グアム旅行記(スカイダイビング)

いよいよスカイダイビングの日になった。今までバンジージャンプはやったことがあるが、数千メートルの高さから落ちるのはもちろん初めて。もっとも緊張感はそれほど高くはなく、楽しみな気持のほうがずっと大きい。何しろスカイダイビングをやるためにグアムへ来たので、今回の旅行最大の目的になる。


朝9時、ホテルのロビーで待っていると送迎の車がやってきた。車体に「SKYDIVE GUAM」と大きく書かれているので、かなり目立っている。車に乗り込み、さらに他のホテルを回って数人の参加者が乗ってきてから、空港の近くにあるオフィスへ移動した。このときの参加者は全部で7人で、私以外はいずれも2人での参加だった(女性2人旅、親子、夫婦)。

ここでスカイダイビングについての説明を受け、書類にサインを行う。このサインは、わかりやすく言えば「死んでも責任は問いません」というもの。まあ、こういうアクティビティは自己責任が原則。

その後、料金についての説明があり、落下する高さと映像撮影の有無を選ぶことになる。基本料金は2,400メートルからの落下(撮影なし)で289ドルだが、当然ながら高度を上げると料金も高くなる。今回はせっかくなので一番高い4,200メートルからの落下にした。これで料金はプラス120ドル。

写真と動画はタンデムダイビングの相手が撮影してDVDで渡されることになる。やはり映像も欲しいので、ここは撮影付きを選んだ。これで料金はプラス99ドル。(落としたら凶器になるので、自分のカメラを持つことは禁止)

最終的に料金は508ドルになった。約5万円を払ってこんなことをやるのも、多くの人にとっては「馬鹿じゃないのか?」という感じかもしれないが、やはり一度はやってみたい。

女性スタッフから簡単な説明を受け、続いて飛ぶ順番が伝えられる。私だけが1人参加だからなのか、順番は最初だった。ロッカーに荷物を置き、まずは服の上からジャンプスーツ(つなぎ服)を着用。

続いてハーネス装着エリアへ移動し、ここでタンデムダイビングの相手を紹介される。私の相手はボストンさんという若い男性だった。ハーネスを着用し、続いて屋外に出て飛行機の前で「飛び出すときの姿勢」「落下中の姿勢」などについての説明を受けた。

では、いよいよ飛行機に乗り込んで出発。セスナ機には乗ったことがあるが、こういうドアが大きく開くタイプの小型飛行機に乗るのは初めて。離陸すると緊張感が高くなってくる。

飛行機は順調に高度を上げ、グアム島全体が見渡せるくらいになった。周囲はすべて水平線になり、出発した空港が下のほうに小さく見えるが、まだ「グアム島は意外と小さいな」と思うくらいは余裕がある。

やがて飛行機は高度4,200メートル地点に到達した。機体のドアが開けられると、さすがに緊張感が高くなってくる。

今回のグループでは私が最初に飛ぶことになるが、その前に外国人男性1人が飛び出していった。スタッフなのか、またはタンデムではなく1人で飛ぶことのできるプロなのかはわからなかったが、あっという間に小さくなっていく姿を見ていると余計に緊張してくる。それから周囲の景色が変わらないため実感しにくいが、その男性が真下ではなく斜め下方に飛んでいくのを見ると自分が高速度で移動していることを改めて感じる。

では、いよいよ飛び出す時間になった。バンジージャンプなどではときどき躊躇している人もいるが、今回はタンデムでのスカイダイビングなので、まさに有無を言わせず飛び出すことになる。最後に後悔してしまうような性格の人にとっては、むしろこちらのほうが向いているかもしれない。

ゴーグルを着用し、まずは機体の縁に腰掛けたとき、緊張感が最大になった。タンデムの相手が縁に腰掛けているため、私のほうは完全に両足が浮いた状態になっている。両足のはるか下にグアムの陸地が見えるのは、なんともすごい眺め。

そして、特にカウントダウンがあるわけでもなく、いきなり落下開始!

飛行機から飛び出すところをフラッシュ動画にしてみた。スカイダイビング中の写真と動画はタンデムの相手のボストンさんが手首に装着したカメラで撮影している。

落下中の感覚については、これは正直言って実際に体験してもらうしかない。あえて説明すると、最初はふわっとした感覚が数秒間続いて軽くパニックになるが、姿勢が安定すると意外と面白い。実際は高速度で落下しているのだが、落ちているという感覚はなく、ものすごい風圧の中で浮いているような感じ。ボストンさんがぐるぐると回転させてくれたりするので、気持が落ち着いてくると(あくまで落下中は)かなり楽しめた。

予想以上に爽快だった空中落下を終えてパラシュートが開いた。後で動画で確認すると落下時間はちょうど1分ほどだったが、実際の体感時間はかなり短く「もうパラシュートが開くの?」という感じだった。

ここからはパラシュートで降下。そして、スカイダイビングをやったことのある人ならわかると思うが、ここから地上までが予想外に大変だった。この感覚を一言で言うと「酔いそうで気持悪い」。

パラシュートの操作はボストンさんがやるのだが、目的地に正確に着地させるため(あと、おそらくはサービス心もあると思う)落下速度が頻繁に変わる上にぐるぐると回転したりする。パラシュートでの降下など滅多にできない体験なので楽しみたい気持もあったが、それ以上に気分が悪くなってきたので、途中から「いいから早く着地してくれ」と言いたい気持になった。

約5分間のパラシュート降下を終え、ようやく地上に着地。空を見ると、他の参加者がほぼ等間隔でパラシュート降下しているのが見える。急いでハーネスを外し、ボストンさんと一緒に車のほうへ移動した。

やがて他の参加者が次々と着地してきた。最後にスカイダイビングを行った証明書を持ってボストンさんと記念撮影。

ボストンさんたちは別の車で移動するということなので、ここからはスカイダイビング参加者だけで車に乗り込み、事務所へ戻った。事務所に戻ってもまだ気分の悪さが残っていて、他の人に聞いたところみんなそういう思いをしたということだった。

帰国後、アメリカ本土でスカイダイビングをやったことのある人と話す機会があり、その人も同様の話をしていた。自由落下中は爽快な気分を味わえるが、パラシュート降下中はみんな気分が悪くなるらしい。

ジャンプスーツを脱ぎ、水を飲んでソファーに座っていると気分が落ち着いてきた。後は撮影された写真と動画を受け取るだけで、編集が終わるまでしばらく休憩。

編集が終わると、事務所内のモニターにそれぞれ動画が映される。自分の分も他の人に見られるのは何だか恥ずかしい。

DVDを受け取り、これで初めてのスカイダイビング体験は終了。約5万円という高額のアクティビティだが、かなり楽しかった。自由落下中は落ちている感じがしないという話は本当だったし、すごい風圧の中で浮いているのもなかなか爽快なもの。それから、パラシュート降下中に気分が悪くなるというのは意外な発見だった。

またグアムへ来たときはやってみたいものだが、ただし24時間以内にダイビングをやっていないことというのが条件になっているので、短期旅行では両方を楽しめないのが難点。次はグアムでは多分ダイビングをやることになると思うので、いつになるかわからないがまたスカイダイビングをやってみたいと思う。


事務所から車でグアム市街へ戻る。いったんホテルへ戻ってもいいが、行きたい場所があればそこで降ろしてくれるということなのでマイクロネシアモールへ行くことにした。運転手に礼を言って車を下り、モールの中へ。

この時点で時刻は12時。2階のフードコートで昼食にして(今回はフィリピン系)、1階の広場にある装置へ行ってみた。ガラスの中をボールが延々と転がり続けるというもので、動画を載せておく。

グアム・マイクロネシアモールのピタゴラ装置

こういうものをピタゴラ装置というらしいが、私はこれが大好きで、時間を忘れて見入ってしまうほど。密かにグアムのお勧めスポットと思っている。


ショッピングバスでホテルへ戻り、少し部屋で休憩。下の写真は部屋からの眺め。

今回のグアム旅行最大の目的は果たしたので、あとは夕方までプールに浸かったりプールサイドで休憩したりして過ごした。リゾート滞在型の旅行なので、こういう何もしない無為な時間というのもいいものだと思う。

このホテルは「海と一体化したように見えるインフィニティプール」が売りで、確かにそんな風に見えなくもない。

夕方までリゾート滞在を満喫。「これからはリゾート旅行だね。バックパッカーなんてやってられないよ」というハイソな気分。

プールの縁は、こんな感じで水が流れ落ちている。

夕方4時半、タオルを返却して部屋に戻った。


夕方5時半に外出。しばらくDFSギャラリア付近を散策した後、ショッピングバスでマイクロネシアモールへ。なんだかこの場所を頻繁に訪れているが、目的はもちろんフードコート。

クリスマスが近いので、こんな風景も見られた。

フードコートで夕食後(今回は台湾系)、土産物店を見ているとこういうものがあった。私はNHKのどーもくんが世界各地で人気なのが不思議で仕方がない。

夜9時、ホテルに戻った。翌日はナイトスポットへ行く予定にしていて、持参したノートPCでどこへ行くかを調査しておいた。この日は深夜0時半に就寝。

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