することにした。
トンロー駅からプルンチット駅へ移動。2008年当時、プルンチット駅の近くに「スイスホテル・ナイラートパーク・バンコク」という高級ホテルがあり、その敷地内にチャオメータプティムがあった。
その後、2016年にホテルがナイラートグループから別の事業者に売却され、跡地は「モーベンピック BDMS ウェルネスリゾート」という施設になっている。そのときにチャオメータプティムは「ナイラートパーク」という近隣の公園内に移設されたということだった。

チャオメータプティムが公園内のどこにあるかは調べておらず、また「公園内は関係者以外立ち入りが禁止されている」という話もあった。ただ、ネット上では「建前では禁止されていても、実際は問題なく入れる」という情報が複数あったので、それを期待して訪れてみた。
こちらが公園の入口。

中に入ると警備員らしい人がいたので、「入れますか?」とジェスチャーで聞いてみたところ「はい、どうぞ」という感じであっさり通してくれた。ほっと一安心。
この屋根の先が庭園風のエリアになっている。

庭園の中に入ると、先ほどまでとは一転して静謐な雰囲気。バンコクの中心部とは思えない。

バンコクにこんなきれいな公園があったんですねえ。知らなかった。

公園を歩いていくと、目的地らしい祠を発見。

近づいてみると、ここが移転後のチャオメータプティムだった。

いやー、2008年当時と比べてすっかりこじんまりとした感じになっている。それでも、久しぶりの再会に感動。

チャオメータプティムとは、タイ版の道祖神みたいな場所。奉納されたたくさんの男根が林立していて、前回訪れたときは迫力ある風景に驚かされた。おそらく、前回見た男根は数百本あるいは千本以上。
現在残っている男根は、祠の周りの10本ほど。あれだけたくさんあった男根たちは、どこへ行ってしまったんだろう。


しばらくの間、祠の周りにある男根たちに参拝。願い事はもちろん「いつまでも元気でいられますように」。2008年当時は30代だった私も今はアラフィフなので。


ふと、ネット上で見かけたこちらの一コマを思い出した。

あるいは、こちらの旗。これをデザインした人、絶対に愉快犯だと思う。

もしくは、こちらの露店。

というネタはここまでにして、祠に参拝。

祠には、こちらの神様が祀られていた。

かなり小規模になってしまっていたが、少しだけでも残されていて、きれいに整備されていたのは嬉しい。しかし、かつて強烈なインパクトを放っていた「ティンティナブラム」(古代ローマの魔よけ&お守りらしい男根犬)はどこへ行ったんだろう。あれは残しておいてほしかったなあ。
チャオメータプティムとの再会を終え、公園内をしばらく散策。

こういう石像があった。モチーフは人体だと思う(多分)。

おそらく、この公園に関係する偉い人(多分)。

クラシックカーもあった。

池の横には船の展示コーナーも。

井戸みたいな縦穴もあった。

説明書きによると、これは戦時中に作られたシェルター。つまり、この公園の地下にはシェルターとなる通路が張り巡らされているらしい。何の脅威への備えかというと、それはもちろん日本軍に対して。

かつての住居を保存した展示館もあったが、この時間はオープンしておらず、中に入ることはできなかった。

公園内にはカフェもあったが、そのテーブルの一部がなぜか透明なドーム内に。ここでお茶を飲んでいると目立つだろうし、それに暑そう。

公園内を一通り散策し、最後にチャオメータプティムに別れの挨拶。いつかまた、ここへ来てみたい。

帰りは公園の反対側から外へ。すると、はっきり「PRIVATE PROPERTY」「私人禁地」と書かれているのを見て笑ってしまった。

まあ、「立入禁止」ではなく「私有地」という意味だから、入口の警備員も「この人なら大丈夫のはず」と判断して入れてくれたんだろう。これからこの公園を訪問する人は、なるべく害のない人間のような格好をしておくことをおすすめする。
では、ここから公園の外へ。

2008年当時のチャオメータプティムに関しては、マダガスカル旅行記の以下のページを参照してほしい。
この出口はプルンチット駅よりもチットロム駅のほうが近いので、そちらへ移動。駅に隣接している「セントラル・チットロム」というショッピングモール内のカフェで休憩した。チーズスフレケーキとアイスカフェラテで242バーツ。

このモールは2008年当時も存在していたはずだが、当時は行き帰りともプルンチット駅を利用したので、中に入ったのは初めて。それにしても、バンコクではどのショッピングモールも広大。
次の目的地はシリラート博物館。チャオプラヤーエクスプレスの船着き場があるサパーンタクシン駅へ向かった。
