カイス・ド・ソドレ駅からトラムに乗り、リスボンの中心部といえるロシオ広場方面へ。トラムを降りたのはロシオ広場の隣にあるフィゲイラ広場の前。中央に騎馬像が建っている。
歩いてロシオ広場へ移動。中央の円柱にドン・ペドロ4世のブロンズ像が建っている。何というか、ヨーロッパの町ですねえ。
最近はヨーロッパを旅行する機会がなかったので、こうやってヨーロッパの町をしっかりと歩くのはスロベニアのリュブリャーナ以来になる。雰囲気を楽しみながら散策できた。
広場周辺の路地は、こんな感じ。
こちらも雰囲気がいいので、歩いていると楽しい。広場の周辺を一通り歩いた後、次の目的地へ行くことにした。
ロシオ広場の近くにケーブルカーの乗り場がある。リスボンのケーブルカーは「グロリア線」「ビッカ線」「ラヴラ線」の3線があり、ここにあるのはグロリア線の乗り場。地元民用の交通機関だが、観光客にも人気が高い。今回のポルトガル旅行ではグロリア線とビッカ線に乗ることができた。
グロリア線はかなり急勾配の坂道を通るため、なんだか馬面というか、特徴的な外観をしている。しかし落書きがひどい。
大勢の観光客とともに乗り込み、出発。距離はそれほど長くはないが、しかし急勾配なので歩いて上るときついと思う。このケーブルカーの利用価値は高い。
下の写真は車窓風景で、壁も落書きがひどく、ちょっと心が痛む。こういう軽犯罪こそ徹底して取り締まるべきなのだから、何とか対応してほしいものだ。
5分ほどで頂上の終点に到着した。下の写真は降りる前に撮った車内の様子で、いい感じにレトロな雰囲気。
坂道の頂上に停車中のケーブルカー。かなりの急勾配を上ってきたことが分かると思う。
乗車時間は短かったが、かなり楽しかった。観光客用のアトラクションとしてもお勧めなので、リスボンに滞在する機会があれば乗ってみてほしい。
グロリア線の終点近くにサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台という公園がある。リスボン市街が一望できるということなので、行ってみた。
展望台からの眺め。ここは西側を向いているので、夕陽を浴びた町並みがきれいに光っている。それにしても、ヨーロッパの町並みというのは統一感が本当にすごい。よくここまで家の外観を揃えられるものだと感動する。このあたりはヨーロッパ特有というか、アジアなどでは見られない景色という気がする。
公園のベンチに座り、景色を眺めながらしばらく休憩。公園内にはこういうグループがいた。
音楽を鳴らして楽しそうに合唱していたが、どういうグループかは分からなかった。まあ、怪しげな感じはしなかったが。
公園を出て、再びグロリア線の乗り場へ。今度は下り坂なので、ケーブルカーには乗らず歩いて下りることにした。
途中、ケーブルカーがやってきたので動画を撮ってみた。ケーブルカーのレトロな感じと、車体の落書きのひどさが分かると思う。
5分ほどでロシオ広場近くの乗り場に戻ってきた。ケーブルカーには観光客が大勢乗り込もうとしている。何度も言うが、大事な観光資源なので落書きにはしっかりと対処してほしい。
ロシオ広場をしばらく散策した後、近くにあるレスタウラドーレス駅から地下鉄に乗り、バイシャ・シアード駅へ移動。近くにあるアルマゼンス・ド・シアードというショッピングセンターに入り、最上階のフードコートで夕食にした。ロシオ広場の周辺にも多くのレストランがあるが、ここは観光客向けなのでかなり高そうな気がしたため、フードコートがあるショッピングセンターへ来てみた。別に料理は悪くはなかったのだが、やはりなんだか味気ない。このため、翌日はロシオ広場のレストランに入ってみることにした。
下の写真はシアード地区の夜景。
バイシャ・シアード駅から地下鉄でアンジョス駅へ移動し、夜9時半にホテルに戻った。翌日はリスボン近郊のシントラへ行くことにしている。