メキシコ旅行記(カンクン到着)

いよいよ世界的に有名なリゾート地カンクンへ、アクティビティ満喫旅行に出発することになる。今回は宿泊先も事前に予約してあるので、特に不安もなく気楽なもの。


今回は福岡空港の出発時刻が早いので、前日に福岡へ移動して博多駅前のカプセルホテルに宿泊しておいた。私が福岡へ行くときにいつも泊まっているのは こちらのホテル で、大浴場があるので気に入っている。最近は大浴場のあるカプセルホテルが増えているので、ビジネスホテルに泊まるよりもずっと快適だと思う。

翌日、朝7時15分に福岡空港を出発し、午前9時に成田空港に到着。特に空港で買わないといけないものはないが、書店に 絶対に行けない! 世界の秘境101 という文庫本があったので機内での時間つぶし用に買っておいた。ここに載っているスポットのうち、私が行ったことのあるのは5ヶ所だけ(祖谷、ブレッド湖、死海、バオバブ街道、グレート・ブルーホール)。今回セノーテへ行くので6ヶ所目になるが、まだまだですね。

12時に成田空港を出発し、乗継ぎ地のダラスへ。フライト時間は11時間で、映画を見たり本を読んだりしていたので特に退屈しなかった。同日の午前9時にダラス・フォートワース空港に到着。出発時刻よりも時間が遡るので、少し得した気分。

ここでの乗継ぎ時間は2時間ほど。いったんアメリカに入国しないといけないのが面倒だが、今回はアメリカン航空の国際線から国際線の乗継ぎなので、預けている荷物をピックアップする必要はない。それでも、やはりアメリカ入国と出発ゲートへの移動は時間がかかり、2時間でもあまり余裕はなかった。帰りの乗継ぎ時間は1時間半なので、少し不安になる。

午前11時10分にダラスを出発。カンクンまでのフライト時間は2時間半ほどで、機内放送は当然ながら英語とスペイン語になり、3年ぶりにスペイン語圏へ行くことを実感する。


午後1時半、カンクン国際空港に到着した。飛行機を出てターミナルへ移動すると、周囲はアメリカ人のバカンス客ばかりになった。アメリカから近いので、日本人が東南アジアのリゾートへ行くような感覚で旅行に来ているものと思う。もっとも、それに混じって明らかに新婚旅行中という日本人旅行者も目立っていた。私のように1人で来ている人は少数派。

日本人はビザは不要なので、スムーズに入国できた。メキシコは私にとって39ヶ国目で、区切りの40ヶ国まであとひとつになった。空港内の銀行はレートが悪いと聞いていたので、100ドルだけ両替したところ、受け取ったのは1,020ペソ。目安として1ペソが約10円という感じ。

ホテルの送迎はないので、ここから市街まで自分で移動しないといけない。バスもあると思うが、大きな荷物があるためホテルまで直行する乗合タクシーを利用することにした。ターミナル内のカウンターでチケットを購入し(16ドル)、外に出るとやはり暑い。

乗合タクシー(現地ではコレクティーボという)は10人ほどが乗れるミニバンで、すでに座席がほぼ埋まっていたため私が乗ると “Welcome to Paradise !” という運転手の声とともにすぐに出発した。


カンクンのホテルゾーンは南北に細長く、宿泊するハイアットリージェンシーはホテルゾーンの北端付近にある。乗合タクシーは各ホテルを回って乗客を降ろしていくが、空港が市街の南にあるため、私が降りたのは最後から2組目だった。

さすがにハイアットリージェンシーだけあって、乗合タクシーが到着するとすぐにベルボーイが飛んできた。高級ホテルに慣れていないような感じを見せたくなかったので、当然のような顔をしてスーツケースを預け、まずはチェックインを行った。

バウチャーを見せ、カードタイプのルームキーとタオルカード(ホテルのプールを使用する際にタオルを借りるためのカード)を受け取り、10階にある部屋へ移動。部屋に入ると、すぐにベルボーイがスーツケースを運んできた。1ドル札を財布に入れていなかったので、チップとして20ペソを払った。

こちらが今回7泊することになった部屋。普段こんないい部屋には泊まらないので、まさに快適そのもの。

そして、これが今回使用したスーツケース。今までの旅行はバックパックだったので、初めてスーツケースを使用したが、1ヶ所にずっと滞在する旅行なら便利なものだと思う。もっとも、空港でスーツケースを転がして歩いているとき多少の恥ずかしさを感じてしまうが。(まあ、気にすることはないんですがね)

部屋からの眺め。このホテルは円形に客室が並んでいるため、海を真正面に見ることにできる部屋もあるが、今回泊まった部屋は海とは反対側。もっとも、それでも眺めは十分きれい。

下を見下ろすと、ホテルのプールが見える。ここはカンクン滞在最終日に泳いでみることにしている。

プールでくつろいでいる人をアップで撮ってみた。

このホテルは円形に客室が並んでいて、真ん中は最上階まで吹き抜けになっている。下の写真は10階から見下ろしたところと1階から見上げたところ。ガラス天井の模様が万華鏡みたいできれい。

日本時間だとすでに早朝になっているので、かなり眠気もあるのだが、せっかくなので外出してみることにした。下の写真が外から見たハイアットリージェンシーホテル。

少し歩くと「フォーラム・バイザシー」というショッピングセンターがあり、その周辺はレストランやバーが並んでいる。カンクン滞在中、夜にここを歩くことがあったが、ナイトスポットの賑わいは想像以上で、それはもう騒々しいくらいだった。大盛り上りのカンクンの夜については、その時のページに載せることにする。

昼間は人通りは多いものの落ち着いている。

フォーラム・バイザシーの内部。中央にあるのがハードロックカフェで、周りに “MEXICAN OUTLET” という土産物店やフードコートがある。とりあえずフードコートで食事にした。

その後も周辺を少し歩いたが、何しろ徹夜明けで歩いているようなものなので、かなり疲れてきた。翌日はコスメル島へダイビングに行くことになるので体力は残しておかないといけない。そこそこのところで散策を終え、ホテルへ戻った。

バスタブがあるのでゆったりと湯に浸かり、後はしばらくテレビを見て過ごした。部屋からの夜景もきれい。

テレビを見ていると、プロレスをやっているチャンネルがあった。旅行前に調べたところによると、メキシコのプロレス(ルチャリブレという)はレスラーが善玉と悪玉にはっきり分かれ、最後は必ず善玉が勝つというわかりやすいシナリオになっているという。覆面レスラーが善玉ということが多いそうで、このレスラーも試合に勝っていた。

しかし、この腹の出たレスラーが最後は勝つのだから、ルチャリブレとは面白いものだと思う。ファンも真剣勝負ではなく勧善懲悪のショーとして見ているらしい。今回は時間がなかったが、メキシコではプロレスは大人気らしいので、次回メキシコへ来る際は実際に会場で見てみたい。

あと、テレビを見ていて面白いと思ったのがこれ。

天気予報を1日中やっているチャンネルがあり、見ると翌日と翌々日が晴れで、その次の日が雨予報になっている。最初は「この日はイスラ・ムヘーレスへシュノーケリングに行く予定なのに、雨とは困った」と思ったのだが、翌日に予報を見るとまた「2日間晴れで、その次の日が雨」になっている。上の写真はカンクン滞在最終日に撮ったもので、結局最後まで「2日間晴れで、その次の日が雨」という予報が毎日続いていた。雨予報の日がいつも3日後なので、結局カンクン滞在中は毎日晴天だった。こんないい加減な天気予報はないが、まあこれもメキシコらしいという気もする。

翌日のダイビングに備え、この日は8時半に就寝。翌日はコスメル島、翌々日はセノーテに行くことになる。