タオ島滞在2日目。この日は島の近くで午前中2本、午後2本の4ダイブを行うことにしていた。前日は残念ながらジンベエザメは見られなかったが、しかし魚群は見事。この日も前日に続いてたくさんの魚群を見ることができた。
朝6時過ぎに起床。7時にダイビングショップの送迎でホテルを出発し、いったんショップへ行ってから器材の準備を行った。それから、前日と同様の改造トラックで港へ。このトラックは乗っているだけで楽しい。
前日と同様の船に乗り込み、午前中のダイビングに出発。以下、あまりコメントは加えず、ダイビング中の風景を中心に写真を並べておく。
SOUTH WEST PINNACLE
1本目は、前日も潜った「サウスウェスト・ピナクル」。この日も魚影が濃くて、キンセンフエダイやシェブロンバラクーダが乱舞していた。
どちらへ進んでも、必ず魚群にぶつかる。このダイビングポイントは本当にすごい。
遠くにバラクーダのトルネードが見えた。
さらに魚の乱舞。
このポイントに2回も潜ることができ、幸運だった。圧巻の迫力。
1本目のダイビングログは以下の通り。
- 天候:晴
- 気温:32℃
- 水温:29℃
- 潜水時間:48分
- 最大深度:23.5m
- 平均深度:15.9m
- 透明度:15m
SHARK ISLAND
2本目は「シャーク・アイランド」というポイント。水中から突き出した岩がサメの背びれに似ていることが名前の由来だそうで、たしかにそう見えなくもない。
潜行し、島から続く岩棚に沿ってダイビング。ツキチョウチョウウオがきれい。あとウミウシもたくさん。
2日前のダイビングのときも思ったが、ブチウミウシは模様が本当に麻雀牌みたいで面白い。
このポイントで見る風景は「サンゴの箱庭」という感じで、まるで水族館みたい。
ダイビングログは以下の通り。
- 天候:晴
- 気温:32℃
- 水温:30℃
- 潜水時間:59分
- 最大深度:17.1m
- 平均深度:8.2m
- 透明度:15m
午前中の2本を終え、いったん港に戻って昼食。港の周辺に食べ物を売っている店が並んでいて、各自が好きなものを買ってきて船て食べることになる。
ここではチキンベーコンサンドイッチとコーラ(110バーツ)を買い、昼食後も出発時刻まで散策してみた。こういうところを歩き回るのも楽しい。
CHUMPORN PINNACLE
午後の1本目は「チュンポン・ピナクル」。タオ島から8キロほど北側にあり、ジンベエザメが出現することもある外洋のポイントになる。
この日も残念ながらジンベエザメには遭遇しなかったが、しかし魚影の濃さはすごかった。ダイビング中は常に魚群に囲まれているような感じ。
キンセンフエダイの群れ。
他にこのポイントで見たのは、テルメアジ、オオクチイケカツオ、ツムブリ、ツバメウオ、カワハギなど。
タカサゴの群れ。
しかし、すごいポイントだった。さすが「タオ島を代表するポイント」と言われているだけあって、魚影の濃さは圧巻。
ダイビングログは以下の通り。
- 天候:晴
- 気温:32℃
- 水温:28℃
- 潜水時間:49分
- 最大深度:26.2m
- 平均深度:17.1m
- 透明度:15m
LIGHTHOUSE
タオ島での最後のダイビングポイントは、2日前にも潜った LIGHTHOUSE というポイント。今回のダイビングは、最初と最後が同じポイントになった。
水面からボートを見上げるのも、これが最後。
このポイントは地形が面白い。岩場のサンゴを見ながらゆっくりと移動。
見上げると、水面を通して差し込んでくる太陽の光がきれい。
今回のダイビングではワイドの写真ばかり載せていたので、マクロの写真もいくつか紹介。最初の青いヒトデは、全身を毒針で武装したオニヒトデ。見た目から推測できる通り、かなり危険な生き物。
今回のダイビングでは何度も思っているが、ブチウミウシの模様は本当に麻雀牌みたいに見える。進化って面白い。
後は、枝サンゴの上をゆったりと移動しながら魚の群れを楽しんだ。
名残惜しいが、そろそろ浮上。
ダイビングログは以下の通り。
- 天候:晴
- 気温:32℃
- 水温:30℃
- 潜水時間:48分
- 最大深度:11.3m
- 平均深度:6.7m
- 透明度:15m
これで、今回のタイ旅行でのダイビングが終了。ボートで港に戻り、改造トラックでショップへ移動した。ここで器材の洗浄、ログ付け、器材の片づけを行い、器材をまとめて車に積み込んだ。ショップのスタッフの人たちに「夕食のときにまた来ます」と伝えてから、送迎車でホテルに戻った。
30分ほど休憩し、夜7時に外出。2日続けてダイビングショップに併設されたレストランでの夕食を選んだのは、ガイドさんや他のダイバーの人たちとの会話が楽しかったため。
歩いて行く途中に見かけた風景がこちら。瓶入りのガソリンが道端で売られているなんて、日本ではありえない。
これはタイではよくある風景だそうで、バイクをレンタルしている人が「ちょっとだけ足したい」と思ったときなどは便利そう。しかし日本人からするとカルチャーショックを受ける。もし店が火事になったら次々と爆発しそう。
あちこちの店にある瓶入りガソリンを見ながら歩き、ダイビングショップに着いた。ここで、前日と同様に日本人のテーブルに加わって夕食。注文したのはこちらのカレー。
ガイドやダイバーの人たちと会話しながら食事したが、世界各地の海の話を聞くと面白い。行ってみたい場所が次々と増えてしまう。
カレーはもちろんおいしかったが、もう少し食べたいと思ったのでビーフンの炒め物を追加で注文した。この日の夕食代は2品で300バーツ。
実は、この日の4本でダイビング本数が通算199本になった。そのことを話すと「あと1本潜って200本目をここで祝えばよかったのに!」と言われたが、あえて200本にしなかったのは長崎県の五島列島で200本を迎えたかったため。
五島列島は個人的に一番好きなダイビングポイントで、帰国後に五島でのダイビングを予定していたため、そこで200本になるように調整していた。周囲の人たちに「五島はいいですよ」と伝え、「楽しい夕食でした。タオ島にはまた来ます」と話してからショップを後にした。本当に、いつかまた来たい。
夜10時過ぎにホテルに帰着。翌日はサムイ島へ戻るが、途中のパンガン島にちょっと面白そうな寺院があり、そこへ行ってみることにしている。この寺院の風景ついては、次のページで。