コソボ&アルバニア旅行記(プリシュティナ / サーカス)

グラチャニツァ修道院へ行くために利用したプリシュティナのバスターミナル近くで、イタリアの “BELLUCCI” というサーカスがテントを張っていた。旅行先でこういう娯楽を見るのは好きなので、夕方5時半の開催に合わせて再びバスターミナルへ行ってみた。


ホテルで1時間ほど休憩した後、外出してタクシーでバスターミナルへ。タクシー料金は3ユーロ。すでにチケットは買ってあるので、スタッフに見せてから中に入る。こういうサーカスを見るのは、ウズベキスタン(1ヶ所)、キルギス(2ヶ所)に続いて、今回が4ヶ所目。

テントに入るとポップコーン売り場があるが、ここでは何も買わずに会場に入る。

こちらがサーカス会場。キルギスの首都ビシュケクで見たサーカスほどではないが、それでもかなり広い。観客はほぼ満員。

5時半に開演。最初は馬がぐるぐると疾走し、これはかなり迫力があった。天井から吊るされたロープを上っての空中ブランコなど、サーカスでおなじみの場面が次々と演じられる。

ただし、照明は頻繁に変わるしスポットライトは動き回るし団員たちの動きは激しいし、これはプロ用のカメラじゃないときれいには撮れない。このページに載せているのは、何とか見られるレベルの写真。

こちらは回転する振り子に乗る男性団員。ときどき落ちそうになって慌てているように見えるので、観客はもうヒヤヒヤもの。しかし、多分これも演出。

サーカスといえば火と動物。ファイヤーダンスは迫力があって面白い。動物は大きな蛇と可愛らしい犬。

日本ではサーカスを見る機会などほとんどないので、体験できるのは外国を旅行しているときくらい。サーカスを見慣れていないのでどのくらいのレベルの団体かはわからないが、かなり楽しめた。

開演してから1時間、いったん休憩時間になった。この時間にステージに柵が作られていくので、おそらく猛獣が登場するのだろう。

後半の部が開演すると、予想通りトラが現れた。火の輪くぐりなどはなかったが、台から台に飛び移っているのを見るのも面白い。

猛獣の次はマジックショー。人体切断など、おなじみのマジックも実際に見てみると面白い。

最後に出演者がステージに集まって挨拶。ちょうど2時間のサーカスだったが、あっという間だった。残念ながら象はいなかったものの、日本では滅多に見る機会がないだけに、貴重な体験だった。

今後も東欧や旧ソ連地域を旅行する際は、サーカスのテントを見かける機会があると思う。できるだけ中に入ってサーカスを楽しみたい。

サーカスのテントを出ると、すでに薄暗くなってきている。

テントの周囲を少し歩いた後、タクシーでプリシュティナ市街へ戻った。


NEWBORN モニュメントの前でタクシーを下り、マザーテレサ通りを歩いてみたが特に危険そうな感じはしない。

昼間に続いて、レストラン「オーロラ」で夕食にした。注文したのはサラダ、キョフテ、チャイと水で、値段は5.5ユーロ。値段も安いし、このレストランはお勧め。

レストランを出るとすっかり暗くなってきていたので、これでホテルへ戻ることにした。この時間でもマザーテレサ通りはそれなりに人が歩いている。

夜9時にホテルに帰着。翌日はコソボの観光地プリズレンへ移動することになる。この日は0時に就寝。