ポルトガル旅行記(リスボン / ビッカ線)

シントラの観光地めぐりを終え、この日の夕方はリスボンのケーブルカーを見ることにしていた。リスボンに3路線あるケーブルカーのうちグロリア線は前日に乗ったので、この日はビッカ線へ行ってみた。


夕方6時過ぎ、シントラからの列車はリスボンのロシオ駅に到着した。しかしまあ列車の落書きがひどい。駅自体は雰囲気がいいのに落書きが台無しにしている。

ロシオ広場から南に少し歩き、トラムの28番線に乗ってケーブルカーが見えたところで下車。この近くにビッカ線の乗り場がある。ここはちょっとした高台になっていて、ケーブルカーはここから川沿いまで下りていくことになる。

これがケーブルカーの車両。

落書きにはかなり慣れてきていたものの、さすがにこれはどうかと思う。世の中には「魅力のある落書き」というものもあるのかもしれないが、これではただ汚いだけ。観光客が記念写真を撮るほどの観光資源でもあるのだから、きれいにしておいてほしいものだ。

ケーブルカーは落書きだらけだが、路線が通っている細い路地の雰囲気は非常によく、見下ろすと先のほうにテージョ川が光っている。まずはケーブルカーに乗らず、歩いて路地を下ってみた。

生活臭のある建物がたくさん並んでいて、歩いていると面白い。もっとも、この通りはちょっと日当たりが悪いので、ここに住みたいかと言われたら躊躇すると思うが。

ケーブルカーの終点に近づくと、道はさらに細く、急勾配になってくる。

歩いていると、先ほど上に停まっていた落書きだらけのケーブルカーがやってきた。

路地を一番下まで下りると大通りに出た。少し周囲を歩いた後、ケーブルカーに乗り込む。上の乗り場とは違い、下の乗り場はちゃんとした建物になっている。

観光客が大勢乗り込んで出発。細い路地を通り抜けるのは、なかなかスリルがあって面白い。

このケーブルカーの動画を載せておく。

歩いても往復できるほどの短い路線だが、しかし面白かった。落書きは何とかしてほしいものだが。


再びトラムの28番に乗り、続いてコメルシオ広場へ向かうことにした。このときに乗ったトラムは塗り直したばかりだったのか、落書きがまったくなかった。落書きを見慣れてくると、こういう車両がのっぺらぼうに見えてどきっとする。

トラムを降り、コメルシオ広場を散策してみた。町の中心にあるロシオ広場に対して、ここは川沿いの低地にある。面積はかなり広く、中央にある騎馬像が目立っている。

広場ではこういう黒衣の団体が集会をやっていた。通りがかった人にアンケートを行っているようだったが、私は外国人ということもあって声を掛けられることはなかった。

近づくと、こういうパフォーマンスをやっていた。多分、何かの抗議行動だと思うのだが、詳しいことは分からない。まあ、怪しげな集団ではないと思うが、しかし円形に並んで寝るというのがどういう意味を持つのだろう。

それにしても、地面に横たわっているのがいずれも若い女性たちで、なんだか異様。

その後、周辺を散策しながら歩いてロシオ広場へ。暗くなると広場はきれいにライトアップされるようになった。

この日はロシオ広場に面している「ニコラ」というレストランで夕食にした。観光客向けなので値段はやや高いが、まあこういうのもいいと思う。注文したのはバカリャウ(タラ)の料理。

バカリャウはポルトガルの国民食とも言われるほどの食材で、どのレストランにも置いてある。このとき注文した料理は、バカリャウは塩味が効いてよかったのだが、オリーブオイルがちょっと多すぎた。最後はオリーブオイルをたっぷり吸ったポテトフライを食べることになり、少しもたれる。これから旅行する人は、南欧料理はオリーブオイルを多用するということを忘れずに。

この後、夜のロシオ広場を少し散策し、地下鉄でアンジョス駅へ。夜9時半にホテルに戻った。

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