ベトナム旅行記(ハノイ / 旧市街)

夕方5時、いったんホテルに戻って休憩し、6時に再び外出して夜のハノイ市街を歩いてみた。連休中ということもありホアンキエム湖周辺は地元の人たちで大混雑していて、普段はなかなか見られないような風景を見ることができた。


最初に行ってみたのはホアロー収容所という建物。かつてフランスが建設した監獄で、ベトナム戦争のときはアメリカ兵の捕虜が大勢収容されていたという。その捕虜の間で「ハノイ・ヒルトン」という隠語で呼ばれていたそうで、今でもこうして建物の一部が保存されている。

時間が遅かったので中に入ることはできなかった。なお、2008年アメリカ大統領選挙の共和党候補だったジョン・マケイン氏もベトナム戦争にパイロットとして従軍し、捕虜になってホアロー収容所に5年間も収容されていたそうである。

この後、道路沿いに並んでいる屋台で夕食にした。あんかけ焼きそば、チャーハン、ミネラルウォーターで57,000ドン。味は十分うまい。

ホアンキエム湖の北側にあるハノイ旧市街は大勢の人たちでごった返していた。特に旧市街メインストリートのハンガン通りは車両の乗り入れが禁止され、道の中央に露店が並んで人とすれ違うのも大変なほど。

両側の店や露店を眺めながら歩くと面白い。こちらは調理器具の実演販売中の様子で、いかに野菜の下ごしらえが手際よくできるかを軽快に説明している。言葉は分からないものの、見ているだけで楽しめた。

ハンガン通りを歩いていくとドンスアン市場という建物があり、ライトアップされてかなりきれいだった。この写真からも、かなり人が多いのが分かると思う。

並んでいた露店の商品の一例。まあ、こういうものは定番といえる。

露店でフルーツやジュースなどを買いながら周辺を散策してみた。どの路地もとにかく人が多く、狭い道などはすれ違うのも苦労するほどだが、周囲を眺めながら歩くと本当に面白い。

ホアンキエム湖畔にはステージが作られていて、イベントが行われていた。後ろのスクリーンに1975という文字があるので、ベトナム戦争終結35周年という意味の言葉が書かれていると思う。

観客が多いため、ステージ前の道路は大量のバイクで大渋滞になっている。

バイクの洪水を動画で撮ってみた。ベトナムらしい光景といえると思う。

ステージで行われていたショーのひとつ。このような曲芸の他にもマジックやコメディなど様々な内容があり、言葉はわからないが見ていると面白かった。

たまたま旅行した期間がベトナムの連休中だったため、普段は見られないような喧騒に満ちた風景を見ることができ幸運だった。この後も旧市街周辺を遅くまで散策し、夜10時にホテルに戻った。