アイルランド旅行記(8日目)

(1998.7.18) Dublin ~ London (Heathrow) ~

朝8時頃起床。8時半から最後のアイリッシュブレックファースト。今日がアイルランド滞在最終日。

9時過ぎに B&B を出発。郊外から中心部に向かってならバスでも大丈夫なので、少し離れたバス停まで歩いた。教会前のバス停で15分ほど待ち、ダブリン中心部へ向かった。

オコンネル通りとリフィ川が交差する辺りでバスを降り、ぶらぶらと歩き回った。まだほとんど土産を買っていないので、今日は買い物に当てることにしていた。もっとも、自分の分はすでにアラン諸島やクリフデンで買っているので、今日買うのは人に配る分である。

ヴァージンメガストアでしばらく CD を見てから、グラフトン通りを通ってセント・スティーブンス・グリーンへ行き、公園内をしばらく散歩した。その後、土産物店を何軒か見ていると、昨日の A さんに会った。朝起きたのが遅かったのでグレンダーロッホ行きのバスに間に合わず、今日もダブリンを歩き回っているそうだ。アイルランド西部に行くことを薦めたかったのだが、3日間の滞在ではきついと思ったのでやめておいた。

一緒に土産物店を回った後、フィッシュ&チップスのファーストフード店で昼食。アラン諸島と同じく、まずくはないが別にうまくもないという味だった。

2時ごろまでダブリンを散策した後、A さんと別れて空港へ向かうことにした。空港行きのバスに乗るために、リフィ川の北側にあるバスセンターまで歩いたが、着いてみるとなにか見覚えのある場所である。アイルランド到着初日に港からのバスが着いたのがこのバスセンターであった。あのときはダブリンの地理を知らなかったから、現在地が市内のどのあたりかわからなかったが、ここだったのか。

空港行きのバスは頻繁に出ているので、すぐに空港へ向かった。中心部を離れ、約30分でダブリン空港に到着。

ロンドン行きの便は16時50分発である。と思ってブリティッシュミッドランド航空のカウンターに向かったが、よくチケットを見てみると、18時50分発になっている。どうやら時間を勘違いしていたらしい。H.I.S. にもらったスケジュール表では BD130 便になっているが、チケットは BD132 便である。どうもそれで間違えたようだ。もっとチケットの方をよく見ておけばよかった。

ただ、そうなるとロンドンでの乗り継ぎ時間が2時間以下ということになる。多少不安だが仕方がない。

さて、時間が余ってしまった。搭乗ゲートの向こうには免税店が並んでいるようだが、まだ行くことはできない。仕方がないので、待合所のソファーで時間をつぶした。

ようやく搭乗手続きが始まり、土産を買ったせいで荷物が2つに増えていたので1つを預けてから搭乗ゲートへ向かった。離陸時間までは1時間以上あるので、それまでは免税店で買い物をしたり、飛行機の写真を撮ったりしていた。下は、今回は乗ることのできなかったエアーリンガスの写真。

DUBLIN AIRPORT
手前の飛行機がエアーリンガス。向こうに見える青色の飛行機がブリティッシュミッドランド航空機(ダブリン空港)

やがて搭乗時間が迫り、ボーディングパスに記載されている搭乗口近くの待合所で待つことにした。そこからは正面にブリティッシュミッドランド航空機が見えるので、この飛行機に乗るのだろうと思っていたのだが、なかなか搭乗が始まらない。離陸予定時刻の5分前くらいになってもまだ搭乗が始まらないので不審に思っていると、その飛行機が動き出して滑走路の方へ行ってしまった。一瞬、乗り遅れたのかと思って焦ったが、すぐ隣にブリティッシュミッドランド機を見つけてほっとした。座っていたところからは見えなかったのである。

結局、離陸予定時刻になって搭乗が始まり、出発は20分ほど遅れた。ロンドンでの乗り継ぎ時間がますます短くなってしまうわけで、こういうことなら荷物を預けなければよかった。

これでアイルランドを離れることになると思うと、離陸のときは感慨深いものがあった。またここへ来てみたい。

離陸するとすぐに海の上に出た。この飛行機は座席が片側3列ずつで、わりと小型である。乗客は8割ほど。ロンドンまでは1時間ちょっとだが、食事としてローストビーフのサンドイッチと紅茶が出た。

8時半くらいにヒースロー空港に到着。ソウル行きの便は10時発なので、1時間半ほどしか時間がない。ところが、荷物がなかなか出てこない。荷物を受け取ったときにはすでに1時間10分前になっていた。

さらに、1週間前に来たときはすぐに外に出るだけだったから気づかなかったが、この空港は乗り換えになるとかなりわかりにくい。たちまちどちらへ行ったらいいのかわからなくなった。ようやくインフォメーションを探しだして、座っていたお爺さんに大韓航空のカウンターの場所を尋ねた。最初はこちらの英語が通じなかったようだが、’Korean Air’ を連呼すると通じたらしく、Terminal 3 への行き方を教えてくれた。

Terminal 1 から Terminal 3 まで、荷物を持ってかなりの距離を走り、ようやく大韓航空のカウンターに着いたときには45分前になっていた。多少焦っていたが、カウンターの前に立っていた大韓航空の女性が「まだ大丈夫ですよ」といってくれたので、安心して搭乗手続きを行うことができた。

荷物を預けてから、ゲートを通り抜けると免税店が並んでいた。ダブリン空港とは比較にならないほど広いが、特に買うものもないのですぐに搭乗口へ向かい、待合室で待つことにした。

待合室はほぼ満員で、日本人が目立った。4割くらいは日本人のようで、頻繁に日本語が聞こえてくる。アイルランドではほとんど見かけなかったのだが。

やがて搭乗が始まり、周囲がかなり暗くなったころ、ヒースロー空港を離陸。