国内旅行編(長崎 / ひこしろ広場)

諫早市本野町彦城地区にある小さな広場で、ここに陰陽石がある。インターネットで見つけたスポットだが、かなり細い山道を上ったところにあり、この場所を探し当てるのは本当に大変だった。


諫早市本野町という場所だけはわかっていたが、地図で見ると本野町もかなり広い。彦城公民館という場所があったので、おそらくはこの近くだろうと思い、とりあえずその付近まで行ってみた。

しかしながら、小さな食料品店に入って「ひこしろ広場」と聞いてみても、誰も知らないという。自分で探すしかないので車であちこちを走ってみたが、しかしなかなか見つからない。諦めようかとも思ったが、1時間近く探したところでようやく見つけることができた。結局、小さな集落の中にある他の車と行き交えないくらい細い道から分岐するさらに細い道(見た感じはすぐに行き止まりになりそうで、この先にも道が続いているとは思えない)を進み、さらに脇道に分岐したところに目的地があった。これでは、知っていないと簡単にはたどり着けない。

こちらが本堂。

本堂の横に小さな祠があり、ここに目的の物件があった。

同じ諫早市内の大歳神社の道祖神ほど立派ではないが、可愛らしい陰陽石になっていた。

それぞれのアップ。陰石はちょっとわかりにくいが、陽石はまずまずよくできているといえるだろう。きれいに清掃されていて供え物も置かれていることから、地元の人たちに大切にされていることがわかる。先ほどの食料品店では誰も知らないと言っていたが、「ひこしろ広場」ではなく「陰陽石」と言えばよかったのかもしれない。

祠の中にあったプレート。この陰陽石が作られたのは平成7年らしい。

たどり着くのに苦労したが、インターネット上でもまだ情報が少ない場所なので、ここの訪問記は貴重だと思う。長崎へ来る機会があれば、物好きな人は訪れてみてほしい。

(2010.12.5)


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